アスペルガーの館の掲示板

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[#33873] テンプル・グランディンの著書を読まれた方、感想を寄せて下さい ali,forever! 10/5/12(水) 16:20 [未読]
[#33874] Re:テンプル・グランディンの著書を読まれ... エバラ 10/5/12(水) 18:10 [未読]
[#33875] Re:テンプル・グランディンの著書を読まれ... エバラ 10/5/12(水) 18:18 [未読]
[#33876] Re:テンプル・グランディンの著書を読まれ... うめ子 10/5/12(水) 19:10 [未読]

[#33873] テンプル・グランディンの著書を読まれた方、感想を寄せて下さい
 ali,forever!  - 10/5/12(水) 16:20 -

引用なし
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    テンプル・グランディンという自閉症の当事者が書いた、
<自閉症感覚(かくれた能力を引き出す方法)byNHK出版、
原題<The way I see it:a personal look
at Autism and Asperger's>Temple Grandin著、という本の
紹介が今月か先月のNHKラジオの英語講座のテキストにありました。

 私はこれまでアスペルガー関係の入門書の様なものを幾つか
パラパラめくった事はありますが、どれもイマイチしっくり
来なかった中で、この本の紹介記事にあった、
自閉症の当事者がこの世界とどの様にして関わりをもつかの
例として、ドアノブに細いチェーンのような物をからませて、
その感触をあじわったり・・・といった説明は非常に共感
できるものでした。そして、ベルギーのIT企業がアスペルガー
当事者の、健常者とは違った物の見方を活用して、
確かコンピューターソフトのデバッグだったかに
役立てている・・・といった内容の抜粋は
(個人的な話ですが、40半ば過ぎて
自宅の近所のレストランにオープンで皿洗いの面接に行き、
ノイローゼの持病がある者ですが、毎日4−5時間程度
働かせて下さい、と頼んだは良いが、うちも商売だし、
今のこの厳しいご時勢に最初から働きの悪い事が分っている
人間を雇う気は無い、という意味のことを
丁寧な言葉使いで言われて断られた身としては)
非常に勇気付けられるものでした。

 すぐに原書を取り寄せて読んでみたいところですが、
この本はAMAZONの通販で注文しても、発送までに
1−3週間かかる、とありましたので、とりあえずどなたか
原書、日本語訳を問わず読んだことのある方がいらしたら、
感想なり、コメントなり、何でも結構ですから
教えてください。 

[#33874] Re:テンプル・グランディンの著書を読まれた方、感想を寄せて下さい
 エバラ  - 10/5/12(水) 18:10 -

引用なし
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   ▼ali,forever!さん:
> テンプル・グランディンという自閉症の当事者が書いた、
><自閉症感覚(かくれた能力を引き出す方法)byNHK出版、
>原題<The way I see it:a personal look
>at Autism and Asperger's>Temple Grandin著、という本の
>紹介が今月か先月のNHKラジオの英語講座のテキストにありました。

前のスレッドでテンプル・グランディンさんの「自閉症感覚」を紹介した者ですが、発売されたばかりなので私もまだ現物を手にしておらず、感想を書くことができなくて大変申し訳ありません。

その代わりといってはなんですが、
「自閉症感覚」の説明をアマゾンのサイトから引用します。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4140814209/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=465392&s=books


『内容

コミュニケーションがうまくとれない、いつもパニックを起こしてしまう―自閉症の人たちは、アンバランスで鋭敏な独特の感覚ゆえに、学校で、社会で、苦しんでいる。しかし、みずからも自閉症をかかえながら、動物科学者として活躍する著者は、「自閉症感覚」は磨けば光るダイヤの原石だと言う。どのようにサポートすれば、自閉症の人たちは輝くことができるのか?彼らの社会的自立をめざすための究極のテキスト。


出版社からのコメント

自閉症の当事者が、その特有の考え方や感じ方、得意なことや苦手なことを、みずからの経験を踏まえて分かりやすく解説した本。仲間にとけ込むにはどうしたらいいのか? 一般常識を身につけるには? 個性はどこまで大切にするべきか? そして、自閉症特有の能力を活かすには? 
著者は、アメリカの著名な自閉症者で、動物科学者でもあるテンプル・グランディン。医師や専門家ではなく、自閉症者本人による専門的な解説であるというところに、大きな意味があります。そのため、本国アメリカのamazon.comでは、刊行から1年以上経った2010年現在でも、関連書のランキングベスト3を占めるバイブル的存在です。自閉症・アスペルガー症候群の人をより深く理解するために役立ちます。


カバーの折り返し

「私は、人が目の動きで気持ちを伝え合うことを、
50歳を越えたころに本で読んで初めて知りました」

コミュニケーションがうまくとれない、いつもパニックを起こしてしまう----
自閉症の人たちは、アンバランスで鋭敏な独特の感覚ゆえに、
学校で、社会で、苦しんでいる。
しかし、みずからも自閉症をかかえながら、動物科学者として活躍する著者は、
「自閉症感覚」は磨けば光るダイヤの原石だと言う。
どのようにサポートすれば、自閉症の人たちは輝くことができるのか?
彼らの社会的自立をめざすための究極のテキスト。


