アスペルガーの館の掲示板

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[#4704] 頭の中で「音読」している マナミ 05/3/10(木) 12:41 [未読]

[#5509] 本当の「黙読」 SUN 05/4/6(水) 11:46 [未読]
[#5538] Re:本当の「黙読」 nobody knows 05/4/7(木) 19:46 [未読]
[#5555] Re:本当の「黙読」 SUN 05/4/8(金) 19:29 [未読]
[#5541] Re:本当の「黙読」 秋桜 05/4/7(木) 20:53 [未読]
[#5554] Re:本当の「黙読」 SUN 05/4/8(金) 18:47 [未読]
[#5556] あ、まちがえました SUN 05/4/8(金) 19:45 [未読]
[#5565] 音読すると意味のない「音」でしかなくなる ゆみこ 05/4/9(土) 14:27 [未読]
[#5566] 書き忘れました ゆみこ 05/4/9(土) 14:30 [未読]
[#5572] Re:音読すると意味のない「音」でしかなくな... SUN 05/4/9(土) 19:52 [未読]

[#5509] 本当の「黙読」
 SUN  - 05/4/6(水) 11:46 -

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   こんにちは。

> わたしは、最近気がついたことがあります。
> 文字が目に入ると、頭の中で音読している(もじの通りの自分の声が聞こえる)
> ことに気がつきました。そして、みんなもそうだと思っていました。

昨日友人と脳の情報処理スピードについて話していたら、たまたま友人から同じような話が出ました。

その友人は大学のある言語学の先生から、「本を読む時に頭の中で音読している(音声に換えている)のは本当の黙読とは言わない」「小学校1,2年ぐらいまでの間に黙読の練習しておかないと、なかなか黙読ができなくて、成長しても本を読むスピードが上がらず、大量の資料を読まなければならない時に困る」と言われたそうです。
その先生が言う本当の「黙読」とは、頭の中で文字を読み上げずに視覚だけで文字を追う読み方で、その場合は頭の中で音に直さないんだそうです。
小学校で音読の練習ばかりしていると、黙読しようとしてもつい頭の中で読み上げてしまって、なかなかスピードが上がらないそうです。
その友人も先生に言われて初めて自分が頭の中で音読していた事に気付いたそうです。

遅くなりましたが、ちょうど話題に上がっていたので、又聞きですが書かせていただきました。

[#5538] Re:本当の「黙読」
 nobody knows  - 05/4/7(木) 19:46 -

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   ▼SUNさん:
こんにちは。

>その友人は大学のある言語学の先生から、「本を読む時に頭の中で音読している(音声に換えている)のは本当の黙読とは言わない」「小学校1,2年ぐらいまでの間に黙読の練習しておかないと、なかなか黙読ができなくて、成長しても本を読むスピードが上がらず、大量の資料を読まなければならない時に困る」と言われたそうです。

このご指摘、とても考えさせられました。
というのは、
学校では、低学年こそ「音読重視」で、
高学年になってはじめて「黙読」が出てきます。
低学年の宿題の半分は、「音読」です。

>その先生が言う本当の「黙読」とは、頭の中で文字を読み上げずに視覚だけで文字を追う読み方で、その場合は頭の中で音に直さないんだそうです。
>小学校で音読の練習ばかりしていると、黙読しようとしてもつい頭の中で読み上げてしまって、なかなかスピードが上がらないそうです。
>その友人も先生に言われて初めて自分が頭の中で音読していた事に気付いたそうです。

小学校の教育が脳科学を参考にしなくてはいけない時代に来ているのかなと思いました。

[#5541] Re:本当の「黙読」
 秋桜 メールホームページ  - 05/4/7(木) 20:53 -

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   ▼SUNさん:

はじめまして、秋桜と言います。ASでかつ休業中の言語聴覚士(ST)です。
これを読んでいて思い出したことがあるので書かせていただきます。

私は他の所にも書いたのですが、実は日本語を文字から覚えました。そのため4,5歳で既に黙読が可能でした。これには周囲の人達も驚いていたようです。

小学校に上がってから不思議だったのは、「どうしてみんな、黙読できないんだろう」ということと、「どうして音読しないと意味を取れないんだろう」ということでした。私にとって音読という課題は全く意味が分からない物でした。

言語聴覚士になる勉強をして現場で働くようになって、ようやく「ああ、音読って音−文字の関係を強化するための物だったんだ」ということが分かりました。通常の場合、音声言語→文字言語の順なので音のイメージから文字情報を処理していき、そして文字だけで情報を処理するようになるのです。

ところが私の場合、文字言語→音声言語で学習したので文字はあくまでも文字なんです。だからSUNさんがおっしゃるとおり本を読むスピードがかなり早く、薄い雑誌なら30分位で読み終わってしまいます。また活字中毒の傾向があり、電車に乗っているといつも中吊りを半ば強迫的に読んでいます。

