アスペルガーの館の掲示板

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[#7431] 皆さんの知恵を拝借 いぬかい 05/7/12(火) 23:23 [未読]

[#7446] まさに療育そのもの いぬかい 05/7/13(水) 23:49 [未読]
[#7464] Re:まさに療育そのもの 秋桜(管理人) 05/7/14(木) 17:34 [未読]

[#7446] まさに療育そのもの
 いぬかい  - 05/7/13(水) 23:49 -

引用なし
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   ▼三月うさぎさん:
>いぬかいさん。…これは難しいですよー。ぴったりのアドバイスがありましたら、私も夫に対して使いたいぐらいです。

なんですよねぇ(ーー;

私も発達障害な訳で、予定通りコトが進まないのがストレス。
私の予定を全てブチ壊す彼に耐えきれず・・・気が狂いそうになるもんで、

でも彼の方が私よりも予定通り事が進まないと感じて
気が狂いかかってると思いますが・・・・

しっかし、第三者という立場で客観的に観察できるから、
「会話の流れについていけない」「自他の区別がつかない」ということが、
あ〜こういう事を指すんだ〜!って良く解りますね。
会話をビデオにとって見せれたら、客観的な視点から物事をとらえられ、
問題点に気がつけるかもしれないですね。


>まず、プライドの高い男の人って、たとえ上司であろうと先輩であろうと、女性からの助言は聞き入れませんし…
>たとえ、こっちの方が100%正論だ…と相手もわかってたとしても、認めませんし…
>言い負かされれば機嫌が悪くなるし、相手が正論なら余計パニックおこして逆ギレするし。

転勤して来てすぐの事情を全く知らなかった時なんですが、
彼が書類をエクセルのデフォルトの用紙設定で作っていて見辛かったので、
「こことここの設定を変えると良いよ」って指導したのですが、
実は彼はこの事業所一のパソコン使いなのが自慢で、
プライドをそれで保ってたのです。
以来思いっきり嫌われておりまして(^^;
おまけに私の後から来た人もPCの使い手でして(笑)
今日では誰も彼に頼らなくなったのが・・・・
キャリアの差と割りきれる彼では無いので、辛いでしょうねぇ。

しかしホント自分の都合の悪い事は受け付けられない・・・
社会適応の一番のカギはココだと思うんだけど・・・


>言われているのが(夫婦の場合、夫に対して)お願いする、頼りにする。
>「次のやることわかってる?これでしょ!」より、「これ、こうだと思うんだけど、わからなくって…どう思います?」みたいな…。
>出来たら「さすがー、頼りになるわー」
>出来なかったら「あ、もしかしてこうかもしれない。ヒントくれてありがとう」
>うまくいかなくても「いいよいいよ、これで使えるよ。で、次からさらにこうしてくれると助かるわ」
>でも、私もこれが夫に対して出来れば、苦労はしてないです…(T_T)

洞察力のある新任の上司が、人あしらいが巧いキャリアに指示を出して、
このキャリアに懐かせて遠隔操作を試みてますが・・・・
先日までこのキャリアの悪口言ってたのに、
おだて上げさせただけで、コロっと懐いてしまい、
このキャリアの言う事しか聞かなくなってしまいました。
節操の無いヤツ・・・っと皆あきれ顔。
しかし、上司の計算以上に彼は増長してしまいまして(笑)

彼は上司が何も言わない事が「一番怖い事」だと、
気がついてなんか居ないだろうなぁ。
(うちの上司は「怒らない」事で部下を試す恐ろしい上司です。
 怒らない事を良い事にハメを外したり、何もしない奴は飛ばされます。
 だから彼の部下は使える人間ばかり・・・でも賢い部下の選択方法だね)

