|
私は、恐れていない派です。
診断名の周囲告知なくして、支援無しと考えております。
ただ、障害名に甘えてる姿勢は見せないように努めています。
障害を持っているが、今は他の子よりゆっくりなだけで長い目で見て欲しいお願いはしてますが、他害のある子ですので、それに対して「障害だから許して欲しい」とはしておりません。
なにかあったら、いつでも親の方へ連絡ください、と周囲にお願いしており、さらに、他害のたびに謝罪に走り回っております。
しかし、どうしても障害ゆえに本人が我慢できない部分は支援と理解が必要です。
例えば、教室でまともに授業を受けられない、テストを受けられない、なので自宅にテストを持ちかえり提出する…このあたりは、周囲に障害名の告知なくしては、
「あの子はなにか贔屓をされている?」になってしまいます。
「この子は自閉症です」「変化にたえられず、不測の事態に対応できません」「集団を怖がりなかなか教室へ入っていけなかったりします」
という説明を周囲にしております。
でなければ、パニックで暴れるたびに「乱暴な子」、教室に入れないことを「わがままな怠け者の子」という、間違ったレッテルを貼られてしまうのは、本人にとってもつらいことで、2次障害を引き起こす要因にもなり得ます。
「アスペルガー=乱暴な子」ではなく「支援のある場所では乱暴はない」をわかっていただくためにも、周囲の理解は必要です。
なので、私はこの子の支援のためにも、周囲に告知してますし、それについて隠すことはしていません。(なにも問題を起こさない場所でこちらから宣伝するように告知することはありませんが)
アスペルガーは、身近なすぐ隣の障害です。
でも、あまり知られていない障害でもあります。
「アスペルガー」と、口にして、すぐにわかる人は限りなく少ないですが、「障害で本人も困っている」「少しばかりの支援の必要な子」を、隠す必要は無いと思ってます。
|
|