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▼ころりんさん:
>あと、あつかましく質問なのですが、ブンコさんは これらの事や対処法、そして発達障害があると分かってから、していかなければならない事 知らないといけない事等、どのように勉強されたのですか?
>もちろん、6年という月日があり、経験や実践をしてみたりと簡単に行った訳では無いと思うのですが、良かったら教えてください。
うーん、私がASという言葉を始めて聞いたのは実際は8年ほど前なんですが、経緯を話すと長くなってしまうので、結論からいいますね。
一番役に立ったのは当事者の友人や主人のアドバイスでしょう。それも対処法ではなく、自閉特有の考え方とか感じ方に関する説明。講習会にもいろいろ行きましたが、一番印象に残ったのは、やはり当事者のウェンディ・ローソンのセミナーでした(英国在住なので、幸い、そういう機会には恵まれています)。
専門書も片端から読みましたが、当時は対処法に関する本なんてなく、「自閉症とは何か」といった本質的なことに関するものばかりでした。それから当事者が書いた本も。ただ、今考えると返ってそれがよかったんじゃないかと思います。息子の何が困難なのか、その原因を理解することによって、私なりの対処法を考えていく訓練ができたんだと思います。既成の対処法だけを習っていたら、何故それが必要なのか分からず、それが子供に合わなかったとき、何をしていいか分からなかったでしょう。
現在は某大学院の自閉症児教育の通信講座を受けていますが、内容的には新しいことはあまり習っていません。前回のTEACCHのスケジュール表なども教科書に出てきますが、既に自宅で使っていたものとほぼ同じでした。家庭内でも、専門家に頼らずともできることはたくさんあると、しみじみ感じています。
>それと、これは差し支えなかったらでお願いしたいのですが、子供さんの事を知りどう理解し、受け入れる事が出来ましたか?
>私は前の投稿で書いたとおり、受け入れようと思ってますが まだモヤモヤしたものがあり、地域の親の会とか入れば情報も得られて良いのだろうけど、近所の人に分かるのでは?と、知られたくない気持ちが強いです。
うちの場合、主人と息子がAS、私はかなり自閉っぽく、友人にも当事者が多くいるので、「受け入れる」というより日常生活で自閉が「当たり前」になっています。(というか、いつの間にか理解していただけない方とのお付き合いは無くなってしまいました。)息子や主人の行動も、別に変だと思ったことはありませんでした。
親の会に行きたくなければ、先ず掲示板やメーリングリストで他の親御さんたちと交流していったらいかがでしょう。地元の自閉症協会にも、ときどき「周りに知られたくない」という親御さんがご家族に内緒で訪れますが、他の親たちと交流するうちに、だんだん打ち解けてきて、自信も出てくるようです。
ブンコ
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