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>アカシアさん
はじめまして。早く寝過ぎたためこうして起きてしまいました。
アカシアさんの心のままにしたら良いと思います。
ご自分の人生はご自分の物です。
感想も入ってしまいます。意見と言うほどではありません。
柳美里さんという、機能不全家庭テーマばっかりで小説を書く方をご存知でしょうか。
この方が頭に浮かびました。
でも私はそんな小説を読みこんでいるわけではありませんが。
お父様がともかくどーしよーもない方で、結果、家族がみんな離れて行って、一人で暮らしている中、美里さんは、それなりに複雑な思いを抱えつつも、尋ねていったら笑顔で会話ができる関係を続けていた(十年前情報)ようです。
機能不全家庭の人というのは、ASあるなしに関わらず、人との距離を取るのがすごく下手だそうです。
近過ぎても病み、遠過ぎても病んで、代償行為をいろいろやらかすようです。
代償行為とは、自分に利益の無い、害のある行動も入ります。
理性とは別に、そういう衝動が出てくるみたいなんです。
アカシアさんも、頭では、絶縁したいという感情が今は勝っていても、もし原因不明で病んでいくようなことが今後起これば、原因の情報を集めるために、お父様と再会することもあるかもしれません。
でも、罪悪感は持たないで、自立した子どもとして、親はほどほどに利用していいと思います。
ほどほどにです。
自分からは連絡を取っても、お父様からの連絡には一切応えないくらい、自己都合を優先してもいいくらいに思います。
ASの中の、ある一群の人たちは、人と適切に距離を取る能力が不足している場合があります。
だから、それで問題が起き過ぎる場合は、まわりが主導的になって距離を取って、問題が起きない程度に離れたり、必要に応じて接触したりするものなんです。
ASの人にそれを調節するのは難し過ぎてできないだけなんです。
ちなみに、私にはそういう調節機能を補助や助言してくれる人間がいないため、私は人と近付きたい感情は、極力、極端に封印しているつもりです。
ASは、基本、極端な言動をして生きるため、私も自分の能力内で、最善の選択をしているだけです。
国が、知的に高いASを助ける体制を整えない限り、こうするしかないんです。
たぶん、お引越しの過程で、お父様はご自分を世界一の悲劇の主人公みたいに、文句をたれていかれるんじゃないかという気がしますが、アカシアさんは、体調にも影響が出ているので、離れる正当性があります。
そして、家族から愛想を尽かされて一人暮らしをするASは多数存在しますので、人としてひどいことをしているわけではありません。ここは、客観的に、頭においといてください。
でも、お父様がからんできても、ご自分の正当性や権利を、とうとうと述べて反論する必要はありません。
言われたから言い返しても、どちらかが納得して平和に議論が終わる可能性は無いからです。主張の食い違いを平和に終息させる能力が無いのが、私達ASなんです。
心が決まったら、お引越し準備は始めて良いと思います。
お母様に、なるべくご自分の準備に専念してもらえるように、アカシアさんの身の回りの物は、アカシアさんがこそこそとまとめておくと、後で楽だと思います。
お友達などに、落ち付いていて信頼できる人で、両親の離婚を経験している人がいたら、引っ越し準備の分からないことを相談してみてもいいかもしれません。
何を優先して持ち出すべきか、何なら後で取りに帰っても問題ないかなど、私も分からないです。
私の子どものころは、親の離婚と言うと何もかもを失うような、ハイリスクなことという時代背景がありました。
でも、アカシアさんは、あまり極端な覚悟をしなくていいと思います。
人生を投げ打つとか、犠牲になるとか、一匹オオカミになるとか、そういう考え方は、一見、愛はありますが、長期で見るとあまり健康的では無いんです。
勉強する手段はあります。
ご自分で判断して、進学もしてください。
就職も、自活もしてください。
アカシアさんに必要なら、子どもには、お母様とも離れて暮らす権利があります。
うまく言えませんが、ご自分の人生を、生きてくださいね。
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