 関係ありませんが、この上司と私も含むキャリア数人は、
 前任の主任が私物化し荒廃しきってた事業所の立て直しに、
 本社より派遣されたんです。


>でも、バイトで入ったばかりの男の子が(絶対彼は定型だ)、「これ、わからなかったので後で確認しておいてください」と言ってるのを見たとき、
>「あ、ちゃんと伝えればいいんだ!」
>と、発見しました。
>これって、仕事の上で必要ですよね?
>でも、先輩から「わからなかったら聞いてよ!」「間違ってたら間違ってるって先に報告して!」とか言われると…つーか、ついそう言われることを想定して怖くて「いいや、言わなくても。もしかしたらなんとかなるかも」なんて言わないから悪循環。

私も言えない人だったのですが、
何十人もの人に何千回も怒られて「報告の仕方」を学びました。
正確に言えば「こういう時はこうする」パターンを見出したが正しいかな?
だから今は自動的にできます。でも10年近くかかったかな?

ストレスで胃が痛くなったり、アルコール依存になったり、
精神病院に通院しながらでしたが、
身につけちゃうと、辛い過去はコロっと忘れちゃいますね。

>それより、先輩に「その都度あってるか、こちらに確認とっていただけますか?私その都度見に行きますから。(と、まったくめんどくさがらずに引き受けてくれる)」
>って、先回りしてくれると、楽かな?

これは他の方々が彼に何度も言ってるのですが、
彼は「その都度」が何を指すか解らないんですよ。
そこから教えていかなければならないのですが、
私も昔はその辺が解らなくて悩んだハズなんだけど、
ある日突然「その都度の法則」を発見し「その都度の概念」が解った。
おかげで説明の仕様が無いんですよね。
定型の方々は苦労無く「その都度の概念」を獲得なさってるでしょうから、
私以上に説明の仕様が無いでしょうね。
ヘレン・ケラーが「物の名前の概念」を獲得したのは、
説明ではなくアニー・サリバンが必死に実感させた結果・・・
でも、この困った後輩君に「その都度を実感させる」には、
どうしたらいいんだぁ〜?

ホントに療育そのものです。

 ここをお読みの発達障害の子を持つお母様方ヘ
 私達は物事の概念の取得が自然にできない障害です。
 だから物事を体感し実感できるお手伝いをしていただきたいのです。
 例えば「行ってきます」「いってらっしゃい」の違いが解らない子は、
 外側と内側の概念が取得できていない為です。
 外側と内側が実感できる様にトンネル遊びしたり、
 扉やお菓子の箱を自分で開けさせたり等工夫してみてください

>ほんと、こういうタイプの御し方の画期的な裏技がありましたら、私も知りたいです(主人に応用しますので、教えて下さーい)

ホントお願いしますm(_ _)m

[#7464] Re:まさに療育そのもの
 秋桜(管理人) メールホームページ  - 05/7/14(木) 17:34 -

引用なし
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   ▼いぬかいさん:
お久しぶりです。職場の話は私も似たような経験があるので、他人事とは思えずにレスを書いています。本当にこういう状況って大変ですよね。

発達障害の療育の職場ってグレーゾーンぽい人(中には確実にそうだよね、という人も…)が少なからずいるんです。やはり自分に何か問題を感じるからこそ専門領域を勉強する、という感じでしょうか(まあ、私も療育を経験した上で専門家になったのだから人のことは言えませんが)。

今まで5人ほど発達障害の要素が強い人を指導しなければならない状況になってしまい、あれこれ悩みながら教えていました。

いぬかいさんも書かれていますが、

>しかしホント自分の都合の悪い事は受け付けられない・・・
>社会適応の一番のカギはココだと思うんだけど・・・

これを乗り越えられないと本格的な指導は難しいと思います。あとは周りの人が気付かせるだけのエネルギーをどれだけ注げて待てるか、という事情も絡んでくるでしょう。その辺の兼ね合いで猶予期間を設けた上で周囲の人(少なくとも直接関わっている人)が連絡を取り合って行動していくことが大切になって来ると思います。

私がこのような人に対してやるのは自分なりの考え方をある程度示しながらその人の認知の特徴や考え方を評価し、その評価に基づいて方略を教えていきながら本人に考えの方略(やり方)を身につけていってもらうということでした。

