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新しいエッセイをありがとうございます。
交流分析の中の構造分析ということで
>交流分析の提唱者であるエリック・バーンは
>人の心には3つの自我状態(親、大人、子ども)があり、
>必要に応じて3つのうちの1つが主導権を握ると考えた。
というのは興味深いです。
解離性障害、一般に言う多重人格もののノンフィクションを読むと
解離性障害の治療過程で教師、と名付けられる大人の人格が
出てきます。
また解離性障害が発生した時点にさかのぼって子どもの
人格が現れることも報告されています。
そのことから考えても
ひとの自我を構造的に分析するというのは
とてもよく理解できます。
多重的な自己、自我像は目には見えないけれど
人の心は確かにそんな風になっているのでしょうね。
>エゴグラムの長所は簡単な質問で自分と正確の特徴を知ることができることだが、その簡潔さばかりが先に立ってしまい、本来の目的である自分自身を知るための分析がおろそかになっているように感じている。
そうですね。
日本では(?)占いと心理学がちょっとごっちゃになっていますね。
自分を見つめることは日本人は苦手かもしれません。
“人に笑われないように”という他者の目が子どもの頃から
規範になっていると自分の内面を見つめるのが遅れます。
以前、コスモスさんが学校で自分の言動をビデオに撮って
見せられたと言っておられたので
“自分をビデオで確認するはちょっとこわい”とひいたら
“それができなきゃだめなんですよー”と掲示板で言われましたが……。(=^・^=)
いや、単なる自分の外見的なビデオでさえひくのに
心の中を具体的に見せられて、それを徹底的に分析するのは
かなりつらいかも……。
でも自分を知るのはトラブルを避ける第一歩なので
構造分析も正しく使われるようになるといいですね。
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