アスペルガーの館の掲示板

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[#5724] 新学期のあれこれ Sting 05/4/18(月) 10:47 [未読]

[#5741] ありがとうございます Sting 05/4/18(月) 22:38 [未読]
[#5754] Re:ありがとうございます 秋桜 05/4/19(火) 13:00 [未読]
[#5781] Re:ありがとうございます Sting 05/4/20(水) 10:07 [未読]

[#5741] ありがとうございます
 Sting  - 05/4/18(月) 22:38 -

引用なし
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   ▼秋桜さん:
書き込みありがとうございます。

本当を言うと、とても不安定になっています。
こうして書き込みできるだけ、先週よりマシなのですが。
今も、近所の夫婦が喧嘩する怒鳴り声が聞こえて辛いです。
いつもにも増して、静寂が欲しいです。

スーパーでの買い物もきついです。
あの、安っぽくアレンジされたBGMを聞くと、
それだけでパニックを起こしかけます。
せっかく常備している耳栓を取り出すのさえ忘れます。
あの嫌な音楽が耳にいつまでも残って困ります。
音楽のアレンジで生活していらっしゃる方がいることを
理論上は理解しているのですが、
体が拒否します。

年度の変わり目、長期の休み等は、私にとって悪夢の時です。
表向き、楽しそうに過ごすこともできるのです。
また、必ずしも楽しくないわけではありません。
でも、非日常の疲れがたまり、
ある日ほんの些細なできごとで爆発してしまいます。
夫には、
「そこまで溜めてしまう前に、何かサインを出してくれ〜。」
と言われました。


>新学期はやはり気疲れしますよね。私も長期休みの前後は生活の変化に体が付いていけず、よく不安定になっていました。
>
>就職してからもやはり大きな変化があると身体がたちまち反応してしまい、それが積み重なって今回の病気になったのだろうと考えています。

秋桜さんも本当に大変だったのですね。きっと、ぎりぎりまで頑張ってしまわれたのでしょうね…。

>摂食の中枢は非常にデリケートでストレスに敏感に反応すると言われています。特に女性の場合はその傾向が強いそうです。

摂食障碍の本をかなり読みましたが、発達障碍と関連付けて書かれた物は私の知る限りほとんどありませんでした。
逆に、発達障碍の本に見られる摂食障碍の記述は
「発達障碍者の場合、拒食になることはあるが、過食になることは極めて稀。」
と書いてありました。
全然、納得できませんでした。
拒食と過食は、紙一重です。
秋桜さんは、発達障碍と摂食障碍の関係について、何かご存知でしょうか?
もし。お時間がありましたら、教えてください。
医学の進歩は、まだまだ現実の私たち障碍者に追いついていないと痛感しました。

>しかし20歳で子宮内膜症になり、その治療の後遺症で拒食や過食に悩まされました。私の場合は女性ホルモンの影響で起こったものらしく(脳の女性ホルモンを司る所と摂食中枢は近い場所にあるため)、治療が一段落ついてからもなかなか収まりませんでした。やはり食べ過ぎると吐いてしまってけっこう大変でした。
>
>夫と暮らし始めてからもしばらく続いていましたが、化学調味料アレルギーが出てからは食べられる物が限られてきて大分落ち着きました。また、今回消化器系の疾患になって食欲が落ちているし、嘔吐すると逆流性食道炎が治らない、ということもあって身体もやらないように制御しているみたいです(でもたま〜にやってしまうこともありますが、仕方のないことと諦めています)。

お辛そうですね…。「吐いてしまう」というのも、苦しいですよね。
どうぞ、お大事に。

>外からは落ち着いて見えていても内面では色々悩みますよね。
>私も昔を知っている人たちに言わせると「本当に変わったね」ということらしいのですが、何らかの折り合いをつけて生活しているだけで本来の自分は全然変わっていないと思います。

そうですよね、私も、かつての激しさは極力抑制しています。
でも、まだ、周囲を戸惑わせるような怒り方をしてしまったり、
外で自分を抑えすぎて、帰宅後大パニックを起こしたりします。
もともとの自分は同じなんですよね。

[#5754] Re:ありがとうございます
 秋桜 メールホームページ  - 05/4/19(火) 13:00 -

引用なし
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   ▼Stingさん:
こんにちは、秋桜です。

