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▼クララベルさん:
>自身がASではないかと考える子持ちの主婦です。
>3歳になる子供(正常発達だそうです)がいます。
>身内から、第2子を期待されているような空気を感じ、私自身もASの可能性がないのなら、
>素直にそんな希望を抱くころです。
> しかし、それには乗り越えがたい問題が横たわっているように感じるのです。
> 自閉症の遺伝性はない、とかはっきりしないとしながらも、専門書では、
>自閉症やASと診断された方たちの、家系図を示して先祖に自閉症らしき性質を示す人がいるということを説明してあるものを見てきました。
> 実際私は
>未診断ですが、たまたま最初の子に発達障害がなかったけれども、
>次の子には、障害が認められたとしたら?と考えると、何の心配なく第2子を望むことができません。
お邪魔します。閑人でございます。わたくし自身もあまり遺伝様式のことについて詳しくないのですが、知っている範囲のことを書いてみます。
第一子をお持ちで正常とのことですが、ASには遺伝的な要因とそこに難産等の外因的な要因で症状がさらに悪化してくることの両方があるものと思われます。
第一子がASも含めて症状が悪化しやすく、これは、初産であるために母体に負担がかかりやすく、それだけさまざまな危険にさらされやすいためであろうと考えられます。
このことから、第一子をお持ちで正常なのなら、確率的に第二子のお子様がAS傾向になる可能性は低いものと思われます。遺伝的な要因は兄弟姉妹で変わらないでしょうが、症状をさらに悪化させる出産時の危険性が初産よりも少ないです。
ASの遺伝的な要因は常染色体にあるらしく、もしもこれが性染色体にあるのなら男女の産み分けを利用して遺伝を避けることもできますが、常染色体は男女共用の染色体ですからこの方法は利用できません。
ただよく言われることですが、女の子のほうがいろいろな点で危険が少ないことは事実のようです。母体内で高濃度の男性ホルモンにさらされることもありませんし、伴性劣性遺伝病にかかる危険も低いです。逆に自己免疫疾患にはかかりやすいです。現在は男女の産み分けは利用できないみたいですが。
ということです。
> あるホームページでも、一人目のお子さんがASで、正常発達する子を育ててみたいと、二人目のお子さんを授かった方のお話を読ませて頂き、いろいろな考え方や生活があるのだということを知りました。
こういう場合、たいてい第二子のお子様のほうが症状は軽いです。
草々
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