むしろマナミさんと逆で疲れてくるとテレビのお笑い番組のように頭の中に音声に対応する文字が出てきます。さらに疲れてくると音声が全て「ドレミ」のような音階になってしまいます。

ちなみに私の姉は一時プロのピアニストを目指していた人なので、曲を聞くと楽譜が頭の中にイメージされるのだそうです。さすがに私はここまではできませんが、音符を読むと一応頭の中にメロディーは流れます。

[#5554] Re:本当の「黙読」
 SUN  - 05/4/8(金) 18:47 -

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   秋桜さん、こんにちは。
館にはお世話になっております。
言語の話と脳の話に興味があるので、秋桜さんの投稿は興味深く読ませて頂いています。

>私は他の所にも書いたのですが、実は日本語を文字から覚えました。

母語を文字から覚えて後に音と結びつけたというのは、言葉と音声がなかなか切り離せない私にはすごい事に思えます。
私は幼稚園に入る前に誰も教えていないのにいつの間にか勝手にひらがなや数字を覚えていて親がびっくりしたそうなんですが(こちらにはそういう方が多そうですが)、誰も教えていなくてただ目で見て覚えただけならそのままでは音声とは結びつかないでしょうし、人から見て「文字を覚えている」とわかったという事は多分同時にその文字がどの音を表すのかも覚えてそれを読みあげるなどしたのだと思われるので、どうやって何で覚えたのか、自分でも興味があるのですが、まだ確認していません。

>小学校に上がってから不思議だったのは、「どうしてみんな、黙読できないんだろう」ということと、「どうして音読しないと意味を取れないんだろう」ということでした。

私は、本を読む時には目で見ながら頭の中で音声に変換しているのに、
実際に声に出して音読すると、秋桜さん同様、書かれている内容がまったく把握できなくなるんです。
音読すると意味がとれなくなるのは小学低学年の頃に気付いて不思議でした。
私の場合は、耳からフィードバックされる自分の声が脳内で認識される頃には、すでに目はその先を読んでいるので、その声が目から入る文字を読み上げている頭の中の声をかき消したり、二つの声が混乱して理解できなくなるのかと思うのですが、わかりません。

>また活字中毒の傾向があり、電車に乗っているといつも中吊りを半ば強迫的に読んでいます。

私も強迫的な文字中毒でした。
いつからかはわかりませんが、20代始めぐらいまでは、道の看板でも部屋に落ちてるチラシでも、目に入る文字は何でも読まずにいられなかったんです。それを頭の中で音にして読み上げていたかどうかは定かではないですが。

>むしろマナミさんと逆で疲れてくるとテレビのお笑い番組のように頭の中に音声に対応する文字が出てきます。

そういえば10代の頃は、人が話すのを聞くと脳裏にその会話が文字になって流れ、自分が話す時には頭の中で作文を書くように文を書いてその文章の映像を読み上げていました。
いつもそうだったのかどうかはわからないのですが、中学の時にそれに気付いて周りの人に聞いたらそんな事はしないと言われました。
でも、文字を読み上げていたにしては、当時の私はすごい早口で、テープレコーダーの早回しのようだと言われ、早すぎて聞きとれないとしょっちゅう言われていました。
その頃は本を読むのも音に直しているにしては人より早く、声に出して読む音読も早かったです。
一度、授業で教科書を音読するように言われた時、他の人は一段落ぐらいずつ読んで交代しているのに、私だけ一章まるまる読み終えてもストップがかからず、先生に「まだ読むんですか?」と聞いたら「早すぎてどこを読んでいるのか目がついていけなかった。どこまで読んだ?」「この章を読み終わりました」「ええっ!もうそんなところまで!」とすごく驚かれたのを覚えています。

>さらに疲れてくると音声が全て「ドレミ」のような音階になってしまいます。
>ちなみに私の姉は一時プロのピアニストを目指していた人なので、曲を聞くと楽譜が頭の中にイメージされるのだそうです。さすがに私はここまではできませんが、音符を読むと一応頭の中にメロディーは流れます。

脳の視覚情報や音声情報の変換は、十数年前に養老孟司先生の本を読んで以来興味を持っています。
視覚←→音声の話とはまた少し違うんですが、幼少時からそろばんをしていた知人がいて、数字を見聞きすると瞬時にそろばんの珠の映像に変換されるそうで、カレンダーを見てもそろばんの珠が並んでいるように感じ、電話番号を聞いてもそろばんの珠が浮かび、電話番号を思い出す時には頭に浮かんだ珠を読み上げるんだそうです。
そろばんをされている方にはそういう方が多いのでしょうか。
脳の中の情報処理の過程は人それぞれで興味深いです。

