アスペルガーの館の掲示板

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[#4000] 「からかい」の見極め方 Chiquitita 05/2/20(日) 3:34 [未読]

[#4090] Re:「からかい」の見極め方 Chiquitita 05/2/23(水) 1:38 [未読]
[#4130] Re:「からかい」の見極め方 ゆーりん 05/2/24(木) 0:36 [未読]
[#4131] Re:「からかい」の見極め方 Chiquitita 05/2/24(木) 2:16 [未読]

[#4090] Re:「からかい」の見極め方
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/23(水) 1:38 -

引用なし
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   コメントありがとうございます。

▼wentさん:
>▼Chiquititaさん:
>>そして、私は彼らの目論見どおり、いつも先に手を上げてしまっていたのでした。
>>
>>しかし実際には、それでもお咎めを受けていたのはいじめっ子の連中です。言葉で揺さぶりを掛けるのに、Chiquititaが負い目に感じているものを並べまくる、という陰湿さが先生方やいじめっ子連中の両親を怒らせたのでしょう。
>
> 私もしょっちゅう言われていました。「いじめじゃなくて、ふざけでしょ。ジョークのわからない暗い子ではいけません」と。また、口ではうまくいえないから、私が先に手を上げていました。
> ただ、私の場合は、言葉で揺さぶりをかけたほうはお咎めを受けませんでした。

私の場合、相手がお咎めを受けたのは私に身体障害という、致命的ともいえるハンディキャップがあったのが理由でした。
実は私の凄まじいいじめも、最初はたいしたことはありませんでしたが、全校規模に拡大するきっかけとなったのが、転校した翌月(室蘭では8月の中旬から2学期が始まるので、公立校では全国一夏休みが短い)の8月に、体育の授業で平均台から転落事故を起こしたことでした。みんながバランスよく歩いている平均台で転落、そればかりか左腕まで骨折したことで、「Chiquititaの運動能力は幼稚園児以下」という評判が学校中だけでなく近所にもいっぺんに広まり、よその学校の生徒や幼稚園児までいじめに加わるようになりました。
そして、いじめっ子が骨折した左腕を蹴っ飛ばしたために、左ひじが変形し、35年後の今も古傷が痛むことがあります。

PTAの間でも、「Chiquititaは相変わらず優等生だけど、あれでもし勉強の成績が平凡だったら、普通の小学校に通っているのが間違いじゃないのか?」という陰口がまことしやかに伝わっていました。

>「おまえは大袈裟だ。」「おまえに何の落ち度もなければ、そのようなことは言われない。」「人を責めるよりも、自分を責めなさい。」「簡単に腹が立ったり悲しくなったりするようじゃいけません。それらの感情が湧かないように、努力しないといけません。」という言葉を、私が大人から浴びるだけでした。
>「言いたい人には言わせておけばいいだけじゃないの。無視すればいいだけのことよ。」と、何度も言われました。しかし、その言葉は、私にとっては何の説得力もない言葉でした。

私はこの台詞を、オフクロに言われました。「Chiquititaの身体障害&発達障害を熟知している」と自負しているオフクロがこの体たらくだから、何をかいわんやです。

>私は子供の頃、いじめとふざけの違いを次のようにとらえていました。
>「役割の交代があるのはふざけで、それがないものはいじめ」と。
>例えば、私が子供の頃、「ドリフターズのギャグはいじめを助長するものだ」と主張する大人が少なからずいました。しかし、私は、そのギャグは単なるふざけだと思っていました。
>何故なら、そのギャグは、最初は「いかりや長助が他のメンバーを振り回す」所から始まります。しかし、いつの間にかメビウスの輪みたいに、「いかりや長助が他のメンバーに振り回される」展開になっていきます。つまり、「役割を交代して、ふざけあう」と思っていたからです。

余談ながら、この展開が、あの名台詞「ダメだこりゃ」に集約されているのかもしれませんね。
そして、この展開そのものも、いかりや長助がリーダーであるに相応しい、計算しつくされた演出だったように、今は感じられます。