その際に私が使ったのは「コーチング」という技術です。最近話題になっているのでご存知だと思いますが、これは質問をしていきながら問題点を相手自身に気付かせ、解決策を考えてもらうという方法です。ただ発達障害の人の場合は全部この方法を使うと考えが分散してしまう傾向があるので、ある程度道筋を立てながら(=対応策を教えながら)指導していました。

失敗したケースの場合はやはり指摘されると逆ギレしてしまうパターンでした。その人に対しては1年程関係スタッフ全員で辛抱強く様子をみましたが、改善の余地がなかったので上司のドクターが退職を促す形を取って自主退職ということになりました。

その人は一応名前を出せば業界では有名な施設で非常勤ながらも働いてきた、という触れ込みで入社したのですが、ふたを開けてみれば表面だけの知識で評価もきちんとできないような実力だったため、関係者が全員頭を抱えてしまったという状況でした。

特に私は仕事の立場では一番近い関係だったので上司からその人の実力について評価するよう依頼され、場合によっては適宜指導するよう言われたのでかなり大変でした。幸い直属の上司とその上のドクターが状況を理解していたので密に連絡を取り合って対応策を一緒に考えもらえたのがせめてもの救いでした。

指導が成功したケースと比較してみると、やはりこの人は年齢が高かったこと(私より経験年数は少なかったが、その人の方が年上だった)、有名な施設で働いてきたことで、自分の状況を謙虚に受け入れられなくなった原因になってしまったみたいです。逆に人の話を聞こう、自分を変えようという姿勢がある人は多少時間がかかってもその人なりに方略をつかんで成長してくれました。

>洞察力のある新任の上司が、人あしらいが巧いキャリアに指示を出して、
>このキャリアに懐かせて遠隔操作を試みてますが・・・・
>先日までこのキャリアの悪口言ってたのに、
>おだて上げさせただけで、コロっと懐いてしまい、
>このキャリアの言う事しか聞かなくなってしまいました。
>節操の無いヤツ・・・っと皆あきれ顔。
>しかし、上司の計算以上に彼は増長してしまいまして(笑)

恐らく彼は自分を認めてくれる、認めてくれないという基準(本当にそうかは別として)で人を分けているのしょう。プライベートではそれでもいいとは思いますが、ビジネスでそれでは困りますよね。誰かがビジネスで必要な基準というものを教えないと、恐らく一生気付かないと思います。

>これは他の方々が彼に何度も言ってるのですが、
>彼は「その都度」が何を指すか解らないんですよ。
>そこから教えていかなければならないのですが、
>私も昔はその辺が解らなくて悩んだハズなんだけど、
>ある日突然「その都度の法則」を発見し「その都度の概念」が解った。
>おかげで説明の仕様が無いんですよね。
>定型の方々は苦労無く「その都度の概念」を獲得なさってるでしょうから、
>私以上に説明の仕様が無いでしょうね。
>ヘレン・ケラーが「物の名前の概念」を獲得したのは、
>説明ではなくアニー・サリバンが必死に実感させた結果・・・
>でも、この困った後輩君に「その都度を実感させる」には、
>どうしたらいいんだぁ〜?
>
>ホントに療育そのものです。

「その都度」ということばでは何を指すか分からないと思います。そういう意味では「ちゃんと〜してね」ということばも同様で、「何をすればOKなのか」ということが非常に曖昧なことばだと私は感じています。

こういう場合はフローチャートなどで作業の流れを視覚で表した上で、「ここの場合は私に聞いてね」と確認を取っていました。これは実習生の指導でもよく使っていて、プロセスを分かりやすく説明するには好都合でした。

お子さんに指導する場合でもできそうなケースには締切日や何をしたらいいのかを明確にし、次第に本人に考えさせる練習をしていました。

コーチングでは必ず期限と達成目標を本人と考えた上で設定して行うことになっているので、そういう意味でも参考になると思います。

体調に気を付けて毎日をお過ごしくださいね。ではまた。

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