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[#33606] 「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事 もずく 10/4/22(木) 9:03 [未読]
[#33607] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... かなりや 10/4/22(木) 9:24 [未読]
[#33609] 産経新聞に抗議したほうがいいかも ばっぱ 10/4/22(木) 10:58 [未読]
[#33626] Re:産経新聞に抗議したほうがいいかも High 10/4/22(木) 23:16 [未読]
[#33632] ツイッターでもすごい事になってる きゅー 10/4/23(金) 9:46 [未読]
[#33638] Re:ツイッターでもすごい事になってる High 10/4/23(金) 13:44 [未読]
[#33645] Re:ツイッターでもすごい事になってる 天然 10/4/24(土) 9:03 [未読]
[#33649] Re:ツイッターでもすごい事になってる 天然 10/4/24(土) 15:04 [未読]
[#33610] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... 夕焼け 10/4/22(木) 14:39 [未読]
[#33613] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... 夕焼け 10/4/22(木) 15:05 [未読]
[#33617] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... High 10/4/22(木) 17:49 [未読]
[#33620] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... NAOJI 10/4/22(木) 19:06 [未読]
[#33623] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... ろりん 10/4/22(木) 19:34 [未読]
[#33627] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... 乃絵 10/4/23(金) 0:30 [未読]
[#33639] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... はなっち 10/4/23(金) 13:56 [未読]
[#33641] 「さいたま市教育相談センター」について カラス 10/4/23(金) 18:58 [未読]
[#33653] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... POLINECIA 10/4/24(土) 19:56 [未読]
[#33666] 過去の朝日新聞の問題記事と抗議活動 マシュー 10/4/25(日) 8:50 [未読]
[#33667] Re:過去の朝日新聞の問題記事と抗議活動 POLINECIA 10/4/25(日) 11:09 [未読]
[#33674] 自閉症児を人間扱いしない教授 yoppi 10/4/26(月) 12:07 [未読]
[#33677] Re:自閉症児を人間扱いしない教授 月の宴 10/4/26(月) 15:46 [未読]
[#33668] [投稿者削除] [未読]
[#33669] 訂正 Olivia 10/4/26(月) 3:02 [未読]
[#33695] 犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取った人... タルト 10/4/27(火) 12:12 [未読]
[#33697] Re:犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取っ... Olivia 10/4/27(火) 14:04 [未読]
[#33702] Re:犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取っ... LL 10/4/27(火) 16:03 [未読]
[#33703] Re:犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取っ... High 10/4/27(火) 17:20 [未読]
[#33756] 去年の記事でも同じ事言ってる!! 10/4/29(木) 8:57 [未読]
[#33757] さらに同じ事言ってる!! 10/4/29(木) 9:18 [未読]
[#33758] 自民党の講演でも同じ事言ってる!! 10/4/29(木) 13:23 [未読]
[#33771] 高橋氏の発達障害観に疑問を抱く議員のサイ... 凛々 10/4/30(金) 8:53 [未読]
[#33776] 『治癒』と『寛解』とのギャップ Cyperus-A 10/4/30(金) 16:38 [未読]
[#33837] 明石家さんまの番組にトンデモ脳科学者 こしたけ 10/5/7(金) 11:50 [未読]
[#33841] Re:明石家さんまの番組にトンデモ脳科学者 10/5/7(金) 13:17 [未読]
[#33852] Re:明石家さんまの番組にトンデモ脳科学者 こしたけ 10/5/8(土) 11:47 [未読]
[#33858] 産経新聞記事と「親学」問題のまとめ 凛々 10/5/9(日) 8:35 [未読]
[#33861] あの花風社も「発達障害は治る」? 10/5/9(日) 11:29 [未読]
[#33862] ウザいんですけど! ろりん 10/5/9(日) 21:03 [未読]
[#34338] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のイ... みるにゃん 10/6/30(水) 10:07 [未読]
[#34339] 最後の文章について(訂正) みるにゃん 10/6/30(水) 10:10 [未読]
[#34377] 治ると言う意味について ネム 10/7/3(土) 0:49 [未読]

[#33606] 「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 もずく  - 10/4/22(木) 9:03 -

引用なし
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   産経新聞に、自閉症や発達障害に対しての誤解や偏見を招きかねない記事が掲載されました。(以下URL、全2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm


『発達障害は、「HQ(人間性知能)障害症候群」で、HQを伸ばす方法によって、ADHD(注意欠陥多動性障害)は確実に改善すると断言している。』とか、

『自閉症は「治らない」とされてきたが早期発見による週30〜40時間の集中治療で約半数が治ることが分かった。』とか、

『発達障害児にテレビやDVDなどのない生活を用意し、豊かな言葉がけを行うよう保護者に指導したところ、大きく改善した。また「あやし」「笑わせ」「たかいたかい」などを実施したところ、子供が喜び、言葉が出て、人間性が回復することもわかった。』とか、(発達障害者は人間性に欠けるのか!!)

信じられないようなことが堂々と書かれていて、これを読んだ人は「発達障害は環境や親の育て方のせいで発症するものだ」と誤解すると思います。


ツイッターでもこの記事が話題になっています。
http://tweetbuzz.jp/entry/21638767/sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm

[#33607] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 かなりや  - 10/4/22(木) 9:24 -

引用なし
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   もずくさんへ
お知らせありがとうございますm(__)m

>『発達障害児にテレビやDVDなどのない生活を用意し、豊かな言葉がけを行うよう保護者に指導したところ、大きく改善した。また「あやし」「笑わせ」「たかいたかい」などを実施したところ、子供が喜び、言葉が出て、人間性が回復することもわかった。』とか

>(発達障害者は人間性に欠けるのか!!)   同感です!!

