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私は、すべての子供に発達障害児向けの育児は有効とおすすめしております。
うちの子供が幼児の頃、なにもわからず闇雲に叱っていたら、友人から
「子供は、なにが悪いのか言い聞かせて、納得させてから叱らなきゃ」
と言われ、そのときの私は、「ダメなものはダメ」という叱り方しかしていなかったので、今思えば、友人の助言は発達障害児向け教育に最適だったんだ…。
と思ったからです。
また、子供のお友達が「『迷惑かけるな』って言うけどなにが迷惑なんだかわかんなーい」と言ってるのを見て、
そうだよなあ…子供にとって、そんな広い意味のことを言っても、誰だってわかんないよなあ…と苦笑したことがあるからです。
さらに、子供がアスペだとわかったとき、当時の私は「自閉症とは違う」と思ってました。
自閉症を狭義の意味でしか、受け取っていませんでしたので、言葉が達者で知的障害のないアスペは、自閉症とは違うモノと思っていたのですが、勉強をすすめるうちに、やってることは知的障害の有無は関係ないものだ と思い始め、
アスペルガータイプの育児向けにも、カナータイプ向けの育児は基本なんだ。
と、思う様になりました。
なので、最初は「光とともに…」の幸子ママの落ちついた言い聞かせをとても参考にしてました。
夢中になると、他のことが一切耳に入らなくなる。ハイテンションになると我を忘れる。
そのときは、聴覚障害者に対する様に、お話しする側に一度注目をむけさせてからゆっくりはっきりと明確に短めに話す。
だらだらとした長文のお説教や、親が感情的に叱るのは子供には無意味(でも、ついやってしまいます。親も人間ですから。でもそこは『なぜこれだけ言ってもわからないの?』ではなく、親の叱り方が感情的だったり、意味がわからせられなかったりしてるのだから…イライラしないでね)
発達障害は精神的にとてもゆっくり成長します。
そのくせ、同じ年齢の子ができないことがとっくにできていたり、
これができて、なぜこれができない?と不思議に思ったりします。
まるで「走ることが出来ても、歩くことはできない」みたいな感じですので、見ている方はかなりイライラしたりします。
なので、「これはできる」「これはできない」と枠にハメてしまわないことではないでしょうか(私もレスしながら自分に言い聞かせます…なかなか難しいとこです)
子供はゆっくり成長しますので、親もゆっくり親になっていきましょう。それでいいんじゃないかな?
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