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初めまして。今頃すみません。
当事者として、お子様の立場からコメントさせていただきます。
▼さくら咲くさん:
>小学校に入ってから、授業中に教室を抜け出したり、自分の興味のあることだけに集中してしまうため、いまだにテストも受けれません。
私もこれほどひどくはありませんでしたが、音楽の歌唱テストを拒否したことは何回かありました。カラオケでレパートリーが410曲(2005/4/16現在)という現状からは信じられないことですが、当時は小学生にしてはボーカルが低音で恥ずかしかったことの他に、集団生活が非常に苦痛だったということもありました。
ボーカルは今も低音なので、寺尾聰の「ルビーの指環」をオリジナルキーより5段階下げてもなお歌えるほどです。
>あまりにも授業を聞いていない我が子に不安を感じ、1年生のときから、家でお勉強を教え、公立中学が荒れているために、中学受験を考え、大手進学塾に4年生から通わせております。
>塾では、学校よりも勉強をしているようです。
私が小学生の当時は、北海道の片田舎(室蘭)に住んでいたということもあり、学習塾というものはありませんでしたが、やはり塾のほうが学校よりなじみやすいというのは確かでしょうね。1クラスの人数も塾のほうが学校よりも少ないとあっては、なおのことだと思います。
私も小学校から中学校にかけては(自慢話で申し訳ないが)主要4〜5教科の成績が学年で常にベスト5にありましたが、おそらく貴方の息子さんも学業成績はかなり優秀だろうとお見受けしました。
でもなぜ中学校が私立でなければならないのでしょうか? どういった具合に学校が荒れているのかは存じ上げませんが、貴方は息子さんの子育てに対して、多少過保護になっていないでしょうか?(言葉がきつかったら申し訳ありません)
私の場合は、室蘭に私立の中学校や中高一貫校が存在しなかったので、どうしても中学校は市立しかありませんでしたが、何れにしても特待生以外、市立より金のかかる私立は我が家の経済事情が許しませんでした。
私立の学校もピンからキリまでありますが、オープンな校風の学校もある一方、閉鎖的な環境のところも多く、そういったところは発達障害児には不向きな場合もあります。常にふとしたことでパニックに陥りやすい発達障害児には、孤立した閉鎖的環境は心休まる場所がありません。
>ただ、最近、6年という事もあり、通塾の回数、時間が増え、おまけに宿題が多いので、今までいやいやしていた勉強が、パニックもどきの荒れようです。
>自分は、おかしいし、自閉症だからと投げやりな態度。
>本当に気がおかしくなったように、叫んだり、つばを吐いたりと、こちらがおかしくなりそうです。
私は、貴方の息子さんと違って反抗期はありませんでしたが、それは私が発達障害だけでなく身体障害も抱えていたため、親に見捨てられることは前途歩行不可能を意味しており、それが怖くて反抗できなかったというのが真相です。
親からは勉強ばかりを押し付けられたのは、私も非常に苦痛でした。
その理由は、勉強の成績が良かったばかりにPTAだけでなく身内の人間にも「Chiquititaは優等生」みたいに見られていたものの、学校での問題行動が多く忘れ物や失くし物が多い私は、「優等生の看板」が常に重荷に感じていました。
大学こそ第1希望に現役で合格しましたが、その直後に変形性股関節症が末期状態になって前途歩行困難になって緊急入院。私は完璧に「優等生の看板」に押しつぶされ、変形性股関節症が誤診で悪化したこともあって、精神的にものすごいダメージを受け、長い引きこもり状態に陥りました。
>きっと勉強を止めさせたらすむ事なのかもしれませんが、無理にさせようと思うので、本当に毎日が大変です。
>
>小さなときから、変わった変な子だったので、せめてお勉強で見返してと思う気持ち。
>この子を育てるにおいて、いろんな意味で苦労し、嫌な思いをしてきたので、私自身が、見返してやるとこの子を通して思っているのかもしれません。
私も遅まきながら、親の過保護が親の都合によるものだと感じています。
>行動がまったく伴わないのに、口だけが達者な子どもに、私自身腹が立って仕方がなく、あほや死ね、家を出て、施設には入れなどと罵っている毎日です。
>だめなのはわかっていても、延々と口答えをする我が子に耐えれません。
貴方の息子さんが反抗期にあることは間違いないでしょう。
こういうときこそ、息子さんを縛りつけようという考えは息子さんの人格を壊す可能性があります。
反抗期を恐れず、人生の通過点だと思って、息子さんの要望を聞いてあげるようにするのがいいのかもしれません。
(余談ですが、関西方面にお住まいの方でしょうか?)
>健常児の下の子がかわいくて仕方がなく。
>ASの長男に愛情がなくなってきているのが、自分でもわかります。
子供の立場からのコメントなので、貴方の息子さんに感情移入してしまい、かなりきつい内容のコメントになってしまいましたが、私の親も、私がもうじき42歳にもなるというのに、未だに私生活への干渉がひどく、恋愛もままならない(もちろん独身)状態にあるので、過保護の多くは親の都合と世間体がその根底にあることをお伝えさせていただきます。
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