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▼菜の花さん:
>▼閑人さん:
>>とんでもない。国際的に割礼の習慣は廃止の方向に向かいつつあります。女子割礼といって、陰核を切除する風習が中東やアフリカの多くの国に残っていて、残酷だというので先進諸国が廃止の運動をしていますが、なかなかなくならないそうですが、その一方で割礼なる似たような風習が先進国で行われているのはじつに矛盾した話です。
>
>レスを有難う御座います。この掲示板の趣旨から外れるのでレスをしようかちょっと迷いましたが、管理人さん、ご迷惑ならおっしゃって下さい。
まいどお邪魔します。私の書き込みもテーマから外れているので、迷惑でしたら申し出て下さい。
>割礼で調べて頂くと分かるのですが、女子の割礼と男子の割礼は全く違います。
違いますが、まったく異なるというわけでもありません。
割礼に反対なのはいいのですが、同じ物として扱うべきものではないと思います。
重なっている箇所があります。
>ちなみに「割礼」をする国を調べてみると、
><アジア>マレーシア、フィリピン、インドネシア、大韓民国
><中央アジア・西アジア>
>アフガニスタン、バングラデシュ、パキスタン、アルバニア、エジプト、エチオピア、イラン、イラク、イスラエル、クウェート、レバノン、リビア、シリア、トルコ、トルクメニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、サウジアラビア、タジキスタン、ウズベキスタン、モルディブ、アゼルバイジャン、バーレーン、カザフスタン、カタール(主にイスラム圏 )
><アフリカ>
>エリトリア、アルジェリア、ガーナ、ギニア、モロッコ、ニジェール、ナイジェリア、南アフリカ、トーゴ、チュニジア、ベニン、カメルーン、チャド、ジブチ、ガボン、ガンビア、マダガスカル、マリ、モーリタニア、ケニア、コンゴ共和国、シエラレオネ、ソマリア、スーダン
>北アフリカのモロッコ、東アフリカなどはイスラム圏。
><アメリカ>
>アメリカ合衆国
><太平洋>
>トンガ、サモア、バヌアツ、コモロ
>
>でした。
そんなに多いとは知りませんでした。
>私の住んでいる国では、多分イスラム文化の影響から、成人儀式の一環として行われているように思います。それと衛生上の理由もあります。ただし女子の割礼はありません。
衛生上の理由というのも、ほんとに根拠があるのか疑わしいです。
>割礼と一緒に包茎についても調べ、包茎手術と割礼とは何処が違うのかも色々調べましたが、確かに男性の包皮には何とかという癌を起こしやすいウィルスが住むことがあって、それによって本人、又は配偶者の子宮茎部に癌が発生する事もあるとありましたので、衛生上の理由も大きいようです。(暑い国だというのもあると思います。気温が35℃以上、湿度が常に70%以上が1年の殆どなのです。日本の一番暑い夏がず〜っと続く感じです。一日服を最低3回取替え、2回水浴びしないと皮膚が汗疹のだらけになります。)
包茎のままだと中に垢がたまって癌になるとか言われていますが、毎日包皮の中まで洗浄すればいいでしょう。
>と言うのは、甥でカナータイプの自閉症の子も思春期になる前に割礼をさせていたのです。あながち金儲けの宣伝だけではないと思います。日本には多い子宮茎癌や陰茎癌はこちらでは殆ど聞かないからです。
子宮茎癌については知りませんが、日本で陰茎癌が多いというのは聞いたことがありません。
癌は多いですが、子宮癌になった話は滅多に聞きません。どこかのインターネットサイトでも割礼をした国としてない国のこれらの癌の発生率の違いが出ていました。
これについては反論も多々ありますよ。
>>男児に割礼手術を行っていたときに、誤って陰茎を焼いてしまい、
>
>こちらでも最近、これこそ金儲けの為かもしれないのですが、レーザーで割礼をする医師が出てきました。知り合いの泌尿器科医に聞くと、あまり意味はないとの事でした。焼いてしまったと言うのはレーザーメスを使った可能性があると思います。レーザーメスの利点は切り口が焼かれるので、血管が切った瞬間に閉じ、出血が少ない事です。しかし乳児などの小さい子の割礼、又は治療では難しいかもしれません。その自殺してしまったお子さんは大変お気の毒ですね。
いつも言うのですが、手術というのは身体にとって基本的に害をもたらすだけで益になるものはありません。場合によっては、しないよりもましなので、仕方なくやるというだけのことです。
>インドネシアの金持ちは3歳位で客を沢山呼んで皆の前で割礼し、終わると口々に周りが「おめでとう」と言い、お祝いの披露宴をするそうです。それも麻酔なしでするのが普通だそうです。でも庶民はやはり思春期の前に医者で麻酔下の元にするとか。この場合は割礼は完全に文化です。
>息子の場合も、私は割礼して良かったのかわかりませんが、1つだけ確かな事は、割礼していないと学校で苛められるという事です。
とんなでもない学校です。
仲間はずれにされたり、「皮被り」と言われてからかわれたりします。割礼していない男子は、トイレに行く時も誰も入っていない時にこそこそと隠れて行き、友達にまだ割礼していないと知られないようにします。
そんなふざけた学校なら、登校拒否したほうがいいのでは?
