|
▼Nahoさん:
>連続投稿になってしまってすみません。困り事が多いので、相談させて下さい。
>何週間か前からなのですが、私のことを好きだと言う男性がいて、まだ彼女はちょっと無理だと曖昧な言い方をしてありますが、相手はそのうち恋人になる前提でといった様子で仲良くしています。
>いわゆる一目惚れというんでしょうか、私の見た目ですぐに好きになったそうです。>私にはどこも長所がないと言うと「美人で優しいところが好き」だと言います。
>でも内面は鬱持ちのアスペです。前の投稿で皆さんが「アスペは個性のひとつ」と言ってくださったので「極度にコミュニケーションを取るのが苦手なだけ」「鬱も極端に悲観的なだけ」と思うようにしたいのですが、相手は「鬱」だとか「アスペ」というものが間違いなく私に該当したらどう思うか分かりません。
>それ以上に私のような、突然パニックになったり、過剰に人付き合いが苦手な人間が、恋愛なんてしないほうが良いのではないか、と考えています。
うん………。
なんていうか……、いい話、いい経験だとは思うんですけど、Nahoさんの冷静な自己分析を読むと、いい風向きじゃなさそうな予感に従った方が良さそうな気がします……。
いや、いい人生経験なんですよ。
まず、何も予備知識が無い人に「美人」「優しい」と評価されたわけですから。
Nahoさんの日頃の社会適応努力は評価されているんだと。
それはお祝いしていいことだし、指示的でスパルタなカウンセラーさんの言うことも聞いて、真面目に努力してきて偉かったねえ、と、ご自分を誉めていいと思うんですよ。
(話しは脱線しますけど、指示的な話をするのを表立って目的にした支援って、ティーチングっていうらしいです。ティーチングは答えを教えてしまう。コーチングは本人の中の答えを引き出す。カウンセリングは泳がせて泳がせてそれに冷静に寄り添う、みたいな。 ………カウンセリングって名付けながら指示的な話をしちゃうのは、一種の裏稼業なのかなあ??)
発達障害はマイナス評価ばかりを受けて生きるだけじゃなく、努力してたらいい側面を評価される日もたまに来る、という経験を、実体験できたわけじゃないですか。一つステージクリアというんでしょうか、これは、ご自分の中で、こっそり祝っていい体験だと思いますよ。
でもね、反対って言いたいわけじゃないですけど、Nahoさんの中にまだまだ迷いは多そう。
心療内科とか心の問題で医療にかかったことのある人の中にもいろいろタイプがいらっしゃって、人生の試練や経験に次々に攻撃的に向かっていける(ここの掲示板の中にもま○い○そ○と○さんとか凄いつわものもいたんですよ。ユーンさんもプレない芯をお持ちの人だと思う。)人もいます。
でも折れやすくて、あんまり新しい刺激や試練をもらうのが負担で負担でしょうがない人もいます。
>私が何を言っても彼はいつも前向きなことを言ってくれます。
これに対する真意?も分からないんですよね?
極端に言うと『男性の生態ってよく分からないから、これを機会にモルモットのように観察しまくってやろう。せっかくだから後学のために価値観とかの聞き取り調査もしよう。異性と遊ぶマナーを身に付けるための練習台にも、一般の人の感覚を知るための実験台にもなってもらおう!』みたいな、前向きな利用なんて、Nahoさんはとてもじゃないけどできない、わけですか?
一枚上手を行くとか、そういう気分に自分を引き上げるなんて、まだ難しくてとても無理な段階、というのでしょうか?
……うーん、ASのNahoさんに理解できるように、その青年が真意を細かく、詳しく話せるようになって、Nahoさんを安心させてあげられるようになる日は来そうなんでしょうか?
そんな見込みのありそうな、そんな潜在能力がありそうな、手応えとかが、日頃から見られる青年なんでしょうか?