> 他の人がやる場合、「ちょっとしたからかいと悪意のあることばとで、表情や口調等といった非言語的なものが違ってくる」というところがあるのだと思います。
> そして、他の人は、それらの言葉をかけるときもかけられるときも、非言語的情報も同時に瞬時に読み取っているのだと思います。
> 一方私は、そのような非言語的情報の、読み取りにも発信にも難があるのだと思います。それ故、「言葉そのものだけ」に反応してしまうのだと思います。

こういったエピソードで毎回連想されるのが、吉田兼好作「徒然草」の#45「えのきの僧正」の段です。「えのきの僧正」のニックネームが気に入らないとそばにあった木を切り倒した結果、ニックネームが「きりくひ(切り株)の僧正」に変わり、ますますけしからんと根っこを掘り返したら、その後に水がたまってできた池にちなんでニックネームが「堀池の僧正」となった、という有名なエピソードです。

私自身、小学校に入るまでは他人からニックネームで呼ばれたことがなく、本名で呼ばれないことがそれだけでも不快感の元になっていました。それでも当時夢中になっていた「太陽にほえろ!」でも使われていた「ゴリさん」とか「マカロニ」とかだったら案外気に入っていたかもしれませんが…

また身体障害がそれだけでも奇異の目で見られていたというのもつらかったです。

>いじめだと認識した大人からは、「どうしておまえがいじめられるかわかるか。それは、おまえが変わっているからだ。普通になるように努力しないからだ。」ともしょっちゅう言われていました。
>「身体の動きがぎこちないこと」「声や口調が風変りであること」「芸術やスポーツが、信じられないくらいに下手なこと」「他の子供が興味を持つことに、全然興味を持たなかったこと」「理数系の好きな女の子であったこと」が、「変わったことである」というふうに、私は認識しました。
>その状態で、「大袈裟だ」「人を責めるより、自分を責めなさい。」「感情が湧かない人間にならないといけません。」と言われたほうが、私にとっては辻褄の合うものになります。
>確かに辻褄は合うのですが、やはりこれらは、精神衛生上よいものとはならないと思われます。

私の場合はオフクロからこれらの台詞を言われているので、余計トラウマになっているのかもしれません。さすがに親だからあまり鋭い口調ではありませんでしたが、私の人間としてのプライドどころか、アイデンティティも傷つけられてまさに生き地獄でした。
今まで親元で暮らしていたので、慣れっこになっていましたが、いよいよ親離れの段になって、オフクロのとんでもない誤解に気付いてしまい、また私の心も揺れ動いています。
ASが社会に関心をもたれるようになってからまだ日が浅いので、致し方のないことだと思いますが、もっと早くからASのことが話題になっていれば、と思うと、いじめのPTSDを半分以下にできたかも知れず、また42歳でも恋愛ができないという状況もありえなかっただろうし、やりきれないです。

[#4130] Re:「からかい」の見極め方
 ゆーりん  - 05/2/24(木) 0:36 -

引用なし
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   ▼Chiquititaさん:
ゆーりんです。

ちょっと子供がインフルエンザで、ばたばたしているうちに
書き込みがたくさんあって、どこにレスをつけていいやら
わからなくなりました。

掲示板というのに慣れてないので、失礼があれば
お許し下さい。

ところで、Chiquititaさんがお母さんに対して思われている
事で、自分自身にもある事なので、書かせていただきます。

>私の場合はオフクロからこれらの台詞を言われているので、余計トラウマになっているのかもしれません。さすがに親だからあまり鋭い口調ではありませんでしたが、私の人間としてのプライドどころか、アイデンティティも傷つけられてまさに生き地獄でした。
>今まで親元で暮らしていたので、慣れっこになっていましたが、いよいよ親離れの段になって、オフクロのとんでもない誤解に気付いてしまい、また私の心も揺れ動いています。
>ASが社会に関心をもたれるようになってからまだ日が浅いので、致し方のないことだと思いますが、もっと早くからASのことが話題になっていれば、と思うと、いじめのPTSDを半分以下にできたかも知れず、また42歳でも恋愛ができないという状況もありえなかっただろうし、やりきれないです。

