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▼ねこねこさん:
>はじめて投稿です。よろしくおねがいします。
>小2の男児(アスペルガー診断)の母です。
>子どもがクラスで些細なことに対し、暴力を振るってしまいます。
>
遅いレスでごめんなさい。
皆さんが良い事を沢山書かれていたので、私がアドバイスする事はあまりなさそうなのですが、今小5の息子が小2、3年の頃に似ていて、私もあの頃は本当に涙、涙だったのでレスしています。
今でもプライドは高いのでトラブルになりそうな状況は多く、ヒヤヒヤしながらです。でも随分変わりました。
私は周り(自分の母とか主人)に「あんたが甘やかすからあんな風に我侭に育ったんだ」と責められ続けて、間に挟まれて何が一体正しいのか分からなくなったりもしました。
でもどう考えても、パニックで衝動的に相手を傷つけるのは我侭のせいだとは思えませんでした。誰も分かってくれなくても、心はいつも揺れても、私は私の信じるように育てようと長い年月かけて思うようになりました。
私も息子が小さい頃は原因が分からなくて体罰でパニックを抑えようとしていました。今から考えると残念です。そうすると原因は取り除かれず、自分は悪い子だ、というマイナスのイメージばかり与えてしまい、悪循環になります。そうではなくてもっと、プラスに持っていかれる方法、パニックにならない方法などを考慮して本人に解決策を示してあげていたら、小1の時に「僕は悪い子だから死ぬ」と包丁を持ち出したりしなかったと思います。
私がしてきたのは、
1.パニックで起こった事では叱らない。落ち着いてから原因や結果を話し合う。たまにフラッシュバックで怒り泣きしたりするが、その時は無理強いせずにあっさり引き下がる。
2.学校で相手を傷つけると停学や退学になる(と学校から注意を受けた)ので怒ってもいいから絶対に傷つけては駄目と説明。それでもなかなか押さえられなくて大変でしたが、心の片隅の理性と、規則に従うのを好む性格で何とかパニック時に人を傷つけるのを抑えられるようになりました。
3.例えば突然割り込むとか、あげる、と言ったのにいらないと言われたなどは予想外の結果が受け入れられないからなので、前もって家で「友達って突然割り込んだりするからね。そういう人って大人でもいるし、悪い事だけど仕方ない時もあるよ。でも注意出来ればした方がいいけど」とか「物をあげようとしても断られる事があるのよ。」とか「ゲームに負ける事もあるからね」とか前もって何度も何度も言います。効果があるのは直前に言った方が効果がありました。
何が起こるか分からないので何か起こると驚くというかパニックになるので、事前に起こりそうな事は今でも担任に説明してもらっています。場の雰囲気では読み取れないのです。例えば担任に「今からこういうわけで並ぶぞ」とか「これからグループ分けするのはこういう意味だ」などと言ってもらうなどです。家でも自分の気持ちを沢山話してもらって、変な事で腹を立ててる事があったらその場面で起こりうる事を色々頭に入れてやるのです。
例えば最近は、クラスがうるさくて、うちの子は音にも敏感な上、ルールを守らないのが我慢出来ないので、指を口にあてて「シー!」と言ったのに誰も静かにしなかった、と言うので、娘も呼んで来て「そんなことしても誰も聞かないのって普通だよ」という話からそういう場合どういう行動を皆取るか話し合いました。泣き怒りながら「あいつら皆殺す」と言っていましたが、世の中に出たらそういう人はもっといるので、私は今から人は思い通りに動かないし、それが普通だとなるべく多くの状況を頭に入れる手伝いをしています。
様々な状況を多く頭に入れておいた方が家の子はパニックが避けられるからです。
特にゲームで負けたり、ずるしたと責められたりするのに弱かったです。
私は海外なのであまり日本の事は分からないのですが、障害の事は話さなくても個性として「家の子はこういうたちなんです」と話す事は可能ではないでしょうか。長年私を責めてきた私の実の母なんか、「そんな個性の男の子なんて普通よ。友達の息子さんだって今でも壁に穴開いてるわよ。今では成人して仕事してるけど。あんたの子だけが大変じゃないんだから」と言います。
母の話はちょっとずれてると言うか、理解がないので平行線なのですが、私にとっては「世の中の人ってこうやって受け止めるんだろうな」と分かって助かります。
でも確かに障害がなくても、親の放任とか屈折した愛情とか様々な理由で暴力的になる子もいます。そういう子達と家の息子と原因が全然違うので一緒にしてはいけないのですが、私が言いたいのは、そうやって息子さんの行動を咎めるお母さん達だって「明日はわが身」かもしれないのです。だからもっと堂々と理解を求めるべきだと思います。
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