>本当を言うと、とても不安定になっています。
>こうして書き込みできるだけ、先週よりマシなのですが。
>今も、近所の夫婦が喧嘩する怒鳴り声が聞こえて辛いです。
>いつもにも増して、静寂が欲しいです。

どこかStingさんが避難できる、静かな場所があるといいですね。わたしがよくやる気分転換は車を走らせてお気に入りのカフェに行き、お茶を飲んでボンヤリする、本屋へ行って本の香りを嗅ぎながら本を読むといったことです。ショッピングセンターも近所に何ヶ所かあるのでウィンドーショッピングを楽しんでいます。

>スーパーでの買い物もきついです。
>あの、安っぽくアレンジされたBGMを聞くと、
>それだけでパニックを起こしかけます。
>せっかく常備している耳栓を取り出すのさえ忘れます。
>あの嫌な音楽が耳にいつまでも残って困ります。
>音楽のアレンジで生活していらっしゃる方がいることを
>理論上は理解しているのですが、
>体が拒否します。

辛い時期だけでも宅配等家から出ないで買い物する、というのは難しいでしょうか。私は普段から生協を利用しているので買い物が億劫な時にもネットで注文できて便利です。

>年度の変わり目、長期の休み等は、私にとって悪夢の時です。
>表向き、楽しそうに過ごすこともできるのです。
>また、必ずしも楽しくないわけではありません。
>でも、非日常の疲れがたまり、
>ある日ほんの些細なできごとで爆発してしまいます。
>夫には、
>「そこまで溜めてしまう前に、何かサインを出してくれ〜。」
>と言われました。

本当に辛いとサインを出すのも難しいかもしれませんね。でも行事予定表などで休みなどのスケジュールは分かるでしょうから、前もってご主人に「そろそろ長期休みで不安定になりやすい時期だから」とお伝えしておけばいいと思います。

>>就職してからもやはり大きな変化があると身体がたちまち反応してしまい、それが積み重なって今回の病気になったのだろうと考えています。
>
>秋桜さんも本当に大変だったのですね。きっと、ぎりぎりまで頑張ってしまわれたのでしょうね…。

今まで理解してくれていたドクターがいたので働きやすかったのですが、去年ちょうどその方が転勤されてしまい、他の訓練士も家庭の事情で辞めたりして本当にてんやわんやだったのです。主治医には私がアスペルガーだということは言っていないのですが、事情を話したら「そんな過酷な状況だったらあなたのように体が弱い人は辛いだろうし、続けていたら誰だっていつか倒れるよ」と言われてしまいました。

>秋桜さんは、発達障碍と摂食障碍の関係について、何かご存知でしょうか?
>もし。お時間がありましたら、教えてください。
>医学の進歩は、まだまだ現実の私たち障碍者に追いついていないと痛感しました。

発達障害で摂食障害のケースは多いと思います。仕事で多くのお子さんにお会いして来ましたが、全く食に興味がないか、食べ過ぎで太り過ぎかのどちらかが多かったです。

食に興味がない子はまず食事の習慣を身につけてもらうことが大変です。指導していたケースではまず食事の時に家族と一緒に椅子に座る、一口でも食べたら褒める、遊び出したら食事を片付ける、といったことから始めます。中には咀嚼や嚥下といった基本的な食事の動きが未熟であるために、うまく噛んで飲み込めないというケースもあったので、離乳食の中期〜後期くらいの段階まで下げて再学習してもらうこともありました。

大事なのは「少しぐらい食べなくても元気なら大丈夫!いざとなったら高カロリー栄養食もあるし」と親もある程度大らかな気持ちになってもらうことでした。やはり気にしすぎるとそのピリピリ感が子どもにも移ってしまってよけい食事への興味が薄れてしまうのです。

もちろんお菓子やジュースを与え過ぎて「全然食べないんです」という、親にも問題があるケースもあったので、栄養士と協力して「まずおやつとジュースを減らしましょう」といった基本的な栄養指導から入ることもありました。

太りすぎのケースの場合は食べることでストレスを解消しており、ジャンク・フードを好む傾向があります。また太ることで身体を動かすことが億劫になってしまい、運動不足にもなりやすいです。また一口量の見当がつかない、よく噛まずに早食いになってしまうといった問題があることが多いため、摂食から指導することもありました。また親御さんが料理が苦手、というケースもあったので栄養指導とあわせて「こういう工夫をすると楽だよ」といったアドバイスもしていました。