うちなんか、言葉がけもしたし、絵本の読み聞かせもしたし
読み聞かせの会にも連れていったし(興味はしめさなかったけど)
自転車の前に載せながら、大きな声で、歌、歌って聞かせてましたけど。

あれじゃ、足りなかったって事なのかぁ?
なんなんですかね、この記事。

[#33609] 産経新聞に抗議したほうがいいかも
 ばっぱ  - 10/4/22(木) 10:58 -

引用なし
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   ▼もずくさん:
>産経新聞に、自閉症や発達障害に対しての誤解や偏見を招きかねない記事が掲載されました。(以下URL、全2ページ)
>http://sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm

産経新聞は3月にもこの記事と同じ人による「発達障害の予防」という、でたらめな記事を載せている。↓
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100314/edc1003141845005-n1.htm

今後も同じような記事が掲載される恐れがあるので、産経新聞に抗議したほうがいいかもしれない。

産経新聞の「記事に対するご意見・ご要望」の問い合わせ先は↓に紹介されている。
http://sankei.jp/inquiry.html

[#33610] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 夕焼け  - 10/4/22(木) 14:39 -

引用なし
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   ▼もずくさん:
こんにちは。
夕焼けです。

「治る」と言うよりは、周囲と本人の努力や経験の積み重ねによる分析対応の仕方の工夫により、いろんな場面に対応していくことができるようになる、
のだと思います。

それも、並大抵の努力ではなく、
対応の仕方なんて
周囲の多くの人々の温かい見守りや数多い経験や知識の中で
何度も何度も失敗も繰り返したりしながらようやく見つかるものであったり
その人の能力を充分に発揮できる場を見つけるのも
よっぽどのタイミングと発想の合致があっての事だと思うのです。

「治る」なんて言うのは簡単です。
でも実際にその体裁を整えるのは、並大抵の努力ではありません。

自閉症や発達障害の対応については、
本人はもとよりその家族へのフォローと周囲の人々の理解があって初めて成り立つものではないかと…

「笑う」一つとっても、笑う観点なんて十人十色。
自分と違うと見つかりにくいものです。

笑えば何でもいいか…
私は、違うと思うのです。

私の知っている発達障害をもつ人は、
まじめで素直・物事にまっすぐ取り組むとっても素晴らしい人間性をもっている人たちです。

誤解されるのは悔しいです。


>産経新聞に、自閉症や発達障害に対しての誤解や偏見を招きかねない記事が掲載されました。(以下URL、全2ページ)
>http://sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm
>
>
>『発達障害は、「HQ(人間性知能)障害症候群」で、HQを伸ばす方法によって、ADHD(注意欠陥多動性障害)は確実に改善すると断言している。』とか、
>
>『自閉症は「治らない」とされてきたが早期発見による週30〜40時間の集中治療で約半数が治ることが分かった。』とか、
>
>『発達障害児にテレビやDVDなどのない生活を用意し、豊かな言葉がけを行うよう保護者に指導したところ、大きく改善した。また「あやし」「笑わせ」「たかいたかい」などを実施したところ、子供が喜び、言葉が出て、人間性が回復することもわかった。』とか、(発達障害者は人間性に欠けるのか!!)
>
>信じられないようなことが堂々と書かれていて、これを読んだ人は「発達障害は環境や親の育て方のせいで発症するものだ」と誤解すると思います。
>
>
>ツイッターでもこの記事が話題になっています。
>http://tweetbuzz.jp/entry/21638767/sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm

[#33613] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 夕焼け  - 10/4/22(木) 15:05 -

引用なし
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   夕焼けです。
追加です。

>「治る」なんて言うのは簡単です。
>でも実際にその体裁を整えるのは、並大抵の努力ではありません。

とてつもない努力をすれば、体裁を整えられるという意味ではありません。
体裁を整えられる場合もある。と言うつもりで書きました。
あくまでも「体裁」であって「治る」という観念ではありません。。。

[#33617] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 High メール  - 10/4/22(木) 17:49 -

引用なし
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   出版社のサイトを見ても、トンデモ系の書籍が主な所のようです。

澤口 俊之氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%A4%E5%8F%A3%E4%BF%8A%E4%B9%8B
も解雇理由はハッキリしてませんが、何となく想像できます。

片岡 直樹氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%98%AD%E9%9B%84

金子 保 氏
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200901054238721726
退職?

どうも、確信犯的にトンデモ系のようです。
学級崩壊が話題になれば、その事に首をツッコミ
ASが話題になれば、また首をツッコミ

最近急にASがマスコミ露出するようになったような、気がします
(一時期は鬱病だった、新薬の認可が降りた直後だったので胡散臭かったです)

トンデモ系は、メジャー露出して、収益を上げる事が目的なので
講義とか、批判記事を出されて、”炎上”状態に成ることを
故意に望んでいます。(その方が儲かるから)
(某巨大掲示板の”厨房”をビジネスにしたような物です)

一般向け啓蒙書籍はあるが、学術論文は見当たらない。
(研究者としては、疑問です)

まあ、公の場では黙殺が対処としては良いと思います。

[#33620] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 NAOJI  - 10/4/22(木) 19:06 -

引用なし
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   ▼Highさん:
>まあ、公の場では黙殺が対処としては良いと思います。

著書や講演などで自身のトンデモ学説を唱えるのは個人の勝手で、黙殺すればよいのですが、

そのトンデモ学説が新聞に掲載されてしまったので、その学説があたかも「医学の常識」、「医学の代表意見」であるかのような誤解を招き、鵜呑みにしてしまう人が出るかもしれません。

こんなトンデモ学説をそのまま掲載してしまった産経新聞には非があると思います。

[#33623] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 ろりん ホームページ  - 10/4/22(木) 19:34 -

引用なし
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   「治る」というより「軽減される」って言いたいんじゃないんですか?
まあ、ガセと誤植の宝庫でこの世のクズである東スポよりは数億倍マシですけどね。

[#33626] Re:産経新聞に抗議したほうがいいかも
 High メール  - 10/4/22(木) 23:16 -

引用なし
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   ▼ばっぱさん:
もう既に、他所では動き出している方がいるようで。

まったくAS当事者が居ないように見受けられる所でも
ttp://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100422/p1#tb
避難声が出ているようです。

BPO辺りを使った方が良いかと
(なにせ、相手は曰く付き確信犯ですので)

[#33627] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 乃絵  - 10/4/23(金) 0:30 -

引用なし
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   ▼もずくさん:
>『発達障害児にテレビやDVDなどのない生活を用意し、豊かな言葉がけを行うよう保護者に指導したところ、大きく改善した。また「あやし」「笑わせ」「たかいたかい」などを実施したところ、子供が喜び、言葉が出て、人間性が回復することもわかった。』とか、(発達障害者は人間性に欠けるのか!!)

