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青年さん
はじめまして、小5のASの子どもを育てています。
正直に言って、偏見は怖いです。早期発見されて療育を受けたこども達の犯罪率は非常に低いことが、精神医師会のワークショップにも載っていました。
だからこそ、私は発達障害者センターが出来るこの機会に、センター設立時における地方へのネットワークの充実を図る、予算確保の為の署名を始めました。地域の方たちが、「発達障害って何?」という部分から疑問を持ってもらいたかったのです。署名に協力をしてくれた親さん達も、発達障害について説明するために勉強を始めました。住所や氏名を書いてくれる方は発達障害について考えてくれるきっかけになったり、健常者の方が協力を申し出てくれる場面に何度も出会うことができました。近く県へ署名を持って行きます。沢山の署名が集まり、その輪はまだ広がっています。
新しい場所が苦手な自閉圏を持った子供達が地域に根ざした地盤が出来ることが大切に思えてならなかったからなのです。何が苦手で何が得意でというようなことを「知ってもらう」ことから始めたかったのです。沢山の幼稚園の園長先生にもご理解をいただいて、早期発見や学校間の連携の大切さを話して署名に協力してもらうこともできました。
ひとえに周りの方の理解がこれから息子にとって、とても重要に思えたからなのです。報道にあるような行動にでないですむような、療育や環境が必要だと思いました。私たち親がいなくなっても理解してくれる人が一人でも近くにいてくれたらと願わずにはいられません。まちがった偏見が一番怖いです。
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