[#5555] Re:本当の「黙読」
 SUN  - 05/4/8(金) 19:29 -

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   nobody knowsさん、こんにちは。

>このご指摘、とても考えさせられました。
>というのは、
>学校では、低学年こそ「音読重視」で、
>高学年になってはじめて「黙読」が出てきます。
>低学年の宿題の半分は、「音読」です。

私は小学校低学年の頃、音読がすごく得意でスラスラ読めて、会話の部分は芝居のセリフのように感情を込めて読んだので、
他のクラスメイトがつっかえながら一文字ずつ読んだり棒読みになったりするのがとても不思議でした。
私に必要なのは音読の練習じゃなく黙読の練習だったのに、得意だったので音読ばかりして、ますます文字と音が一体化してしまい、黙読できなくなってしまったのかもしれません。
高学年になって授業中に「では声に出さずに黙読してください」と言われても、黙読とはどういうものなのかの説明は受けないままだったので、ただ声を出さずに読めばそれが黙読なんだと思っていました。
おかげで、成人してから速読法を知って練習したのですが、どうしても音が浮かんでしまい、文字を画像だけで捉えるのが難しくて、すぐにあきらめてしまいました。

>小学校の教育が脳科学を参考にしなくてはいけない時代に来ているのかなと思いました。

脳科学もまだまだ研究途上のようなので、まだ先になりそうですね。

[#5556] あ、まちがえました
 SUN  - 05/4/8(金) 19:45 -

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   ああ、すみません! 読み間違えていました。

>>小学校に上がってから不思議だったのは、「どうしてみんな、黙読できないんだろう」ということと、「どうして音読しないと意味を取れないんだろう」ということでした。

「どうして音読すると意味を取れないんだろう」と読んでしまって、秋桜さんが音読したら意味がとれなくなるのかと思って、私とおんなじだと思ったのですが、違いましたね。すみません。
一般には言葉の獲得は音声言語から入るので、文字を覚えたての子どもは、目で見る文字を音読して音に直さないと意味が取りにくいのですね。

私は「本当の黙読」ができないのに、「本当の音読」(頭の中の音読じゃなく)をしたら意味がとれなくなるので、なんかハンパですね。

[#5565] 音読すると意味のない「音」でしかなくなる
 ゆみこ  - 05/4/9(土) 14:27 -

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   上の方でチキティータさんにレスしているゆみこです。

SUNさんの書いてらっしゃること、私も同じです。
私も活字中毒で速読です。(速読、というのは後で知ったことで、視覚で両ページをパッと見て理解する方法は皆そうだと思っていました)
それから、

>「どうして音読すると意味を取れないんだろう」と読んでしまって、秋桜さんが音読したら意味がとれなくなるのかと思って、私とおんなじだと思ったのですが、違いましたね。すみません。

私もいつもという訳ではないんですが、音読して意味が取れないことが多いです。
子どもに読み聞かせしていて、(新しく出されたもので私自身が読んだことのない、定番ではない)絵本一冊終えるとしますよね、自分で声を出して、それも子どもに分かり易いようにはっきりした口調で読みます。
で、子どもに「○○はあの時どうしてそうしたのかなあ」と聞かれて私は全く答えられないのです。
一冊まるごと読んでおいて、どんな物語だったのか知らないままです。
まるで夢遊病者のようです。
音読すると「意味を理解しよう」との意図がそがれてしまう気がします。

でもこれはASだからとかではなく、定型発達の人であっても、こういう傾向を持つ人間がいる、というだけのことではないかと私などは思っています。
耳から入って覚えた歌を口ずさむとき、人はほとんど歌詞の内容を気にしてはいない、みたいなことは割りと多いように思えます。

[#5566] 書き忘れました
 ゆみこ  - 05/4/9(土) 14:30 -

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   >一冊まるごと読んでおいて、どんな物語だったのか知らないままです。

これなんですが、「内容を理解しよう」という気があれば知ることが出来ます。
でも音読+理解となると黙読よりずっとずっと疲れます。
(疲れたくないのと興味がないのとで、子どもの絵本は全く理解しないまま・・)

[#5572] Re:音読すると意味のない「音」でしかなくなる
 SUN  - 05/4/9(土) 19:52 -

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   ゆみこさんこんにちは。

>上の方でチキティータさんにレスしているゆみこです。

上の方のゆみこさんの
「「日常会話する時」に音読している感覚があります。
話そうとする時まずは文章を文字にして頭の中に描いている気がします。」
というのを読んで、以前の私とおんなじだーと思いました。

>でもこれはASだからとかではなく、定型発達の人であっても、こういう傾向を持つ人間がいる、というだけのことではないかと私などは思っています。

そうかもしれませんね。
最初は、音読したら誰でも書いてある内容が理解できないものだと思っていたんですが、
ある時、先生に音読させられた後、「では何が書いてあったかな?」「はあ? 今読んだのにわからないのか?」とあきれたように言われたので、普通は音読しながら意味も取れるものなのかと思ったのです。

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