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[#4908] 前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性 ジョン 05/3/17(木) 14:11 [未読]

[#5004] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... nobody knows 05/3/22(火) 20:15 [未読]
[#5057] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... ジョン 05/3/24(木) 8:00 [未読]
[#5080] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... nobody knows 05/3/24(木) 19:44 [未読]

[#5004] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 nobody knows  - 05/3/22(火) 20:15 -

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   ▼ジョンさん:
こんにちわ
nobody knowsです

前頭前野については、ついこの前、書き込んだばかりでした。
扁桃体を中心とした「古い脳」と大脳皮質の「新しい脳」の関係、
古い脳は喜怒哀楽という感情に限りなく近く、より人間の本能に近い感情と、
前頭前野の、より人間的な感情のコントロール。
それは理解しているつもりでしたが…

>先生は、その講演の中で、前頭前野は(健常者の場合)活性化することができ、その方法は、単純な計算、音読などがある、と研究の成果を紹介しています。

これがちょいと驚きで(^_^;)
この頃、「百マス計算」、「脳の活性化」等、いろいろ脳に関する本は出てきていますが…
疑問1.
前頭前野は、人間の人間たる最も高度な部分であるはずなのですが、「単純計算」と前頭前野の関係性は?
疑問2.
音読と前頭前野の関係性。恐らく音読のよる「文章理解」と関係あるのでしょうが、
音読すれば「活性化」するの?
という思いを持ちました。

ジョンさんにいろいろ言うことではないと思いますが、もし、なにかありましたら
教えてください(*^_^*)

[#5057] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/24(木) 8:00 -

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   ▼nobody knowsさん:
>▼ジョンさん:
>こんにちわ
>nobody knowsです
>
>前頭前野については、ついこの前、書き込んだばかりでした。
>扁桃体を中心とした「古い脳」と大脳皮質の「新しい脳」の関係、
>古い脳は喜怒哀楽という感情に限りなく近く、より人間の本能に近い感情と、
>前頭前野の、より人間的な感情のコントロール。
>それは理解しているつもりでしたが…
>
>>先生は、その講演の中で、前頭前野は(健常者の場合)活性化することができ、その方法は、単純な計算、音読などがある、と研究の成果を紹介しています。
>
>これがちょいと驚きで(^_^;)
>この頃、「百マス計算」、「脳の活性化」等、いろいろ脳に関する本は出てきていますが…
>疑問1.
>前頭前野は、人間の人間たる最も高度な部分であるはずなのですが、「単純計算」と前頭前野の関係性は?
>疑問2.
>音読と前頭前野の関係性。恐らく音読のよる「文章理解」と関係あるのでしょうが、
>音読すれば「活性化」するの?
>という思いを持ちました。
>
>ジョンさんにいろいろ言うことではないと思いますが、もし、なにかありましたら
>教えてください(*^_^*)

ジョンです。返信が遅くなり、済みませんでした。
[#4965]に紹介したページです。
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi17/mm17-45.html
に紹介されていますが、音読によって、右の前頭前野が赤く表示され、
血流が多くなり、活性化されていることが分かると思います。
MRIで測定したら音読の場合、活性化されることが分かった、
ということで、その理由が分かっていないところが、まだ
未知の分野なのだと思います。先生の説明によりますと、
文字を発音に変え、発音を耳で聞き、聞いた音を理解する、
というサイクルが活性化させる、と説明しています。

[#5080] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 nobody knows  - 05/3/24(木) 19:44 -

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   ▼ジョンさん:
お返事ありがとうございました。m(_ _)m
早速読んでみました。
「基礎的学習」が「前頭前野」を活性化する、なるほど…。

脳の局在的な機能を同定することから始まった脳科学が、一度それを否定して可塑性というものに入り、かえって混迷を深めたようで、さらにそこから脱却しようとしている、そんな感じがしてきました。

脳の話自体、具体的な検証がこれからのことなので、傍証的な解釈しかできないのですが。

たしかにLDのお子さん達と他の発達障害の関係性は臨床的に指摘されているわけで。

先の話を逆に言えば、
「基礎的学習」が入りにくいLDの子たちは、「前頭前野」が活性化されにくく、そのため他の発達障害とクロスしている
ということになりますね。

これを臨床的に生かすならば、

発達障害のお子さんにおける認知特性のばらつきを、未診断ゆえにLDという仮説のもとで指導を始めることが多い私たちの「学級適応」や「教科補充」という観点の指導が、発達障害にとっても大切な社会性に結びつく事になる

ということかなと思います。

ある意味、LDのみかなと思われるお子さんと、他の発達障害のお子さんとでは、個別指導計画における長期・短期の方針を「転換」させていたのですが、そこにもまさに「連続(スペクトラム)」を考えてもいい結果になる。

これは、新たな視点かもしれない。(*^_^*)

脳科学と実際の臨床とのリンクが本当に大切ですね。
臨床に携わる者は、たえず最新の研究を知っておかないと…。
やっぱり、この領域は深いものがありますねえ。

ちなみに、「読書」の有効性もご紹介頂いたページにありました。
私は、子どもの頃、「読書オタク」でした。
「読書」によって、友人との関わりを避けていたのかも、
「読書」は、空想癖の助長だったのかも
「読書」を勧めた両親の、「字」に親しむことは「頭がよくなる」というという思いこみに自分がのっかったのかも
なんていうネガティブなイメージが、
もしかしたら、ポジティブになれるかもしれないというおまけつき。(*^_^*)

ありがとうございました。

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