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▼西丸さん:
こんばんは。はじめまして。マキナを名乗っています。自閉者です。
私にも、肉体的に難病があるので、なんとなくスレッドが気になり
ましたので、返答いたしますね。
西丸さんは、医療関係のお仕事なのですか?もし、自閉傾向があると
子供の頃から、ある程度訓練を受けていないと人と接するのは難しい
かと、思います。
仕事としては、データをひとりでとって、研究成果を論文に仕上げたり
するような感じのお仕事の方が、西丸さんにとっては良いと感じます。
私が診断を受けたのは、最初、自閉症支援団体の方に相談した事からです。
自分では自覚があまりなかったのですが、私の子供に問題があり、問診を
みると「これって、私?」でしたし、子供の為に発達障碍の勉強を1年
くらいしてみて「え?これって、私?」と、なりました。いずれにせよ
みかけでも「綺麗に歩けない」などの問題があったので、支援団体の方に
医師を紹介してもらいました。医師は数分で「発達障碍がある」と
見抜きました。後はMRI検査、脳波検査、RI検査で、診断がおりました。
知能検査は受けたのですが、どうも、あまり役に立たず、私も若い頃に
「統合失調の可能性」などしか出ませんでした。
知覚過敏などは治りませんが、脳の交通生理をするような投薬で少しは
ましになりました。後は、とにかく「危険は回避、工夫」で、乗り切って
います。私の場合は、体に色んな特徴が出ていたので、簡単に診断は
出ましたが、自分で「これは、かなり正確かも」と、思ったのはRI検査
です。値段は高いですが、(SPECともいいますね)みかけで症状が出て
いない発達障碍者でも、脳の血流量で、使っている部分、使っていない
部分が実に分かりやすく結果が出ます。脳神経科では、アルツハイマー
などを中心に考えるので、先に、発達障碍を診る事ができるような
医師を探して、検査結果は貸し出し可能なので、カラーコピーでもとって
色んな医師の見解をきいてまわるのも、ひとつの手です。
つまるところ、発達障碍は治りません。加齢と学習から傍目には軽減しても
根治的な事は変化がありません。それに、診断されても免罪符にもなりません。
ただ、苦労の背負い方を似たような人たちと意見交換する事で、何らかの
指針にはなります。とても時間もお金もかかりますが、西丸さんが
どうしても困っている事を軽減させたいという熱意があるのなら、努力して
医師にかかる意味はあると思います。
私は、全部わかるまで3年かかりました。それでも、良かったと思っています。
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