あまり神経質になるのもどうかと思うのですが、やはり生活習慣病になるリスクも高くなりますから小さいうちからの指導が大切になってきます。

>>夫と暮らし始めてからもしばらく続いていましたが、化学調味料アレルギーが出てからは食べられる物が限られてきて大分落ち着きました。また、今回消化器系の疾患になって食欲が落ちているし、嘔吐すると逆流性食道炎が治らない、ということもあって身体もやらないように制御しているみたいです(でもたま〜にやってしまうこともありますが、仕方のないことと諦めています)。
>
>お辛そうですね…。「吐いてしまう」というのも、苦しいですよね。
>どうぞ、お大事に。

元々私はよく吐く子だったらしく(食事中の方、すみません)、5歳の時には自家中毒(周期性嘔吐症)で1ヶ月位吐き続けていたことがありました。今でもちょっとでも食べ過ぎるとたちまち吐いてしまいます。だから過食嘔吐になりやすい要因を持っていたのかもしれません。漢方では嘔吐というのは余計なものを身体に取り込まないようにする防御反応らしいのですが、摂食障害の専門家の中には「吐くことでカリウムバランスが崩れるため余計過食嘔吐が悪化する」という説もあります。幸い私は検査でイオンバランスは乱れていなかったので、その辺は影響していないみたいです。

>そうですよね、私も、かつての激しさは極力抑制しています。
>でも、まだ、周囲を戸惑わせるような怒り方をしてしまったり、
>外で自分を抑えすぎて、帰宅後大パニックを起こしたりします。
>もともとの自分は同じなんですよね。

そういう自分を認めてあげることも大切だ思いますよ。感情の激しさは見方を変えれば感情が豊かな人ということです。そういうStingさんのことが素敵だと思ったからこそ、ご主人も付き合おうと思ったのではないでしょうか。

私もまだまだですが、以前よりは大分ましになったと感じています。お互いマイペースでやっていきましょう。

[#5781] Re:ありがとうございます
 Sting  - 05/4/20(水) 10:07 -

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   ▼秋桜さん:
お返事をありがとうございます。

>どこかStingさんが避難できる、静かな場所があるといいですね。わたしがよくやる気分転換は車を走らせてお気に入りのカフェに行き、お茶を飲んでボンヤリする、本屋へ行って本の香りを嗅ぎながら本を読むといったことです。ショッピングセンターも近所に何ヶ所かあるのでウィンドーショッピングを楽しんでいます。

秋桜さんが過ごされる時間や空気といったものを想像して、心が和みました。
そうですね。私も、今日は何も予定がないので、好きな場所に出向きます。

>辛い時期だけでも宅配等家から出ないで買い物する、というのは難しいでしょうか。

秋桜さんが宅配を利用されていることは、以前から書いていらっしゃいましたね。
そうか、「辛い時期だけでも」で、いいんですね。
私、気がつきませんでした。
宅配に申し込んだら、何があってもやめられないと勝手に思い込んでいました。
教えてくださってありがとうございます。

>本当に辛いとサインを出すのも難しいかもしれませんね。でも行事予定表などで休みなどのスケジュールは分かるでしょうから、前もってご主人に「そろそろ長期休みで不安定になりやすい時期だから」とお伝えしておけばいいと思います。

これも、はっとしました。
前もって伝えることで、少し主人が気をつけてくれると思います。
そして、私の場合、「少し」で十分だったりするのです。

>今まで理解してくれていたドクターがいたので働きやすかったのですが、去年ちょうどその方が転勤されてしまい、他の訓練士も家庭の事情で辞めたりして本当にてんやわんやだったのです。主治医には私がアスペルガーだということは言っていないのですが、事情を話したら「そんな過酷な状況だったらあなたのように体が弱い人は辛いだろうし、続けていたら誰だっていつか倒れるよ」と言われてしまいました。

