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▼piroさん:
>彼により適切に寄り添っていきたいと考えているのですが・・・
>理解力が付いていかなかった場合診断はプラスに働くことはあるのでしょうか
>私達家族は彼にどこまで、何ができるのでしょうか?
なじめまして、ジョンと申します。
アスペルガー障害と診断された、50歳、会社員です。
投稿の内容は、情報がやや少なめですので、意見が集まらないのでは
ないかと思います。もう少し、情報があればいいな、と思っています。
そのような事情から、私も、的確な意見を申し上げることができない
ような気がしますが、恐れずに、若干一般的なコメントをさせてください。
「私達家族は彼にどこまで、何ができるのでしょうか?」というご質問は
逆に、piroさん家族と「青年」とのご関係によると思います。
「休日毎にどっぷりと鬱」ということは、週日はうつではないか、
ある程度しのいでいる、ということでしょうか。うつには周期があり、
うつの特長は、日変化では、朝が苦手、週変化では、月曜日の朝が
苦手です。うつにもいろいろあり、仮面うつと言って、日ごろは元気な
ふりをしているが、本当はうつ、というものもあります。先生と
よくご相談ください。
発達障害については、「発達障害の診断に明るい先生を紹介してもらって。
幼少期から、じっくり時間をとって聞き取りをして下さいました。」
ということで、先生にお任せするしかないと思いますが、何か心当たりが
あるのでしょうか?
自閉症スペクトル(私は技術屋なので、スペクトルになってしまいますが、
医学関係の先生は、スペクトラムと使うようです)に限って言えば、
1.コミュニケーションの障害(思わせぶりが通じないなど)、2.社会性
の障害(回りは、極当然だと思っていることが理解されておらず、奇異な
行動や言動がある)、3.想像性の障害(こだわりが強く、自分の考えて
いる範囲に固執または集中する。予想を越える、事態が発生するとパニック
を起こす。)があります。
思い当たることはありますか?
抗うつ薬は効き目が出るまでに1週間ぐらいかかります。効き目を
確認して徐々に増量します。この効き目の確認は通常、本人の申告に
よりますが、症状が強い場合は、医師の診断によります。週日は
「どっぷりと鬱」ではないのに、本人にうつの軽減、悪化が分からない
というのは、理解できないところです。
うつの治療はカウンセリングで行うのが基本的です。抗うつ薬は
カウンセリングを行うために、精神的な余裕を一時的に作り出すための
精神薬です。製薬メーカーのパンフレットやホームページでは、
「お薬を正しく服用して治療しましょう」と記載されていますが、
薬で治療できる訳ではありません。薬を助剤として、休養、リラックスetc
で軽減させる訳です。
「うつ」もそうですが、「強迫性障害」も発達障害の二次障害では
なかったかと思います。手元に資料がありませんので、調べてみて下さい。
「ACの症状も複雑にからみまくっている感じ」アダルトチルドレンは、
発達障害とは医師の専門分野が異なります。同じ先生が、どちらも診れる
というのは難しいのではないでしょうか。S先生は可能かもしれませんが。
以上を通じて、3つの疑問点が出てきたと思います。大うつなのか、軽うつ
(慢性とも言われる)なのか、仮面うつなのか、症状の特定がはっきり
していないので、?です。
発達障害と記載はあるものの、もっと観察が必要な気がします。うつが
発達障害の二次障害なのか、発達障害の部分がはっきりしませんと、
関係は特定できません。
アダルトチルドレンは育った家族が家族の機能を果たしていない場合に、
罹患します。主な症状は「嗜癖」です。この「機能不全家族」と「嗜癖」
に焦点を当てて見てみたら如何でしょうか。
これら、複雑に係わりあった障害や疾病の関係は、一つ一つほぐして
行かなければ、解決には結びつきません。私の場合も、十数人の医師が
診察しましたが、私の障害に気づいたのは1人でした。
「私達家族は彼にどこまで、何ができるのでしょうか?」というご質問ですが、
何ができるかの前に、「彼は」どうなのか、が分からないと、「何ができる」
が分からないのではないかと、感じました。
「何ができる」と「何ができない」が分かると、その次に来る、
「彼にどこまで」というご質問は、お住まいのご家族の関係で決まって来る
のではないかと感じました。
つたない返信でしたが、気に障りました部分(または、全体)がありましたら
お赦し下さいますようお願い致します。
失礼しました。
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