|
▼SUNさん:
はじめまして、秋桜と言います。ASでかつ休業中の言語聴覚士(ST)です。
これを読んでいて思い出したことがあるので書かせていただきます。
私は他の所にも書いたのですが、実は日本語を文字から覚えました。そのため4,5歳で既に黙読が可能でした。これには周囲の人達も驚いていたようです。
小学校に上がってから不思議だったのは、「どうしてみんな、黙読できないんだろう」ということと、「どうして音読しないと意味を取れないんだろう」ということでした。私にとって音読という課題は全く意味が分からない物でした。
言語聴覚士になる勉強をして現場で働くようになって、ようやく「ああ、音読って音−文字の関係を強化するための物だったんだ」ということが分かりました。通常の場合、音声言語→文字言語の順なので音のイメージから文字情報を処理していき、そして文字だけで情報を処理するようになるのです。
ところが私の場合、文字言語→音声言語で学習したので文字はあくまでも文字なんです。だからSUNさんがおっしゃるとおり本を読むスピードがかなり早く、薄い雑誌なら30分位で読み終わってしまいます。また活字中毒の傾向があり、電車に乗っているといつも中吊りを半ば強迫的に読んでいます。
むしろマナミさんと逆で疲れてくるとテレビのお笑い番組のように頭の中に音声に対応する文字が出てきます。さらに疲れてくると音声が全て「ドレミ」のような音階になってしまいます。
ちなみに私の姉は一時プロのピアニストを目指していた人なので、曲を聞くと楽譜が頭の中にイメージされるのだそうです。さすがに私はここまではできませんが、音符を読むと一応頭の中にメロディーは流れます。
|
|