|
▼マユさん:
>アスペとは関係ない某悩み相談サイトで
>「自分が他人とは違うこと。
>人の気持ちや行動や空気が読めない人間であること。
>小さいころから浮いていたこと。
>無神経や非常識といわれるが自分には悪気がないこと。
>他人とかかわると必ずいざこざがおこり
>私の常識が通じなくまた逆に私には他人の常識が通じない。
>どうしたらいいかわからない。
>マニュアルがほしい。普通に振舞うふりに疲れたこと。
>空回りしてしまうこと。」
>を書きそれを理解してほしくて
>わたしみたいな人間がいるかきいてみました。
>辛口意見は来なかったけどこんな意見がきました。
>「SMAPの世界にひとつだけの花のように
>みんなそれぞれ違っているからいい。
>オンリーワンの個性を伸ばせばいい。
>あなたの個性はすばらしい。自信を持って。
>まだまだこれからだから。」
>との意見があり
>確かにSMAPの世界にひとつだけの花は
>名曲ですし詩もメロディーも私も好きだけど
>いいたいことは伝わってない。
>何もわかってない。個性だからいいで
>すむようなレベルじゃないのに…。
>その人は優しくて私を励ますつもりで
>いってくれたのでしょう。
>でも私はつらくて他人とのすれ違いや
>いざこざが多くて自分がみんなとの違いを
>自覚してるからいったのに…。
>理解してもらえなくて悲しかったです…。
書き込みを拝読して、私が子供の頃によく言われた、次の言葉を思い出しました。
・できないのも個性だ。おまえには素質がないんだから、やってみようとするだけムダだ。でしゃばっても他人のジャマするだけだから、おとなしくしていろ。
・いじめられるのも個性だ。
個性という言葉は、使い方によっては怖い言葉になると私は思います。
「単なる個人的な状況」のみならず「社会的不利益」について考える必要のある事柄について、「個性」という言葉がごまかしの手段として悪用されることがありうると思うからです。
・社会的不利益を受けているということを否定する
・問題の所在を、その人個人だけのものにすりかえてしまう
という場合に使われる危険性も、あると思います。
「明確な違いを隠蔽」し、「あなたの場合は、誤差の範囲内。単なる個性。」と主張することは、一歩間違えると危険なことになりうると思います。
「周りの理解・支援を促して社会的不利益をできるだけ少なくすること」を否定する方向に向かう危険性があると思います。
|
|