アスペルガーの館の掲示板

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[#691] 家族への告知1 マナミ 04/10/11(月) 0:06 [未読]

[#695] Re:家族への告知1 うずまき貝 04/10/11(月) 12:03 [未読]

[#695] Re:家族への告知1
 うずまき貝 メールホームページ  - 04/10/11(月) 12:03 -

引用なし
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   マナミさん、こんにちは。
最近ASの確定診断が出たばかりの成人(30代)当事者です。
私もマナミさんと同じく、自分自身でASではないかと疑いました。もう長く家族とは離れて生活しているため、確定診断が出た今も、家族にはASのことは一切話していません。家族と疎遠になっていることもありますが、親も年老いているし、このまま話さずにいたほうがいいかとも思っています。今後のことはわかりませんが。

私は10年前に母を亡くしているため、診断に必要な子供の頃のことがあまりわかりませんでした。子供の頃の記憶があまりないため(それも長期記憶に関係する部位が通常よりも小さいかららしいということがMRI検査でわかりましたが)、診断は難しいかとも思いましたが、それでも発達障害に詳しいクリニックでMRI、脳波、知能検査を受けた結果、確定診断が出ました。主治医の先生の話では、数少ない子供の頃のエピソードや知能検査の結果が明らかに自閉圏の人間の特徴を示していたので、ASかどうかの判断に全然迷わなかったとのことでした。MRI検査の結果で、前頭葉と側頭葉が通常よりも小さい(つまり、発達していない)ということも決め手になったと思います。そのように、発達障害に詳しいクリニックであれば、自閉的な要素が成人になっても色濃く残っている場合には、幼児期のデータが少なくても診断は可能かと思います(ただ、そのような病院は少ないとは思いますが・・・。)

マナミさんの場合、ご自身の中で何が問題となっていて、何をどうしたいのかということをまずはっきりさせたらよいのではないでしょうか。たとえば、うつ状態などの二次障害がある場合は、通院やカウンセリングを受けることも考えなければいけないかもしれません。

ASのことを家族に理解してもらうには、まずはマナミさんご自身がASについてきちんと理解ができていないと難しいのではないかと思います。自分の中の何がASに由来するもので、何が単に性格上の問題なのか、その辺がはっきりしないと、ただASであるということを免罪符にしようとしていると取られかねません

> へんじは、「過去のことをいってもしかながない。いまいかに生きるべきか」
> と一喝されて終わってしまいました。
> 親の返事は的外れに思えて、苛立ちをおぼえました。

このことは、的外れなように見えて、半分は当っていると思います。ASであるかないかを知って、じゃあこれからどう生きていきたいのか、というのが問題になると思います。結局、ASであるにしろ、ないにしろ、生きにくさには変わりはないのです。何のためにASであるかどうかを知りたいのかということが重要なんじゃないかと思います。私の場合は、子供の頃から周囲に合わせようとしすぎていて、周囲の目を気にするあまり、自己評価も低いままだし、うつ傾向もあったんです。だから、発達障害だということがわかって(光に過剰に敏感だという脳の問題も検査でわかったし)自分なりに納得できたのですが、これからどうするか(社会の中でどう自分らしく生きていくのか)ということに関しては、まだ手探り中です。

> このような障害の場合、家族は認めたがらないのでしょうか。
> やっぱり話さないほうがいいのでしょうか。

まあ、なかなか認めたがらないだろうとは思います。ただ、マナミさんがご家族と同居していて、とても困るようなことがある場合には、理解してほしいと思うのも無理はないと思います。でも、実際はまだASだという確定診断が出たわけではないのですから、ご家族と接していて何が困るのか、どうしてほしいのかをはっきりさせて、それをわかってもらうようにしたらいかがでしょうか。

> 家族にさえもわかってもらえそうに無いので、私は、その他の周囲の人には、
>告白できないと思います。わかってもらおうとするほど、どんどん孤立するような気がしました。

それは相手によると思いますよ。私は家族には話していませんが、理解してくれそうな友人には何人か話しています。理解してくれる人もいますし、話す相手を間違えて、逆に疎遠になってしまった人もいますけど(苦笑)。でもまあ、そういう人はその程度の友人だったのだろうから、いいや、とも思っています。家族の場合は、血がつながっている分、身内に「障害」をもつ者がいるというのは受け入れ難いだろうと思います。社会での「障害」に対するイメージは残念ながらマイナスでしかないですからね。

私もそうだったんですけど、ASのことを知って間もない頃は(といっても今でも1年も経ってませんけど)、自分の人生の謎が一気に解けるような気がして、そのことばかり考えてしまっていたし、周囲の人間にも理解してほしいと思うのですが、ASということを知ってしっくりくるのは身に覚えがあるからであって、そうでない人間には、障害があるのではないかといきなり言い出すなんて、どうかしたのではないかとしか見えないようです。だから、何かそうしたもやもやしたものを誰かに聞いてほしいようなときには、こういうサイトで聞いてもらうか、自分でブログでも書くのが無難だと思います。最近は、まず自分で自分自身のことを理解していないと、他人に理解してもらうのは難しいんじゃないかという気もしています。

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