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こんにちは。本の紹介です。
副題ー自閉症・アスペルガーの心の世界を理解するためにー
著者はピーター・サットマリ。カナダの児童精神科医です。
訳は佐藤美奈子さんと
このアスペルガーの館にリンクされている“児童精神科医:門真一郎の落書き帳”の門真一郎氏。
門氏は児童精神科医で現在は京都市児童福祉センターの副院長をなさっているそうです。
これはたくさんあるアスペルガー関係の本とちょっと作りが違っていて
ピーター・サットマリ医師が出会った子どもと親のお話です。
つまり12人の子どもと親のことが家族と本人の了承を得て物語の形式で
紹介されています。
アスペルガーの子どもを持つということは
子どもの問題であると同時に親の問題でもあります。
この本には子どもの苦しみと同時に親の葛藤が描かれています。
アスペルガーの子どもを持つということは
孤独になるということです。
子どもの気持ちがわからない孤独、
そして周囲の偏見や非難からくる親自身の孤独。
わかりづらい障害が引き起こす様々な誤解から子どもを守るために
時に親は孤独な闘いをしなくてはいけません。
この本は子ども達の物語であると同時に
親たちの物語でもあります。
どうぞ読んでください。
海を越えたカナダの親たちがわたし達と同じ闘いをしていることに
わたしは涙しました。
昨日の投稿ですが、出版社名が抜けていたのでもう一度再投稿します。
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