自閉圏の人は視覚優位で耳からの理解が苦手というタイプが多いと思うのですが、こういう人に声かけだけやっても言葉の習得はなかなか難しいんじゃないんでしょうかね。
それだったらテレビで字幕付きの番組(最近多いですよね)を見せたほうがよっぽど早く言葉を覚えるんじゃないかな〜と思います。

わたし自身話好きな母親にたくさん言葉をかけてもらったはずなのに2歳で文字を覚えるまでほとんど言葉が出なかったですから。

あと、わたしにとって「たかいたかい」は恐怖でした。小さいころ近所の人や親戚に抱っこされるたびに不安でひたすら早く終わることを願ってました。
そういう子って定型の子でも結構いるんじゃないかな。

まあ、件の記事は昔からさんざん言われてきた「テレビは害悪」の育児論を無理やり今はやりの発達障害にこじつけたという感じの内容でしたね。

[#33632] ツイッターでもすごい事になってる
 きゅー  - 10/4/23(金) 9:46 -

引用なし
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   ▼Highさん:
>もう既に、他所では動き出している方がいるようで。
>
>まったくAS当事者が居ないように見受けられる所でも
>http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100422/p1
>避難声が出ているようです。

このサイト、ツイッターでもすごいフォロー数になっていて、産経記事への非難続出ですよ。
http://tweetbuzz.jp/entry/22061367/d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100422/p1


>BPO辺りを使った方が良いかと
>(なにせ、相手は曰く付き確信犯ですので)

BPOはテレビの意見だけみたいです。
新聞にはこういう第3者機関はないようですね。

こうなると、日本自閉症協会や発達障害ネットワーク(JDDネット)の産経新聞への抗議が必要かも…。

[#33638] Re:ツイッターでもすごい事になってる
 High メール  - 10/4/23(金) 13:44 -

引用なし
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   ▼きゅーさん:
穿った見方ですが、個人で抗議の声を挙げると
意図しない、カミングアウトになってしまうのでは無いかと思います。

権力者がよくやる方法で、
要注意人物をピックアップする為に、自由に意見を言わせて置いて
後からと言う手法です。

まあ、彼らが直接得る利益は、”炎上”して野次馬が見にきて
売上が上がる程度ですが。副次的には、リストアップして
某所に売って対価をもらうと言うことも考えられます。
(売る相手は別に権力者や偏向思想者に限らず、
人の不幸を糧にしているような連中も)
まあ、今の現状で日本が独裁政権とか軍事政権になるとは
考えがたいですが、そのような状況下では、
障害を持つ物=戦力にならないという扱いになるので
そういう思想を持った連中は、こっそりとですが準備は行っています。

[#33639] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 はなっち  - 10/4/23(金) 13:56 -

引用なし
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   この記事で紹介されている『発達障害を予防する子どもの育て方』
偶然にも先日本屋で立ち読みしました。
内容はただの育児書、どうしてこれに発達障害の題名がつくの?と
思いました。
話しかけや笑うことがよいのは全ての子供に当てはまることだと思います。
ただこれだけで発達障害が予防できるなんてとんでもないです。
安易にこんな題名をつけないでほしいと思います。

[#33641] 「さいたま市教育相談センター」について
 カラス  - 10/4/23(金) 18:58 -

引用なし
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   この記事の冒頭に出てくる「さいたま市教育センター」は民間の施設で、さいたま市が運営しているわけではありません。
ですので、さいたま市教育委員会がこのトンデモ説に関わっているわけではないのでご注意ください。

ちなみに、「さいたま市特別支援教育相談センター」はさいたま市教育委員会が運営する公立の施設です。

[#33645] Re:ツイッターでもすごい事になってる
 天然  - 10/4/24(土) 9:03 -

引用なし
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   ▼きゅーさん:
>このサイト、ツイッターでもすごいフォロー数になっていて、産経記事への非難続出ですよ。
>http://tweetbuzz.jp/entry/22061367/d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100422/p1

今日このtweetbuzzを見ようとしたら、削除(?)されていて、見られなくなっていました。
昨日の時点では600件以上になっていたのですが。

[#33649] Re:ツイッターでもすごい事になってる
 天然  - 10/4/24(土) 15:04 -

引用なし
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   ▼天然さん:
>▼きゅーさん:
>>このサイト、ツイッターでもすごいフォロー数になっていて、産経記事への非難続出ですよ。
>>http://tweetbuzz.jp/entry/22061367/d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100422/p1
>
>今日このtweetbuzzを見ようとしたら、削除(?)されていて、見られなくなっていました。
>昨日の時点では600件以上になっていたのですが。


復活しました。システムトラブルだった模様。今は見ることができます。

[#33653] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 POLINECIA  - 10/4/24(土) 19:56 -

引用なし
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   このスレッドへコメントをつけたおられる各位へ

POLINECIAと申す一介の当事者でございます。
治療については何も存じ上げないのですが、
某権利擁護団体でマスメディア対策班に2年ほど籍を置いていた時期があり
その時の経験から
この件について簡単にコメントをつけさせていただきます。

1.産経新聞の記事について

元々、新聞社自体の政治色もあると思われるのですが、
ここ1年ほどの記事を分析した結果、
発達障害をしつけの問題と結びつけて報道する傾向が目立ちました。
具体的には「発達障害テレビ脳説」「モンスターペアレント説」など。。。
あと、日本の伝統的な教育のあり方を取り戻すことを提唱する
「親学会」という団体の専門家発言を引用するケースは目立ちました。
過去の子育てが今よりよかったのかどうかを調べる方法はございませんので、
その前提が正しいのかどうかはノーコメントでございます。

http://www.oyagaku.jp/

ま、産経新聞が発達障害を取り上げる場合には、
この団体の取り組みを紹介される場合が多く見られます。

2.解決方法

どうも、発達障害分野には「治療が成功した」という怪しげな療法や
トレーニングが出回りやすいのでいただけません。

こういう問題を解決する場合に一番有効な方法は
発達障害専門の大きな学会できちんと第3者からなる検討委員会を作ることで
ございましょうね。
発達障害児支援に有効だったと名乗る療法やプログラムは、
全てホームページに紹介し、
検討委員会による効果測定や予後調査の結果を公開するという取り組みを
行います。
単に「有効」「無効」「逆効果」を説明するだけでなく、
有効な場合でもどのようなタイプの当事者に有効だったのかの明記が
必要となります。
あたしが知り合いから聞いた情報では
医学などの分野ではこれにより市民に医療情報を提供し、
それなりに成果を上げているとのことです。