Chiquititaさんが、お母さんの言われた事でとても傷ついていらっしゃるのが
良くわかります。

私自身、一人っ子で、当時は身体が弱く、とても内向的な性格だったため、親
(特に父)に厳しく育てられたため、今だに、あれは、虐待に近いものがあったのではと、心の傷になっています。
父にすれば、厳しく育てないと、この先、兄弟もいなくて、親もいなくなった
時、こんな性格では、どうやって生きていくんだ、という心配のあまり
だったのだと思いますが、父親が感情的になりやすい性格だったせいもある
と思います。それでも、きげんの良い時は、とても優しい父だったので
小さい時はお父さん子でした。

母親は、子供の頃から身体が弱く、そのせいか、動作がのろくて
要領が悪く、性格もとても後向きな人で非常に心配症で、世間知らずで、
父の言いなりで、とてもいやでした。

父はそんな母に対して、いつも怒ってばかりで、私は子供心に、
母のようになりたくない、と思って育ちました。
これは、たぶん、私が母と同性だったからだと思います。
私が男だったら、きっと父のようになりたくない、母がかわいそう
と思ったのではないでしょうか?

とにかく、私に対して過干渉で、思春期の頃から
こんな家にいたくない、と思っていました。

今でも、親に対して、なかなか感謝の気持ちがわかないので
この年にして困ったものだと思うのですが、あの時持ち続けていた
恨みのような感情はありません。

自分が母親になってみると、子育てがどんなに大変なものか
身にしみて感じるからです。

子供にとって、親は世界のすべてみたいなところがありますが
私自身は、子供が期待するほど、良くできた人間ではないので
こうやって、うろうろ悩みながら生きています。
間違った事も言うし、するし、しんどい時には、「ちょっと
黙って!」と怒ってしまう時もあります。

Chiquititaさんも、お母さんに恨みなどは持たれてないと思います。
むしろお母さんの事は、とても愛してらっしゃるのだと思います。
お母さんも同じだと思います。
母親にとって息子というのは、とてもかわいいものです。
(うちは、女の子がいないのでわかりませんが、男の子はかわいいです)
Chiquititaさんのお母さんも、かわいい息子のためを思って、あえていろいろ
言われたのだと思います。
Chiquititaさんのお母さんは、以前の書き込みで読ませていただきましたが
まわりからもいろいろ言われながら本当に良くがんばられたと思います。

きっと今のように、ASについて知られていれば、お母さんも
もっと違った対応をされていたでしょう。

私自身、ついこの前ASについて、知ったばかりで、今まで
たくさん子供を傷つけてきた(と思う)ので、Chiquititaさんが
お母さんに対して思われてる事が、私が自分の子に言われているような
気がして、つらいです。

先日、子供としゃべっていて、私の言い方が理解できてない
と感じる事がありました。それまでなら、見過ごすか、
「なんで、わからないの?良く聞きなさい」と言ってたと思いますが
「ああ、この子はこんな事がわからないんだ。」と気付いて、今まで
その事に気付かなかった自分に愕然としました。

子供の事はわかってるつもりでも、的はずれなことってあるものです。

今からをスタートに、もっと子供の事を理解できるようがんばります。

Chiquititaさんも、お母さんのことをどうかわかってあげて下さい。
その当時の社会が悪かったのです。
今からをスタートに、がんばって下さい。

[#4131] Re:「からかい」の見極め方
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/24(木) 2:16 -

引用なし
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   コメントありがとうございます。

▼ゆーりんさん:
>掲示板というのに慣れてないので、失礼があれば
>お許し下さい。

大丈夫ですよ。どちらかというと私のほうがまめすぎるのかもしれないですね。

>Chiquititaさんが、お母さんの言われた事でとても傷ついていらっしゃるのが
>良くわかります。
>
>私自身、一人っ子で、当時は身体が弱く、とても内向的な性格だったため、親
>(特に父)に厳しく育てられたため、今だに、あれは、虐待に近いものがあったのではと、心の傷になっています。
>父にすれば、厳しく育てないと、この先、兄弟もいなくて、親もいなくなった
>時、こんな性格では、どうやって生きていくんだ、という心配のあまり
>だったのだと思いますが、父親が感情的になりやすい性格だったせいもある
>と思います。それでも、きげんの良い時は、とても優しい父だったので
>小さい時はお父さん子でした。
>
>母親は、子供の頃から身体が弱く、そのせいか、動作がのろくて
>要領が悪く、性格もとても後向きな人で非常に心配症で、世間知らずで、
>父の言いなりで、とてもいやでした。
>
>父はそんな母に対して、いつも怒ってばかりで、私は子供心に、
>母のようになりたくない、と思って育ちました。
>これは、たぶん、私が母と同性だったからだと思います。
>私が男だったら、きっと父のようになりたくない、母がかわいそう
>と思ったのではないでしょうか?
>
>とにかく、私に対して過干渉で、思春期の頃から
>こんな家にいたくない、と思っていました。

