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ネフェルさん、SUNさん、はじめまして。
私もBGMが苦手な一人です。知っている範囲でお話させて頂きますね。
>いったい脳のどの機能に関する能力が低いとこういう状態になるのでしょうか?
脳の注意機能が関わっています。
一般的に注意と言うと「気をつける力」というイメージじゃないかと思うのですが、実際にはもう少し幅広い概念があります。例えば・・・
・ターゲットに意識を集中させる能力
(例;騒がしい飲み会で相手の言葉を聞き取る)
・意識を適度に割りふって、同時進行させる能力
(例;音楽を聴きながら、考え事をする。会話をしながら、メモにまとめる)
・気を散らさない能力
・集中する対象を切り替える能力 などなど
大まかに言うと、目標に対して適切な量の意識を向けて、その集中を安定させつつ、他の刺激は適度にシャットアウトする。そんな能力達がまとめて注意と呼ばれています。
SUNさんも仰っていたように、ASやADHDだと刺激を取捨選択して意識を向けるのが下手なことが多いみたいですね。ASは同時処理(〜しながら能力)を苦手としやすいそうで、以前、秋桜の部屋でも「同時処理と継次処理(〜してから能力)」についてふれられていましたね。
>考えたり自分の判断を求められる作業でなければ 音楽をかけると作業能率が上がることはあります
頭を使うことほど、必要な意識(=注意)の量が増えると思うので、高い同時処理能力が求められるという事だと思います。逆に体で覚えるくらい作業に慣れてしまえば、思考に必要な意識の量が少なくなるので、ある程度のことは同時に出来るようになるんじゃないでしょうか。
私も同時処理が苦手なタイプでして、目や表情に注目しながら話を聞いていると負荷がかかってわーっとなったりします。(真剣に聞きたい内容だったり、長い話だったりすると特に)
そういう時は、目を見ながら頭を使わないあいづちをうったり、自然に目をそらすためにメモを取るふりをしたり・・・とごまかして、注意を向ける対象を一つずつ(継次処理)に近づけるようにしてます。聞きたい話ほど聞く気がなさそうな様子になるなんて、困った体質です(笑)。
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