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▼Ariesさん:
> 良い経験はあまり思い出さないのに、嫌だったことはいつまでも憶えていて、怒りがこみあげてきます。というか、嫌なことを忘れるのに人より時間がかかるんです。頭で整理するのに時間がかかるというか。怒った後はエネルギーを消耗して落ち込んで寝てしまいます。
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> 一生懸命、人を許そう、状況を客観的に捉えようと努力はしています。でもいつも脳にかすみがかかっているような感じがして、すっきりしません。もやもやしていて、それがネガティブな思考に結びついているような気がします。
「嫌だったことを早く忘れなければいけない」「人を許さなければいけない」などと言いたがる人は、少なからず存在します。
「これらの言葉を疑ってみるのも、いいかもしれない」と、私は密かに思っています。
「嫌だったことを思い出して、怒りがこみ上げてくるときもある。だけど、いつもいつも怒りにうちひしがれているわけではない。忘れている時は忘れている。それでいい。感情というものは勝手に湧いてくるもんだ。湧いたときに、無理に抑え付けようとしなくていい。」
「『怒りを感じることとか、ある人のある言動を許せないと思うこと』と、『そのような感情や思考にとらわれた結果、自分が不適切な言動を取る』ということは別のことだ。前者だけなら、何ら問題はない。」
と、思ったほうが、私の場合は楽です。
というか、無理矢理忘れようとしたり許そうとすることは、どうやら私にとっては難しいことのようなのです。
私の場合、無理矢理そうしようとすると、今度は全く別の人や物事に対してその「抑え付けられた感情・思考」が向かってしまうのです。
「私はこれこれこういう嫌な経験をした。だけど、目の前にいるこの人は、この経験をしないですんでいる。そんなのは理不尽だ。許せない。」というふうに。
結果として、「恨む相手を間違えている状態で、全く別の人に対して不適切な言動を取ってしまった」ことが、過去に何度もありました。
「そのようなことを防ぐ」という意味でも、「無理矢理、忘れようとしたり許そうとしなくてもいい」と思ったほうが、私の場合はいいようです。
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