もっとも、これを行うのは決して簡単ではありません。
インチキ療法だけでなく、
発達障害支援でそれなりに定評のある療法,トレーニングでも
長期的な効果測定,予後調査は十分なされておりません。
また、検討委員会のメンバーを誰にするのかという問題もあるでしょう。
発達障害の専門家もまた
特定の療法やトレーニングの支持者である可能性はありえます。
その専門家を委員にすることにより、
自らが推奨する療法やトレーニングに高い評価を与え、
ライバル関係にある療法やトレーニングに低い評価を与える場合も
皆無とは申し上げられません。

特に誰を検討委員にするのかという点については
具現化するにしても
よく練り上げられていかなければならないでしょう。

ま、あたしのコメントの中で使えるヒントがあれば、
使ってみてくださいな。

[#33666] 過去の朝日新聞の問題記事と抗議活動
 マシュー  - 10/4/25(日) 8:50 -

引用なし
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   ▼POLINECIAさん:
とても良い解説をありがとうございます。

私からも、ご参考までに
2003年に朝日新聞に掲載され問題になった「テレビ視聴と自閉症」の記事と、
それに対する発達障害専門家と弁護士の抗議文、
それらに対しての朝日新聞の回答が
東京都自閉症協会のHPに掲載されています。
http://www.autism.jp/etc_tv.html

今回の産経新聞の問題に通じるものがありますので、ぜひご覧ください。


(上記URLから、問題の朝日新聞記事の部分のみ引用)

「テレビがつくる言葉遅れ」
 運動機能や知能に問題がないのに言葉をほとんどしゃべれず、仲間と遊べない子どもが増えている。このような「自閉症そっくり」の子どもたちを、川崎医科大学(岡山県倉敷市)の片岡直樹教授(小児科)は「新しい タイプの言葉遅れ」と名付けた。原因はテレビやビデオ漬け。「テレビをやめ、母子教室などであやしたり、じゃれあったりして、愛着関係を育てる。まねや指さしができるようになると、心が通じ合う。3歳前までは治る可能性が高い」と片岡さん。

 はっきり確信したのは94年だった。2歳2カ月の女児は目線が合わず、呼びかけは無視、指さしもしない。生後6カ月からテレビ、ビデオと、オモチャでの1人遊びばかり。手がかからないと喜んでいた親も、意 味不明の言葉しか話さないので心配して受信した。同じような子どもが次々と片岡さんのところに集まり、200人を突破。01年夏「テレビ・ビデオが子どもの心を破壊している!」(メタモル出版)に治療経過など をまとめた。

 内容はよくてもビデオ、テレビ、テレビゲームは一方通行の刺激。人間的な接触が不足すると、乳児期で最も大切なコミュニケーション能力の土台ができなくなる。1歳まで正常、半年間の学習ビデオ漬けで言葉が消え た例もある。

 自閉症は脳障害が原因とされている。今は200人に1人で、40年前の25倍という異常な増え方だ。片岡さんは、増えた分の多くは実は治る可能性が高い「言葉遅れ」で、やはり急増中の「注意欠陥・多動障害」 (ADHD)や「学習障害」(LD)の児童の大半は、その軽いものと考えている。(編集委員・田辺功)

[#33667] Re:過去の朝日新聞の問題記事と抗議活動
 POLINECIA  - 10/4/25(日) 11:09 -

引用なし
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   ▼マシュー様:

おかげ様で擬似科学脳説が出回った際に
障害者団体がどのように対応しているのかについて
過程を含めて確認することができました。
感謝いたします。

あたしもこの件については調べられる範囲で調べたのですが、
現状の脳研究において、
医学,リハビリ,教育などにすぐに応用できる研究は存在しない
というのが一般的な脳研究者の見解でございました。
しかし、発達障害支援の分野では脳の機能を向上させることができる
と名乗る療法やトレーニングが広く出回っております。
これらの療法やトレーニングは保険適用とはならず、
高額な料金が発生することもあるだけに、
関係者が振り回されないような取り組みが必要と考えてございます。

参考までに以前読売新聞で見かけた貴重な記事を紹介いたします。
あたしはこの記事でコメントを寄せていた脳研究者の著作を読み、
勉強いたしました。

以下、引用-----------------------------------------------

右脳・左脳、ゲーム脳…脳科学の「神話」ご注意 (読売新聞 - 01月23日 17:38)
世は空前の脳科学ブーム。タイトルに脳のつく書籍は、この5年間で3000冊以上も出版された。しかし、脳に関する気になる話は、研究結果を拡大解釈した俗説も少なくない。

 経済協力開発機構(OECD)は、こうした俗説を「神経神話」と呼ぶ。典型的な例として「〈論理的な左脳〉と〈創造的な右脳〉」というような単純な区分けと、3歳児までに豊かで多様な刺激を与えた方が頭が良くなるという「3歳児神話」の二つをあげる。

 テレビゲームをやり続けると、子供がキレやすく反社会的になるという「ゲーム脳」も、神話のひとつ。「前頭葉で脳波のアルファ波が増え、逆にベータ波が激減するパターンは認知症と一緒」というのが根拠で、教育関係者らに広く支持された。しかし、「脳科学の真実」という著書もある坂井克之・東京大学准教授(脳科学)は「ベータ波はリラックス時にも減る。結論が先にあってデータを使っただけで、脳活動のデータが何を示しているのかの判断は難しい」と批判する。

 ◆脳トレだけの効果は「?」◆
 簡単な計算や音読で脳を鍛えるという「脳トレ」もブームになった。認知症の予防に応用した学習療法も広がっている。お年寄りが脳トレに取り組み、認知症が改善したというデータも出ているが、学習療法では介護スタッフが励まし、褒めることが重要な要素だ。スタッフがお年寄りの隠れた能力に気づき、その能力を引き出す側面も大きい。
 脳トレを提唱した川島隆太・東北大学教授は「学習療法の目的は、認知症の改善で、どの要素が効いているかは重要ではない」と主張するが、坂井さんは「脳トレだけの効果なのか、科学的に検証されていない」と指摘する。