やはりこういった経験を聞かせていただくと、反抗期の経験のない私でも、親子関係で経験していることは決して私だけが特別のケースではないと感じて、安心します。

>今でも、親に対して、なかなか感謝の気持ちがわかないので
>この年にして困ったものだと思うのですが、あの時持ち続けていた
>恨みのような感情はありません。
>
>自分が母親になってみると、子育てがどんなに大変なものか
>身にしみて感じるからです。

この点に関しては、私もこれから恋愛→結婚→子育てといった経過をたどることで子育ての大変さを経験することになるでしょう。私も積極的に子育てに関与していきたいと考えておりますゆえ、(というより、親父が子育てに関しては消極的だったので同じ思いは子供にさせたくない、という意識があり)今までに得た知識を役立てていきたいと思います。

>子供にとって、親は世界のすべてみたいなところがありますが
>私自身は、子供が期待するほど、良くできた人間ではないので
>こうやって、うろうろ悩みながら生きています。
>間違った事も言うし、するし、しんどい時には、「ちょっと
>黙って!」と怒ってしまう時もあります。
>
>Chiquititaさんも、お母さんに恨みなどは持たれてないと思います。
>むしろお母さんの事は、とても愛してらっしゃるのだと思います。
>お母さんも同じだと思います。
>母親にとって息子というのは、とてもかわいいものです。
>(うちは、女の子がいないのでわかりませんが、男の子はかわいいです)
>Chiquititaさんのお母さんも、かわいい息子のためを思って、あえていろいろ
>言われたのだと思います。
>Chiquititaさんのお母さんは、以前の書き込みで読ませていただきましたが
>まわりからもいろいろ言われながら本当に良くがんばられたと思います。
>
>きっと今のように、ASについて知られていれば、お母さんも
>もっと違った対応をされていたでしょう。

このコメントを通しで拝見させていただきましたが、私の現在の心理状態を適切に代弁していただいていることを感じました。
オフクロにしても、思ったほどASを理解していないことにはショックを感じていますが、それでも理解には前向きなので(今まで勘違いしていたことが多かったのを認めてくれている)お互いが理解し合えるのは時間の問題ではないのかな、とさえ考えています。

>私自身、ついこの前ASについて、知ったばかりで、今まで
>たくさん子供を傷つけてきた(と思う)ので、Chiquititaさんが
>お母さんに対して思われてる事が、私が自分の子に言われているような
>気がして、つらいです。

おそらく、ゆーりんさん以外の方も同じようなことを感じているのかもしれませんね。決して私とオフクロの間でしか起こらなかった「レアケース」ではなく、どの親子関係でも起こりうることだと考えると、私のほうも一人でもがいていないで思い切ってこの場で打ち明けたほうが正解なのかな、とも思います。

>先日、子供としゃべっていて、私の言い方が理解できてない
>と感じる事がありました。それまでなら、見過ごすか、
>「なんで、わからないの?良く聞きなさい」と言ってたと思いますが
>「ああ、この子はこんな事がわからないんだ。」と気付いて、今まで
>その事に気付かなかった自分に愕然としました。
>
>子供の事はわかってるつもりでも、的はずれなことってあるものです。

私も、これから子育てに臨むに当たって、自分の子供であっても所詮他人の心は掌握できないものだと考えて取り掛かりたいですね。

>Chiquititaさんも、お母さんのことをどうかわかってあげて下さい。
>その当時の社会が悪かったのです。
>今からをスタートに、がんばって下さい。

ありがとうございました。涙が出るほど嬉しいお言葉です。
人間関係の悩みを解決するためにこのWebサイトに訪れて3年、また一つ大きな収穫がありました。\(^o^)/

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