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▼penpenさん:
>新しいエッセイをありがとうございます。
いつもエッセイの感想をありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。
>でもアスペルガーを知ってその関連の文献を読んでみると
>日本では他の国より早くアスペルガーという症例が知られていた、という記述に
>たまに出会いました。
>
>あれだけいろいろ文献をあさったのに?と思いましたが
>わたしがいろいろ自分を模索した時期(1970年代後半)にすでに
>鈴木先生はお亡くなりになっていたのでしょうね。
そうだったみたいです。鈴木先生の著書をタイトルなどで探すと1960年代前半から1970年代前半を中心に論文などを書かれています。なので50代以上の専門家は鈴木先生の事を比較的ご存知なのですが、1978年にお亡くなりになったためにその年代より下の人はほとんど知らないのが現状です(逆に私が鈴木先生の本を持っていることに驚かれました)。
>アスペルガー博士もそうですが、先駆者にはある直感的な
>鋭さがあり、後の研究者にはどうしても追いつけないような
>ひらめきがあります。
>
>先駆者の仕事は年月がたっても必ず見直しと評価がなされ続けるのだと
>思います。
鈴木先生をご存知の方に話を聞いた事があるのですが、「天才肌の人だった」らしいです。
「微細脳障害(MBD)」ということばで現在でいうADHDやLDについて説明されています。
http://www.jc-net.jp/outCts.cgi?no=1730
>療育を受けてきた秋桜さんはある意味で
>鈴木先生の理論の正しさを証明する存在とも言えるのかもしれませんね。
以前私のスーパーバイザーで、30年近く言語聴覚士をやってきた先生に自分のことを話したら、「あなたの話を聞いて、私がしてきたことは間違っていなかったんだって自信がもてたわ。ありがとう」と言われた事があります。
療育の専門家になった今でも鈴木先生の著書は折に触れて読んでいますが、いつ読んでも新しい発見があります。私にとって鈴木先生の本は原点のようなものです。
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