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▼東郷室長さん:
>9月の国会に、発達障害者支援法案提出の予定と始めて聞きました。やっぱり、法案可決から本格的な福祉制度の整備まで数十年ぐらいかかるんでしょうね。
はじめまして。
行政は、何をやるにも時間がかかります。大昔の薬害や公害の病気の
当事者でさえ
「まるで当事者が亡くなって、いなくなるまで待ってるの?」と、
疑ってしまうような事も多いです。
私は30代の終わりにようやく自分の発達障害を知りました。結果としては
家族(血縁者)との関わりはなくなりました。仕事も転職やアルバイトで
食い繋ぐ生活を続けてきました。それでも、じたばたしていくうちに
できなかった事も減りましたし、障害を知るにつれ、自分のコントロール
に役に立つようにしています。自助努力にはもちろん限界があります。
なにをどうやっても、無理な事もあります。それに、自分ができたからと
人に押し付けるのは自分の主義ではありません。定型発達者であろうと
能力は、ばらばらですから。
逆に憂いているのが、おそらく発達障害、及び、傾向を持つ人間は行政が
把握している人数の何倍、もしかすると何十倍にもなっていくと思います。
行政の方向としては「あまりにも数が少ない病気に対しては動かない」と
「数が多すぎるのにも動かない」という性質があります。
以前は、人格障害については、行動によって障害者手帳も交付されて
いましたし、生活保護も受けられましたが、現在は、よほどの事がない
限り無理で、逆に「犯罪に対する責任能力」に診断の主旨が傾いている
そうです。(知人の話なので、狭い視野です。全体像ではありません。)
現在も、結局支援団体によっては、「親の努力」を頼りにしている所も
多くあります。私は親の会のサークルに入っていますので、子供の事に
関する情報は集まってきました。
東郷室長さんは、まだお若いのですね。こうやって、パソコンを使い、
文字を入力できる能力があるという事は、諦めるには早いと思います。
私の子供にも障害があります。でも、可能性は諦めていません。
自分は年ですけど、自分の事もまだ諦めていません。
試行錯誤しながら、情報を集めながら、どうか、何ごとも諦めずに
生活していってください。
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