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▼ネフェルさん:
>私の場合「今日 幼稚園の給食であなたは何を食べたの?」という形で質問をされると答えるのが楽なのですが
>
>「今日幼稚園で何したの?」と言われると幼稚園に関する最近の記憶を全部思い出してしまうことがあります
質問には「開かれた質問」と「閉じられた質問」があるそうで。
閉じられた質問とは、ひとつの問いにひとつの答えとなる質問。
開かれた…とは、自分の意見(感情を含む、これが実は大きい)を含めたさまざまな反応を求められる質問です。
このことばはカウンセリングの技術的な用語で、本来、カウンセリングは相手からさまざまな思いや意見を引き出すことが求められるので、「開かれた質問をするように」と指導されます。
しかし、
自分の感情を含め、自由に話せと言われることが実は発達障害にはとっても難しい…ことが多いかな。好きなことなり延々話すけど…(^_^;)。お子さん方だと、作文が苦手という子が実に多いです。型にはまったものならなんとか書けても、「これについてどう思ったか」が中心となってくると、もうお手上げ…になっています。
臨床心理的なアプローチの限界、といったところかなと思います。
PDDのお子さんには「閉じられた質問」(一対一対応のやりとり)をうまく使いつつ(=構造化)、関わっていますが、もともと「開かれた」は健常でも困ることが多い、というかつきつめられることなので、状況次第でしどろもどろになること、多いと思います。意外と健常でも、カウンセリング場面でこのての質問には、めちゃくちゃになること経験しています。(含:自分自身)
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