ただでさえ去年から友達に真面目な性格をもてあそばれてストレスな息子にこれ以上のストレスを与えたくなかったし、息子も自分から割礼したいと言ってきたのは、友達やいとこが皆割礼して、自分だけ割礼していないのが恥ずかしかったからだと思います。
なるほと。そういう深刻な事情があったとは知りませんでした。
この国では割礼していなかったら結婚出来ないとも言われているし、男子は割礼した後に、突然大人になったり、責任感を持ったりする子もいます。兵役と同じで皆が通る道なのです。
これはやっかいな話だ。
>確かに赤ちゃんの時にするのはリスクが大きいそうです。
>ただこんなに痛い思いを、この年齢でするのも、本当に可哀想な事です。どうしても通らなくてはならないなら、やはり慣れた医師が新生児の時にやる方がいいと思います。
>
>割礼の是非については、私は意見を保留にしたいと思います。アメリカで割礼に反対している人の話も聞いた事がありますが、
僕が言っているのは、文化的な背景について云々ではなく、純粋に医学や生物学見地からして、本当に当人の自由意志に基づいてやるのならともかく、これについての批判的な意見が大勢になりつつあるということなのです。
多文化のアメリカでは割礼の文化は存在していないのですから、衛生上の目的で行われているとしたら、それは個人の自由だと思います。
「個人の自由」と言いますが、まだ幼くて自律的な判断力が育っていない段階でほとんど強制のように行われている場合は「個人の自由」ではなく、親の強制でしょう。割礼に批判的な論客には、これもある種の親による虐待だと非難しているひともいます。
あなたのご子息も、割礼をしないといじめられるのでしかたなく申し出たわけで、とても当人の自由意志によるものとはいえないでしょう。
それにしても、割礼をしていないというだけでいじめるという国や学校があるというのは言語道断です。とんでもない話です。
唯一の例外は真性包茎で、この場合は施術しなければなりませんが、こんなことは滅多に起こりません。
たしかに、「菜の花」さんとご子息の置かれた状況からすれば仕方なかったのかもしれません。まことにお気の毒です。
ただほぼ確実なのは、宗教的習慣的な儀礼の是非はともかくとして、医学的には割礼というのはむしろやるべきではないという見解が大勢になりつつあることです。宗教上の理由によるものにしても、それは当人が決めるべきことであって、判断力の未熟な未成年者にさせるのは問題です。
いずれこの問題は国際的にも重要な課題として取り上げられるようになるでしょう。伝統的に割礼をしている国々は内政干渉だと反発するでしょうが、時間が経てばやがて衰退していくでしょう。そして数百年くらい経てば、「昔は割礼という奇妙な習慣があったらしいよ。」と言われるようになるでしょう。
考えてみましょう。動物が霊長類に進化して、そこからホモサピエンスに分化進化するという、気の遠くなるような歳月を経ているのです。もし本当に包茎が人間の生存にとって問題なのなら、それに対処すべく進化していたはずでしょう。人間の想像を遥かに超える時間を経ておびただしい数の個体が淘汰されてきたわけです。その結果こういう仕組みができているわけで、それぞれにちゃんとした役目があるのです。
※仮性包茎の諸君! 気にすることはない。むしろ包茎のほうが正常なのだ。
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