|
▼百合奈さん:
はじめまして。
発達障害当事者の30歳女性です。
>最近男性陣の露骨な
>性的な質問が増えて
>正直不愉快な当事者20代の百合奈といいます。
私は、男性陣のそういった質問に関しては、あまり気にならないタイプのようです。
というより、鈍感なのかもしれない…
ふと、思い出したことを書きます。
高校生の時、同じバスに乗っていた見知らぬ男性から声をかけられたことがありました。
「ちょっといいですか?一緒に来てくれませんか?」と言われたので、言葉の通りに「はい、わかりました」と答えて一緒に歩き始めました。
しばらく無言で歩いた後、その男性は暗くて細い路地に入って行き、奥のほうで私を振り返り、「ちょっと、すみません」と言って手招きをしました。
そこでようやくハッとなり、恐怖心が湧き上がってきて逃げました。
痴漢にあっても、私の場合、反応が普通の女性とは少し違うようです。
「ん…?なんか変だな?」から「あれ、これはもしかして…」までの間隔が長すぎて、気が付いた時には、痴漢の行動がエスカレートしてたりします。
人に話すと、「それ、やばいよ」と引かれますが、当時は何がやばいのか、わかりませんでした。
今でこそ、男性にとっては「抵抗しない」=「受け入れている」という意味にとられることがあるのだということは理解していますが…
(「受け入れていた」のではなく「反応が遅れた」だけだったのですが)
>調べてみると発達障害者には「性不全」が多いという
>ことがでてきたからです。
当事者の自分は「性不全」という認識はありませんが、発達障碍者の中には、性的関心が希薄だったり逆に極端に奔放だったりする一方で、コミュニケーション能力の問題ゆえに、警戒心とか恐怖心とかが正しいタイミングで生じず、不用意に異性に近づき、相手を勘違いさせて性的被害に遭うといった例も少なからずあるのではないでしょうか。
私も、過去の自分の行動を振り返ってみて、「たしかに、やばかったよなあ」と思うことがけっこうあるのですが、それは、大人になってさまざまな「情報」を得てからのことです。
「情報」があることによって、「そうか、男性はこういう考えを持ち、自分にこういうことを求めているのか」ということが頭で理解することができ、自分の行動に責任を持たなければという意識をもつきっかけになる場合もあるのではないでしょうか。
そうすれば、無用なトラブルに巻き込まれる可能性も減るのでは…と思いました。
|
|