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ポカリさんへ
定型・女性です。
>アスペの人は空気が読めないとか、人とのコミュニケーションが
>苦手なのが特徴だと言われていますが、もし、ある一人のアスペルガーの人が
>たまたま人とのコミュニケーションに凄く興味をもってしまって、人付き合いが
>大好きになってしまったら、その人は普通の人よりも空気が読めるようになり、
>相手の気持ちを察するのが得意にまでなってしまう。
>なんて事は考えられるでしょうか?
「好きこそものの上手なれ」という諺があるくらいですから、努力の継続は、それなりに成果を得られると思います。
ただ・・「相手の気持ちを察するのが得意」というレベルは定型者でもそうそう多くは無い、と私は思います。傾聴力に磨きをかけて、想像力や共感性が豊かで、人生の経験値の蓄積も加味されないと「得意」とまでは言えないと思いますので。
会話の場合、ストレートに解りやすく表現する人も居ますが、とりとめもなく独り言のように表現する人も居ます。表情で訴える人。ニュアンスで伝える人。本当に様々です。
「明確な答えや方向性を求めているのか」
「ただ、聞いてほしくてしゃべっているのか」
「なぐさめや励ましを必要としているのか」
「同調や肯定が欲しいのか」
「感情を受け止めて欲しいのか」
「本当に悲しいのか、注目して欲しい為の演技なのか」などなど・・
相手の本意(ニーズ)を瞬時に正確に感じ取ることが「察する」ということなので、自分なりに分析していたり、パターンの中から選択していると時間が立ち過ぎて「ずっと後で理解出来た」という時間差が生じます。
定型者も自分の考えにとらわれたり、ぼんやりしていると、空気が読めず相手の気持ちが察せないことが多々あります。
相手や周囲への観察眼と感性と判断力が優れている人でないと、なかなか「得意」までは到達できないと思いますが。
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