 ◆実際の研究とはミゾ◆
 こうした神話が続々と生まれるようになったのは、1990年代以降。磁気共鳴画像(MRI)など脳の分析技術が発達し、脳の画像が手軽に手に入るようになってからだ。
 兵庫教育大学の松村京子教授は「家庭や教育現場で脳科学への関心が高まっているが、実際の研究との間には溝がある。その分、単純化された説明を受け入れがち」と指摘する。ウソの話も脳の画像と一緒に説明すると、信じる人が増えるという研究もある。
 専門家でつくる日本神経科学学会も今月、科学的な根拠を明確にした情報発信を求める声明を出して現状に警鐘を鳴らした。脳の研究は教育や医療に応用されることが多いだけに、情報の出し手も受け手側も注意が必要だ。(科学部 杉森純)

引用、ここまで----------------------------------------------

[#33668] [投稿者削除]
   - -

引用なし
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   この書き込みは投稿者によって削除されました。(10/12/5(日) 19:04)

[#33669] 訂正
 Olivia  - 10/4/26(月) 3:02 -

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   高機能自閉症と広汎性発達障害とごっちゃにしてしまいました・・・
とにかく、アスペルガー症候群かもしれない、と母はそのとき思ったそうです

[#33674] 自閉症児を人間扱いしない教授
 yoppi  - 10/4/26(月) 12:07 -

引用なし
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   ▼マシューさん:
>「テレビがつくる言葉遅れ」
> 運動機能や知能に問題がないのに言葉をほとんどしゃべれず、仲間と遊べない子どもが増えている。このような「自閉症そっくり」の子どもたちを、川崎医科大学(岡山県倉敷市)の片岡直樹教授(小児科)は「新しい タイプの言葉遅れ」と名付けた。原因はテレビやビデオ漬け。「テレビをやめ、母子教室などであやしたり、じゃれあったりして、愛着関係を育てる。まねや指さしができるようになると、心が通じ合う。3歳前までは治る可能性が高い」と片岡さん。

この教授、現在でもこの考えを貫いていて、
自身が代表の「子育て研究所」という団体のサイトで
「自閉症環境発症論」を今年3月付けで発表してます。
http://www10.ocn.ne.jp/~nkataoka/index2.html

このサイトでは、発達障害児を「問題児」と表現したり、

この「問題児」の対策として、
「生後5〜6ヵ月に逆戻りして、育て直しをする。
応答的環境で五感がうまく芽生えると心が育つ。
キーポイントは人間として魂が根づくかどうかにかかっている。」
と書いてあったり

発達障害児や自閉症児をまるで人間扱いしていません。


このサイトには役に立つことは全く書かれていませんが、
こんな変わった考えをする学者もいると思って見ると
面白いかもしれません。

[#33677] Re:自閉症児を人間扱いしない教授
 月の宴  - 10/4/26(月) 15:46 -

引用なし
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   ▼yoppiさん:
>この教授、現在でもこの考えを貫いていて、
>自身が代表の「子育て研究所」という団体のサイトで
>「自閉症環境発症論」を今年3月付けで発表してます。
>http://www10.ocn.ne.jp/~nkataoka/index2.html

このサイトは出鱈目だらけで信用できるものではない。
この教授が今後マスコミに登場しないことを願います。

[#33695] 犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取った人がいる。自信を持って」って……
 タルト  - 10/4/27(火) 12:12 -

引用なし
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   今朝の朝日新聞にも
読者の反応が気になる記事が。
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201004260547.html

――――――――――――――――――――

「発達障害でも自信持って」裁判長が被告激励 東京高裁


「発達障害でノーベル賞を取った人がいる。自信を持って」。JR東京駅ホームで昨年3月、女性(当時60)を突き落とし、負傷させたとして殺人未遂罪に問われ、一審で懲役9年の判決を受けた無職太田周作被告(25)=大阪府富田林市=の控訴審判決で、東京高裁の矢村宏裁判長は26日、被告側の控訴を棄却した後、そう語りかけた。被告は何度もうなずきながら聴き入った。

 一、二審とも、被告の当時の責任能力が広汎性発達障害の影響で低下していたかどうかが争点になった。就職先が見つからない不満から自殺を考えたが遂げられず、無差別殺人で死刑になるしかないと思ってもためらい、最終的に実行してしまった経緯について、高裁判決は「障害の影響が表れているようにも思われるが、記憶は保たれており程度は軽い」と指摘。東京地裁の裁判員裁判の判決を支持した。

 矢村裁判長は判決文を読み上げた後、法壇から少し身を乗り出すようにして「分かったかい」と被告に声をかけた。うなずく被告に、「発達障害とうまく付き合えるよう、医師に聞いて勉強すればいい。発達障害というのはだめな人ではない。自信を持っていいんだ」と諭した。

 広汎性発達障害は脳の機能障害とされ、対人関係を築くことなどが困難だとされる。特定の分野で突出した能力を発揮することがあり、ノーベル賞受賞者のアインシュタインにも同様の特徴があったとの説がある。(山本亮介)

――――――――――――――――――――


一見“美談”のようだが
犯罪者の向かって「ノーベル賞」だとか「自信を持って」
とか言うのは場違いな気がする。

犯罪を起こす前に言うのならよかったが……。

[#33697] Re:犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取った人がいる。自信を持って」って……
 Olivia  - 10/4/27(火) 14:04 -

引用なし
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   日本では、犯罪を犯した人や、鬱病の人や、学校や職場でちょっと問題があった人は、何かというと発達障害と診断される傾向にあるように思われるのですが。
犯罪者の精神鑑定だっていい加減なものでしょう。
弁護士側は「精神鑑定の結果、精神に異常があった」と主張し、検察側は「精神に問題は無く、責任能力に支障はなかった」と主張します。

[#33702] Re:犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取った人がいる。自信を持って」って……
 LL  - 10/4/27(火) 16:03 -

引用なし
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   ▼タルトさん:
> 就職先が見つからない不満から自殺を考えたが遂げられず、無差別殺人で死刑になるしかないと思ってもためらい、最終的に実行してしまった経緯について、

毎日新聞の記事では動機を
「就職活動がうまくいかず、母親から障害者として就職するよう言われ、プライドが許さないことから人を殺し死刑になろうと考えた」
としています。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100427ddm041040163000c.html


