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はじめまして。
私はアスペルガーと診断をされている中学生の母です。
今カーネーションさんがとてもショックを受けられてることが伝わってきます。
でもまだ絶望するには早すぎます。
そばで我が子のサポートを長いことしてきて実感してるのは、アスペルガー症候群か否かという診断名をはっきりさせることじゃなく、本人の能力のどこに得意苦手があるのかをはっきりさせることだと思っています。
子供だとWISC(ウィスク)、成人だとWAIS(ウェイス)という発達検査があるのですが、健常の場合全体的に能力差の凹凸が少なく、発達障害傾向がある場合は能力の凹凸差が激しく出るようです。
IQ値の高低そのものが問題なのではなく、低い部分が突出してる事が実際の生活では問題になるケースが多いんですよね。
発達障害、特に自閉圏の場合、どうしてもコミュニケーションや対人関係にばかり目が行きがちになるんですが、この先 より大事になってくるのは能力の凹凸、つまり実際の仕事の実行能力のほうではないかな・・
仕事がうまくいかないと職場の人間関係もプライベートも余裕が無くなり上手く回りづらくなります。逆にいえば仕事自体に問題がなければ、他の事にも対処するだけの余裕ができるということなんですね。
職場はあくまで仕事場ですから、学生のような友達づきあいとは違う価値観がいるんですね。
もちろん職場の人間関係に困難さがあるのは辛いし働きづらいですが、たぶんそれ以上に問題になりやすいのが仕事への適性のような気がします。
自分で何が人よりも苦手なのかそれがあらかじめわかっていないと、合わない仕事についてしまったり、頑張ってるのに叱責されてしまったり失敗を重ねてしまったり、で周囲も自分も必要以上に傷ついてしまう危険性があるからです。できるかぎり、それを回避したいですね。
今なら検査したり支援センターなどに相談することで、失敗しにくい選択をしていける可能性が広がりますよ。
検査をしてみたら診断の境、グレーゾーンというケースもけっこうあるようですが、診断の有無にはこだわらずに発達検査をまず受けられてみてはいかがでしょう。
病院でも受けられますが、発達障害支援センターなど各機関でも臨床心理士さんがいらっしゃる所なら検査してもらえますよ。
応援しています。
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