たとえば基礎知識が全くない(外国とかの)集団や、文化、学問分野、新システムなんかに、すぐ、相手が答えやすそうな質問を作って尋ね、把握し、想像力を駆使して、要領をつかみ、適応し、なじみ、親しみを示し、使いこなし、既にある人間関係の中に入っていける、高い適応能力の持ち主なんでしょうか?
私達発達障害は、一般とは違うカルチャー、世界観を持っています。
どうしても仕方無く、やむおえなく、苦しみながら持ったものです。
入ってきて理解してもらうなら、同質の人間にならなくていいから、新しいカルチャーを予備知識として習得してもらわないと、困る場面が出てくる気がします。
逆に、私達やNahoさんが、これを『捨てろ』と望まれても、脳みそを捨てるわけにはいかないので、無理なんです。
その青年に、上記のことができそうな見込みがあるのかが、気になります。
少女との会話に不慣れな少年にありがちな、とりあえず同調しておく、とりあえず誉めておく、Yesと言っておく、のが真相だったら、二人両方ともに、努力の燃料切れになる日は来そうな気がします。
それで、もしあまり平和で上手なお別れの仕方ができなかったら、その青年の口から、お節介な野次馬お友達たちが、なにがあったか聞き出そうとするかもしれません。若いって、そういう無神経なところを、だれかしら持ってるものなんです。
(おばさん世界でもそうかな………。でも大抵、頭が切れて各方面をフォローできる上手な人が仕切りますけど。)
>私の中ですごく矛盾しているというか、複雑な思いです。一人でいじめに耐えたり家庭問題を抱えているのは辛いので、とても精神的なサポートが欲しいですが、そんな厄介なことを恋愛に求めていないのではないかと思うんです。もっと他の普通の恋人みたいに遊んだり、楽しいことばかりを求めていたら私は「見掛け倒し」といいますか、がっかりな女です。
Nahoさんだけじゃないです。その青年の甲斐性もがっかりな男性になりますね。
評価されるだけの立場じゃないんです。この場合はNahoさんからも評価する立場なんです。
Nahoさんは「申し込まれた」立場のほうなんです。自分のニーズに合わなかった男性だった、とがっかりしていいんです。厚かましさとか何もありません。自分をしっかり持っていいですよ。
>それから、彼は内面なんて関係なく、ただ自分の好みの容姿だった人ならなんでもいいと思っているんじゃないかとも考えてしまいます。
>なんでも悩みを真剣に聞いてくれたらいいなという理想はありますが、男性はそんなめんどくさいことはどうでも良くて、ただ彼女がいれば気分がいいのかなと思うと、これ以上関わらないほうがいいんじゃないかと悩んでます。
若い……^^; うん。お二人とも若いわぁ……。
個人的にはtabbyさんのレスはとても深いヒントだと思います。
私も学びたいくらいですよ。
>>まさか「彼に応えてあげなくちゃ!」て思い込んでます?
>>恋愛(恋愛でも何でもでしょうが)は”歩み寄りの精神”が大切
>>「…のために応えてあげなきゃ!」というのは優しさでもなんでもなく、ただの受身になりかねません。ただの受身の恋愛は、それこそ仰るようにストレスが溜まるので長続きしません。
ご自分が走って追いつくだけじゃ恋愛じゃなく。
相手にだけ歩んでくる権利も、立ち止る権利もあるわけじゃなく。
お互いが、歩みたい時に歩み寄れ、寄ってきて欲しかったところに来てくれたらありがとうっていうことなんでしょうか?
よかったら、Nahoさんのお気持ちに留めておくと良いヒントだと思いました。(*^_^*)
私の理解力ではもう無理なんですけどね。
何が寄っていって正解なのか、何が待ってて正解なのか、結論まで討論しないと分からない。
後出しで正解が分かるのはダメ。
一度正解だったものがコロコロ変わるのはもってのほか。
波風立たないように反応が無くなるのももってのほか。
観点を変えて見れば、私が身に付けられなかった能力を、若いNahoさんが身に付ける機会なのかもしれませんね。
もっと若いASが出てきたときに、恋愛のアドバイスができるAS当事者がもう一人増えるのかもしれません。
|
|