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▼わるなすびさん:
お久しぶりです。新生活はいかがでしょうか?
ADHDの場合は注意のコントロールが困難になるとよく書いてありますが、ここで大切なのは注意のコントロールというのは感情のコントロールとも密接に関わっているということなのです。だから注意のコントロールの問題で感情がどんどんたかぶってしまう(=躁状態)の人が躁状態の改善薬を服用すれば感情が落ち着くというのはあり得ると思います(ただし全てのケースが当てはまるとは限りませんが)。
てんかんについては一度脳波検査を受けてみててんかん波が出ているかどうかを確認してみるといいでしょう。自閉症のお子さんの場合てんかんを伴っているケースが約3割と言われています。てんかん発作がなくてもてんかん波が出ていることもありますので、機会があったら受けてみるといいと思います(ただし小児の場合なかなか寝なくて取りなおし、という事もありますし、寝るために薬を使って時間もかかるので1日がかりになります)。
投薬に関しては医師によっても意見が分かれています。でもどの医師も言うのは「投薬はあくまでも対処療法だ」ということです。投薬で落ち着いて刺激を受け入れられるよう体調を整えつつ、やはり家庭や学校・幼稚園・保育園といった日常生活で丁寧にお子さんと接していくことも同じくらい大切だと言われています。
向精神薬の投薬の目安は5〜6歳と言われていますし、用いる薬の種類によって方針が異なります。また向精神薬を使わない投薬療法もあります。医師を探される際には1つの治療法に固執せず、状況に応じて対応してくださる医師が望ましいと思います。また投薬について丁寧に説明してくれることも大切です。
色々書きましたが、結局一番大事なのはお子さんにとって一番いいと思われる方法をわるなすびさんやご主人がよく考えてご自分の意思で選択されることだと思います。
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