著者について

テンプル・グランディン
コロラド州立大学准教授。動物科学者。動物施設の状況を監査する会社を経営しながら、自閉症関連の講演を多数行なう。2歳のときから自閉症の典型的症状(言葉を話さず、常同行動を行なうなど)が現われ、さまざまな療育を受けた。『動物感覚』(NHK出版)はニューヨークタイムズ・ベストセラー。ほかに、『我、自閉症に生まれて』『自閉症の才能開発』(以上、学習研究社)など著書多数。


著者略歴

グランディン,テンプル
コロラド州立大学准教授。イリノイ大学で動物科学博士号を取得。自ら経営する会社「グランディン・ライヴストック・ハンドリング・システムズ」を通じて、世界中の動物施設の状況を監査する。また、自閉症について講演を行ない、多くの自閉症の人々とその家族を勇気づけている。つねに、自閉症の人々には何ができるのかという社会の通念を書きかえてきた。自分自身の不安をやわらげるために開発した人体加圧装置「締めつけ機」は世界中で知られている

中尾 ゆかり
西南学院大学文学部卒業、翻訳家


辻井正次教授(中京大学現代社会学部)

この本は、テンプルさんの視点ではあるものの、非常に実用的で、臨床家の観点で正しいと実感させる記述に満ちている。特に、知的障害のない、高機能の自閉症スペクトラムの人たちにとって、社会的に人づきあいをどのようにこなしていくか、あるいは就労に向けてどういう取り組みやスキルが必要になるのかという部分に関しては、ともすると臨床家たちの記述よりもバランスの取れた内容になっている。

トニー・アトウッド博士(自閉症の世界的権威者)

テンプルは私のヒーローだ。自閉症の理解に世界でもっとも貢献した人物は、まちがいなく彼女だろう。 』

[#33875] Re:テンプル・グランディンの著書を読まれた方、感想を寄せて下さい
 エバラ  - 10/5/12(水) 18:18 -

引用なし
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   ご参考までに、「自閉症感覚」の目次もアマゾンから引用します。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4140814209/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392


目次

日本語版刊行に寄せて  中京大学現代社会学部 辻井正次
まえがき  ルース・サリヴァン博士
自閉症をよく知らない読者の方へ
テンプル、人生について語る(トニー・アトウッド博士によるインタビュー)
はじめに


第1章 自閉症と診断されたら

診断名にとらわれない
子ども向けの簡単な療育プログラム
3つの思考パターン
高い期待が結果を生む


第2章 子どもの学力を伸ばすには

自閉症の私はこんなふうに考える
柔軟性を身につけさせる
「概念」について教える
才能を伸ばす
やる気を起こさせる
本好きの子どもにする
テレビゲームにのめりこんだら......
問題解決の実用的なスキル


第3章 感覚刺激に対処する

こんなふうに見える
こんなふうに聞こえる
自傷行為と痛みの感じ方
感覚統合療法を取り入れる


第4章 言葉の遅れがある人を理解する

よくある3つの質問
感覚が混乱した世界に住むティト
こんなふうに気持ちを伝える
課題はすみずみまで見せる


第5章 問題行動に対処する

「ただのいけない行動」と区別する
私のいじめ体験
不作法を許してはいけない
善意について教えるには


第6章 人づき合いへの第一歩

注意の切り替えが苦手
社会のルールを学ばせる
感情豊かな人もいる
自尊心をはぐくむ
対人関係を成功させる4つの秘訣


第7章 薬物療法とバイオメディカル療法

西洋医薬と代替療法を組み合わせる
薬の使用----危険性と効能を知る


第8章 脳の働き方

サヴァンの天才的能力
木はよく見えても森は見えない
極端な男性型の思考
赤ん坊の頭の大きさ
視覚的に考える脳


第9章 おとなになってから

大学進学のアドバイス
車の運転はできるのか?
楽しい仕事か趣味をもたせる
就職のアドバイス
個性を大切に
「ソーシャル・ストーリー」の活用
アスペルガー症候群の人の可能性
自閉症の遺伝子と天才の関係


訳者あとがき
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[#33876] Re:テンプル・グランディンの著書を読まれた方、感想を寄せて下さい
 うめ子  - 10/5/12(水) 19:10 -

引用なし
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   テンプル・グランディンの自伝「我、自閉症に生まれて」は、
以前に図書館で借りて読んだことがあります。

自閉症者の内面が細やかに描写されていてとても素晴らしい内容だったのですが、
訳者のあとがきで、テンプル・グランディンの文章は独特なもので、わかりやすく訳すのに苦労した、と書かれてあったと思います。

確かに、日本語訳でも独特の文章の箇所があって、あまりスムーズに読めなかった記憶があります。

ですので、「自閉症感覚」の文章はどのようなものなのかわかりませんが、原書を訳して読むには労力が必要かもしれません。

でも、原書だとテンプル・グランディンの伝えたいことに直接触れることができてよいかもしれません。

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