>一見“美談”のようだが
>犯罪者の向かって「ノーベル賞」だとか「自信を持って」
>とか言うのは場違いな気がする。
>
>犯罪を起こす前に言うのならよかったが……。


裁判長の、「発達障害“でも”」という言い方が、発達障害のことを勉強してないような印象を受けました。
ノーベル賞受賞者を例えに出すのも安易な気がします。

そして、「発達障害でも自信を持って」と励ましながら、刑務所送りというのはどうかと。

[#33703] Re:犯罪者に「発達障害でノーベル賞を取った人がいる。自信を持って」って……
 High  - 10/4/27(火) 17:20 -

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   ▼タルトさん:

>「発達障害でノーベル賞を取った人がいる。自信を持って」。

裁判長はアインシュタインの俗説を真に受けていると考えられます。

アインシュタインの没年は1955年4 月18日

ハンス・アスペルガーの報告は1944年
しかし、第二次世界大戦(1939年ー1945年)で論文は埋もれ
1981年にローナ・ウィングが紹介してるので

論理的に考えるとアインシュタインを診察した
精神科医師は存在しないと考えるのが妥当

1901年スイス国籍取得に際の徴兵検査で静脈瘤の診断は受けている
1917年肝臓病を煩う
1948年に動脈瘤の診断は受けている

伝聞に拠るエピソードで、AS特徴と考えて居るだけである。
(俗説の震源地は一体誰なんだ?)

また、裁判官は医師ではないので診断はできない
(診断したなら医師法違反)
国内には医師免除と司法試験合格者は3名しか居らず
いずれも医師を選択している

裁判官って可也世間から遊離した生活をしているので、
一般常識が通用しない方も居られるし、理化学分野に関しては
一般人以下の場合もあり得る。
法曹界の方が余程アスペです。

最近の東京高裁は保守反動判決多いですし。

[#33756] 去年の記事でも同じ事言ってる!!
   - 10/4/29(木) 8:57 -

引用なし
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   ▼もずくさん:
>『自閉症は「治らない」とされてきたが早期発見による週30〜40時間の集中治療で約半数が治ることが分かった。』とか、
>信じられないようなことが堂々と書かれていて、これを読んだ人は「発達障害は環境や親の育て方のせいで発症するものだ」と誤解すると思います。

高橋史朗氏は、この記事と、今年3月の記事だけでなく、

昨年3月の産経記事でも

『さいたま市教育相談センターの金子保所長によれば、発達障害の子供は2歳までに発見し対応すれば治る可能性が高く、3歳では治る可能性は五分五分で、それ以後は治る可能性は低いという』

と同じ事を言ってる。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090719/edc0907191834006-n3.htm
(高橋史朗氏写真付き)

高橋史朗氏は産経には月1回位のペースで記事を出してるようだ。

また同じ事言われるかも。

[#33757] さらに同じ事言ってる!!
   - 10/4/29(木) 9:18 -

引用なし
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   >昨年3月の産経記事でも(7月の誤りでした すいません)
>
>『さいたま市教育相談センターの金子保所長によれば、発達障害の子供は2歳までに発見し対応すれば治る可能性が高く、3歳では治る可能性は五分五分で、それ以後は治る可能性は低いという』
>
>と同じ事を言ってる。
>http://sankei.jp.msn.com/life/education/090719/edc0907191834006-n3.htm
>(高橋史朗氏写真付き)

この記事とは別の、昨年11月の産経記事でも
高橋史朗氏はこう言っている。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/091102/edc0911020843001-n3.htm

『−−「親学は押し付け」などの批判もあったが

 「親学は特定の価値観の強制や押しつけではなく子供の発達を支援するもの。発達段階に応じたかかわり方を科学的知見に基づいて伝えることが親学の使命。最近、増えている発達障害の問題も3歳までのかかわり方が重要といわれる。『しっかり抱いて下に降ろして歩かせる』『かわいくば二つしかりて三つほめ、五つ教えてよき人にせよ』など日本人が大事にしてきた子育ての伝統を取り戻す必要がある。脳科学など最新の知見で日本の子育て文化を創造的に再発見したい」』


産経新聞の読者は、何度も「伝統的な子育て」で発達障害が治るような記事を読まされて、信じ込んでいる人も多いのではないか。

[#33758] 自民党の講演でも同じ事言ってる!!
   - 10/4/29(木) 13:23 -

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   > 「最近、増えている発達障害の問題も3歳までのかかわり方が重要といわれる。『しっかり抱いて下に降ろして歩かせる』『かわいくば二つしかりて三つほめ、五つ教えてよき人にせよ』など日本人が大事にしてきた子育ての伝統を取り戻す必要がある。脳科学など最新の知見で日本の子育て文化を創造的に再発見したい」』

昨年6月の自民党熊本県連主催の
「第3回明日のリーダー育成塾」
でも、高橋史朗氏が同じ事を言ってる。
http://www.jimin-kumamoto.com/reader/r_rog.html

『発達障害も2歳までに発見すれば解決できる。3歳までに発見すれば5割の確立で解決できる。4歳になるとむずかしい。遺伝性・環境性(2歳までに親がどう関わったかが大事)親は、子どもを突き放す、しっかり受け止める!これがあれば何にでも挑戦できる。人権教育、道徳教育、いずれもまずは家庭教育が基礎となる。親心が育てる人間力、大事にしよう。』

自民党とは関係ないが、受講者が悪影響を受けたかもしれない。
日本の明日が心配だ。

[#33771] 高橋氏の発達障害観に疑問を抱く議員のサイト
 凛々  - 10/4/30(金) 8:53 -

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   高橋氏の発達障害観について
ある仙台市議の方が自身のサイトで
多くの人々の気持ちを代弁するような感想を
書いています。

私も同感する事が多かったので、
どうぞご覧ください。
http://renna.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_a538.html


(以上のサイトより一部引用)


高橋史朗氏の講演―発達障害に対する理解に疑問

 仙台市PTA協議会主催の研修会で、『親学のすすめ』をテーマに、高橋史朗氏(明星大学教授)が7月3日、講演しました。発達障害に関わる発言に不正確で不適切な点があり、全体についても問題意識をもたざるをえませんでした。