秋桜さんも、いろんな事情が重なってお辛かったでしょうね。

>発達障害で摂食障害のケースは多いと思います。仕事で多くのお子さんにお会いして来ましたが、全く食に興味がないか、食べ過ぎで太り過ぎかのどちらかが多かったです。

この部分、身を乗り出してしまいました。

>食に興味がない子はまず食事の習慣を身につけてもらうことが大変です。指導していたケースではまず食事の時に家族と一緒に椅子に座る、一口でも食べたら褒める、遊び出したら食事を片付ける、といったことから始めます。中には咀嚼や嚥下といった基本的な食事の動きが未熟であるために、うまく噛んで飲み込めないというケースもあったので、離乳食の中期〜後期くらいの段階まで下げて再学習してもらうこともありました。

発達障碍の有無に関わらず、幼い子どもに食べさせる丁寧な方法ですね。
これくらいさかのぼって、ひとつひとつ教えるわけですね。

>大事なのは「少しぐらい食べなくても元気なら大丈夫!いざとなったら高カロリー栄養食もあるし」と親もある程度大らかな気持ちになってもらうことでした。やはり気にしすぎるとそのピリピリ感が子どもにも移ってしまってよけい食事への興味が薄れてしまうのです。

食べないお子さんをお持ちの保護者さんに、きっと大いに参考になると思います。

>太りすぎのケースの場合は食べることでストレスを解消しており、ジャンク・フードを好む傾向があります。また太ることで身体を動かすことが億劫になってしまい、運動不足にもなりやすいです。また一口量の見当がつかない、よく噛まずに早食いになってしまうといった問題があることが多いため、摂食から指導することもありました。また親御さんが料理が苦手、というケースもあったので栄養指導とあわせて「こういう工夫をすると楽だよ」といったアドバイスもしていました。

うわ〜、耳が痛いです。
私は、全然料理ができないわけではないのですが、献立(組み合わせ)を考えるのが苦痛で…。
支援センターの方から、
「1週間の献立をあらかじめ組むといいよ。」
「主菜・副菜をカードにして、毎日組み合わせてみたら?」
など、アドバイスをいただいていたのですが、
ずるずるとここまできてしまいました。
明らかに私の努力不足の部分でした。

>あまり神経質になるのもどうかと思うのですが、やはり生活習慣病になるリスクも高くなりますから小さいうちからの指導が大切になってきます。

はい!!!気をつけます。
とりあえず、年頭にたてた目標「午後5時までに夕食の準備をする」という初心に戻ります。

>元々私はよく吐く子だったらしく(食事中の方、すみません)、5歳の時には自家中毒(周期性嘔吐症)で1ヶ月位吐き続けていたことがありました。今でもちょっとでも食べ過ぎるとたちまち吐いてしまいます。だから過食嘔吐になりやすい要因を持っていたのかもしれません。

実は、「自家中毒」は懐かしい(?)単語です。
私も、小学校入学前はしばしば吐いて、親から
「あんたは自家中毒だからね。」
と言われておりました。
一挙に記憶がよみがえりました。

>漢方では嘔吐というのは余計なものを身体に取り込まないようにする防御反応らしいのですが、摂食障害の専門家の中には「吐くことでカリウムバランスが崩れるため余計過食嘔吐が悪化する」という説もあります。幸い私は検査でイオンバランスは乱れていなかったので、その辺は影響していないみたいです。

そうなんです。「カリウムバランス」の問題は、私もどこかで読みました。
拒食も生死に直結する深刻な問題ですが、過食嘔吐も、決して楽観できないものを持っていると思います。
私は
「摂食障碍は明らかに自傷行為である。」
と確信しています。
言い過ぎでしょうか?

>そういう自分を認めてあげることも大切だ思いますよ。感情の激しさは見方を変えれば感情が豊かな人ということです。そういうStingさんのことが素敵だと思ったからこそ、ご主人も付き合おうと思ったのではないでしょうか。

そういう自分…。感情が豊か…。
もしかして、私は、過剰に適応しようとしていたのかもしれません。
膨大な努力をすれば、定型発達の方々とそんなにトラブルは起こさないのですが、
その分、自分が引き受けて処理しなければならなかった荷物が重かったのだと感じます。
きっと、私自身、過渡期にいるのだと思います。
「適応」と「自分らしく歩むこと」のバランスを探っているのだと思います。
一生探っていくのかもしれません。
でも、それでいい。ずっと「過渡期」でもいい。
そう思えるようになりました。

>私もまだまだですが、以前よりは大分ましになったと感じています。お互いマイペースでやっていきましょう。

真摯なお言葉をたくさんかけてくださり、心から感謝しております。

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