|
トラ猫さん、はじめまして。
現在8歳になる高機能自閉症の女の子の母親です。
娘が3歳〜5歳くらいまでの間、叩く、蹴る、怒鳴る、などの虐待をしていました。
娘は、同じいたずらや失敗を、何度も何度も叱っても、繰り返す子だったので「何で言うこと聞かないの?!」と、しばしばキレていました。
私自身が被虐待児なので、親に愛されない苦しさは身にしみているはずなのですが、暴力をふるう瞬間は頭が真っ白になってしまっていました。
でも、「暴力はいけない」と言われたから、頭で理解したから、暴力を止める事が出来るなら、この世に虐待なんて、ない。
もっと根本的な心の治療、サポートが必要なんだと思います。
私も(夫も)、うつ病で通院していたので、主治医に虐待の事を相談していました。
話を聞いて貰えるだけで気持ちが軽くなりましたし、「今週は1回だけ叩いてしまった」「今週は、叩かなかったですよ」と報告する事で少しずつ虐待の回数が減っていき、うつ病が回復する頃には暴力はなくなりました(怒鳴る事は最近までありました)。
娘が私が叱る意味を理解していなかったと分かったのは随分、後になってからです。
心の底から娘に申し訳ないと思いました。
「〜するな!」ではなく「〜しよう」と、望ましい行動を具体的に伝えるのが良いようです。
あと、最初は幼稚園に入れていたのですが、保育園に移りました。
私の病気療養目的で入れてもらいました。
仕事を持っているお母さんから「働きもしないで保育園に入れるなんで、税金泥棒」と言われた事もありましたが、子どもと離れる時間を多く持てた事が回復に繋がったと思います。
子育ては、大変な事もあって、「もう嫌」という気分になる事もありますよね。
でも、「愛せない」と思っても、叩いてしまっても、手放さず、毎日、世話をするのは、やっぱりトラ猫さんが心の底でお子様を愛しているからだと思います。
自分の心の底にある愛情を信じて下さい。
子どもの成長と共に親も成長して少しずつ強くなり、「やっぱりわが子は可愛いな」と思える日がきっと来ると思いますよ。
果てしない道のりに思えても。
|
|