保護者を脅して「親学」を押しつける材料にしていないか

 高橋氏は、サイレント・ベイビーの話をしました。「サイレント・ベイビー」は、使われなくなりつつある表現です。親が子育てに関心をむけないなど、育て方の不適切さにより乳幼児に問題が生じていることを指摘するのであれば、親の側を問題にする「ネグレクト」と表現することが普通になっています。
…NHKの番組でサイレント・ベイビーという言葉が使用された際に、自閉症などの障害者団体が抗議したことがあります。


 高橋氏は、「夜中に一日3回以上目が覚めてしまう重度の睡眠障害のケースは、5年後にADHDと診断されたケースが四分の一ある」という、ある施設の話を紹介し、「こういうデータをもっと教えなければいけない」と力説しました。
…「四分の一」というのは、いくらなんでも多すぎます。高橋氏は、「ある施設の人がそういったので、紹介したまでだ」と逃げるかもしれませんが、誤解を生むことを承知で話すというやり方は、とるべきではないでしょう。
…睡眠障害だったらADHDを疑えといわんばかりの表現は不正確です。


 「少年院に入っている子は八割が発達障害者だ」という研究者の発言を断定的に紹介したのは、誤解しか与えません。
…診断を受け、適切な対応がなされていれば、犯罪には至らなかったと考えられており、教育的な視点から取り上げるのであれば、なによりも発達障害の早期発見・療育支援のシステムづくりが遅れていることこそ問題にしなければなりません。


 高橋氏は、発達障害に関わる極端な話を持ち出して、「こんなデータもあるんだぞ、だから親学に励め」と、保護者を脅して「親学」を押しつける材料にしているのではないでしょうか。
 高橋氏は、「発達障害の問題は、なかなか口にすることができません。発達障害の子どもをもった親が『それは私が悪いんでしょうか』と言ってくるわけですから、なかなかわかりあえない」と、無造作に発言しました。開いた口がふさがりませんでした。誤解と偏見を広げる話をしたら、保護者が抗議するのは当たり前だからです。


独断を押し付ける『親学』なら、拒否しなければならない

 高橋氏は、論証ぬきに断定する話し方に特徴があります。やさしく抱きしめることを論証ぬきに「母性」と断じ、地面におろして歩かせることを一方的に「父性」と、していました。男女の役割分担、とりわけ、母親による子育てを強調し、3歳児神話は神話ではなく科学だと主張していました。
…非科学を押しつけるのが「親学のすすめ」ならば、私たちは真理と民主主義の名で、これを拒否しなければなりません。

…出席したPTA会長さんの中からも、「非常に独断的なものの言い方だ。なぜ講師に選ばれたか」と、講師の選任の仕方への疑問が出ていました。

[#33776] 『治癒』と『寛解』とのギャップ
 Cyperus-A  - 10/4/30(金) 16:38 -

引用なし
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   ▼もずくさん:
>産経新聞に、自閉症や発達障害に対しての誤解や偏見を招きかねない記事が掲載されました。(以下URL、全2ページ)
>http://sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm

 疾病やケガが『良くなる』・『快方に向かう』のには、『治癒』と『寛解(かんかい)』の二通りの方向性があります。

 『治癒』というのは、例えば、インフルエンザのヴィールスと身体の免疫系が闘ってそれらが消滅して、発熱やせき・のどの痛み・倦怠感などの不快な状況から抜け出て、元気な状態へと戻っていったことを指します。皮膚に負った傷が目立つことなくきれいに治るのもまた同じで、どちらかというと、いったん損なわれた健全な身体の状況が、自然にほぼ以前の状況へと戻るというニュアンスです。


 これに対し『寛解』のほうは、例えば、血圧が高いけども、薬を飲んでいることで、何とか安定させることができて、脳内出血などのより深刻な状況にならずに、元気に生活をしていたり、がんの手術を受けた後、再発していないか定期的にCTを撮っているけれども、今のところ幸いにして腫瘍の影が浮かばずに元気ですといった具合で、機能は不完全でも何とか、薬や検査・リハビリなどの外部からの作用によって、それが目立たない状況になるというニュアンスとなると思います。

 では、『発達障害はどちらなのか?』といえば、それは明らかに『寛解』という状態の域を超えることが無理であるということは、かなりの人が大人になってからも、強い生きづらさを抱えていることから、火を見るよりも明らかです。 同じことは、統合失調症・うつにも当てはまります。外からの何らかの作用がなければ、上手く自分らしく振る舞うことが困難になります。

 この記事の問題は、『治る』という言葉が、単に『良くなっている』以外に『症状が消失する』という治癒の意味を含んでいるものであるということです!

 『寛解』というのはいささか専門的なので、平素的な表現を選ぼうとしたものだと思うのですが、意訳としては適切ではなく、『…という状況からの改善が見られました。』くらいの表現の方がしっくりいくのではと、僕も思わずにはいられません。

[#33837] 明石家さんまの番組にトンデモ脳科学者
 こしたけ  - 10/5/7(金) 11:50 -

引用なし
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   ▼もずくさん:
>『発達障害は、「HQ(人間性知能)障害症候群」で、HQを伸ばす方法によって、ADHD(注意欠陥多動性障害)は確実に改善すると断言している。』
と言っているトンデモ脳科学者の澤口俊之氏は、
明石家さんまの番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系月曜夜11時)によく出演していて、
その天然トンデモ発言が面白いので人気があります。

ただ、テレビ的には面白いキャラクターでいいのですが、
それが澤口氏のトンデモ発達障害本の宣伝につながり、
発達障害の誤解が広がるのは迷惑なことです。

[#33841] Re:明石家さんまの番組にトンデモ脳科学者
   - 10/5/7(金) 13:17 -

引用なし
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   ▼こしたけさん:
>明石家さんまの番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系月曜夜11時)によく出演していて、
>その天然トンデモ発言が面白いので人気があります。
>
>ただ、テレビ的には面白いキャラクターでいいのですが、
>それが澤口氏のトンデモ発達障害本の宣伝につながり、
>発達障害の誤解が広がるのは迷惑なことです。

澤口氏はテレビ朝日の「ガリレオ脳研」にも出演することがある。

テレビでの澤口氏の露出が多くになるにつれ、
ネットでの澤口氏の人気が上昇しており、
澤口氏の脳科学論を賞賛するブログも現れてきた。
不吉な兆候だ。

「ホンマでっかTVでおなじみの」という触れ込みで澤口氏の講演会もよく開かれているようで、
テレビで澤口氏を知って講演会に行き、講演会場では澤口氏の著書を買った、とブログで報告する人もいる。

澤口氏がテレビでの知名度を利用して
「発達障害を治す」という「HQなんたら」療法を広めようと
しているのではないかと危惧する。

[#33852] Re:明石家さんまの番組にトンデモ脳科学者
 こしたけ  - 10/5/8(土) 11:47 -

引用なし
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   >>『発達障害は、「HQ(人間性知能)障害症候群」で、HQを伸ばす方法によって、ADHD(注意欠陥多動性障害)は確実に改善すると断言している。』
>と言っているトンデモ脳科学者の澤口俊之氏は、
>明石家さんまの番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系月曜夜11時)によく出演していて、
>その天然トンデモ発言が面白いので人気があります。
>
>ただ、テレビ的には面白いキャラクターでいいのですが、
>それが澤口氏のトンデモ発達障害本の宣伝につながり、
>発達障害の誤解が広がるのは迷惑なことです。

4月5日放送の「ホンマでっか!?TV」の2時間半スペシャルでの
子育てについての澤口氏の発言の一部です。(以下「テレビの話題をウォッチ」サイトより)
http://tomotomo214902.blog2.fc2.com/blog-entry-4.html

『3歳頃がしつけの重要な時期。
5歳や7歳でもいいと思っていることが大きな間違い。
3歳ぐらいの重要なしつけとは…
まずルール、約束事を決める。(なんでもよい)
約束事を破った時には有無を言わさず罰する。』

『習い事は「ピアノ」のみ
データ的にわかっていて、今までのデータで一番いいのは「ピアノ」で「指を動かす・先を読む・暗記」すべて脳の働きを高める。
ピアノを習うと頭が良くなるということが分かっている。
そしてそのような子供はキレにくくなる。
万能的な方法。』

毎回この番組の最後に
『この番組に登場する情報・見解はあくまでも一説であり、その真偽を確定するものではありません。』
というテロップは出るのですが、澤口氏のトンデモ子育て論がテレビで放送されるのは影響力が大きいので心配です。

[#33858] 産経新聞記事と「親学」問題のまとめ
 凛々  - 10/5/9(日) 8:35 -

引用なし
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   今回の産経新聞の記事と「親学」についてのまとめと
ネットでの反応が
そらパパさんのブログに載っています。
ぜひご覧ください。
『「親学」問題について、とりあえずのまとめ。』
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/148395530.html

そらパパさんのブログでは
最近の花風社と「代替療法」の動向などについても
書いていますので
時折チェックしてみるとよいかもしれません。

『お父さんの[そらまめ式]自閉症療育』トップページ
http://soramame-shiki.seesaa.net/

[#33861] あの花風社も「発達障害は治る」?
   - 10/5/9(日) 11:29 -

引用なし
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   ▼凛々さん:
>そらパパさんのブログでは
>最近の花風社と「代替療法」の動向などについても
>書いていますので
>時折チェックしてみるとよいかもしれません。

ニキ・リンコさんの著作など
自閉症関連の本でおなじみの花風社が、
「発達障害は治りますか?」
という本を近日出版するそうだ。
http://www.kafusha.com/shinkanyoyaku/shinkanyoyaku.html

表紙には
「治らないという考え方は、治りませんか?」

産経新聞に続いて、物議を呼びそうだ。

[#33862] ウザいんですけど!
 ろりん ホームページ  - 10/5/9(日) 21:03 -

引用なし
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   もうスレッドは長くなったので、別のスレッドを立てるのはどうでしょうか?

[#34338] Re:「発達障害は治る」という産経新聞のインチキ記事
 みるにゃん  - 10/6/30(水) 10:07 -

引用なし
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   おはようございます。
はじめまして
AS当事者で聴覚障害者の『みるにゃん』です。

記事についてはかなり古いですが、スレが最新順に上がっていたので読みました。


はい…?

『発達障害は治る』?

いえ

『発達障害は治るのではなく、療育により困難の軽減を促し、ゆっくりとした発達とともに一生付き合っていく』のではないのですか?

発達障害者は人間性が欠けているの?

いえ

発達障害者は生まれながらにして、対人関係が苦手でユニークでちょっと風変わりだけど、ちゃんと人間性はあるじゃないですか?


別に私の話ですが


私が今までを通して、アスペルガー症候群(AS)だと知らずに生きてきて、様々な困難はありました。

だけど色々な自閉症関連の本に出会い、診断を下されたんですよ。

様々な本から、『しつけのせい、虐待のせいでなるものや、子供のころは普通だったのに大人になってから発達障害になったのではありません。生まれつき脳機能に不全があるからです。』と書かれてありますし


先程の『発達障害は治るのではなく、療育により困難の軽減を促し、ゆっくりとした発達とともに一生付き合っていく』も書かれてあります。


こうして、正しい理解を深め、自分のことが理解できるのに


今、このような誤解を招く本でも出されると発達障害者への非難または無理解が繋がって、子供たちも苦しむことになります。

勿論、自閉症療育などに影響されないかこの先が見えないので不安や恐怖が大きいです。
最早出版まであるというのでますます誤解を受けて、人間性のないという認知があったら…感情がないと否定されるので怖いです。

余談ですがこのスレ長いし、迷惑になっているともいう方々がいますので整理して新しいスレに移動するか、書き込み停止の指南をお願い致します。


では、失礼致しました。

[#34339] 最後の文章について(訂正)
 みるにゃん  - 10/6/30(水) 10:10 -

引用なし
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   訂正

お願い致します ではなく

お願いできますか?

です。

読み直したらちょっと失礼かと思いましたので訂正させていただきました。

[#34377] 治ると言う意味について
 ネム  - 10/7/3(土) 0:49 -

引用なし
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   別に全ての人が完全に完治できるとは書いてませんよ。

落ち着いてよく読んでみましょう。

改善される人が相当数いる=治ると書いています。

あまり過剰に反応するのは収集がつかなくなって良くないです。


それにしても、発達障害の割合が相当数増えていると
言う記事に関心を持ちました。
発達「障害」とは言っていますが、個性の延長でしかないので、
遺伝しますからね。

生活保護によって、豊かな生活を送って繁栄できているんですね。
働けない人が増えて国家を転覆させる日も近いかも知れません。

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