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こんにちは。
4歳のアスペの長男と、多分健常の1歳の次男が居ます。
私も多分アスペか、そうでなくても何らかの発達障害があるのではないかと思います。診断等はしてもらっていません。
今日は、長男の幼稚園のことで、自分ではかなり辛い状況になってしまったので、泣き言を言わせてください。
長男の幼稚園は、モンテッソーリ教育の、35人くらいの小規模な縦割りの幼児教室です。
先生は厳しくて、やさしくて、とてもいい先生なのだと思います。
幼稚園では、自分の身の回りのことは自分でやること、やり始めたことには最後まで責任を持つこと(お片づけとか)、が基本で、
何事も実体験を大切にするため、畑をやったり、田んぼで田植えをしたり、山登りをしたり、夏にはキャンプもあるし、一泊の旅行にも行くし、冬にはスケート、スキー旅行もあります。親子遠足では、サツマイモ、ジャガイモ、サトイモ、落花生などを掘ったり、果物狩りに行ったりもします。とても素敵なところです。
子供一人一人が何でも納得するまでやって良いよ、と言ってくれるので、例えばこいのぼりでもどれだけ遅くなろうとも、他の子の進み具合や時期を気にせず、子ども自身がコレでいい、と思うところまで、納得いくまでやらせてくださいます。
失敗を乗り越えることで、強い精神と自信を作っていくといいます。
確かに卒園生たちは他の幼稚園のこと全然違って、しっかりしているし、お勉強も、運動も出来ます。お友達にも優しいし、とても素晴らしい子供たちだと思います。
が、とても厳しく、泣いてもわめいてもダメなものはダメ、やらなくてはいけないことはやらなくてはならない、と、きっぱりしています。例外はありません。
例えば朝のお支度が出来なければ、その後のことは何も出来ません。
安全ピン付のネームも自分でつけるため、初めのうちは何時間もかかってしまうようですが、先生は手は貸さず、自分で出来るまで待ってくださいます。一日かけて朝のお支度をする場合もあります。(息子は出来ないわけでじゃありませんが、だらだらしてしまうので、一日だらだらボーっとすることもあるようです)
やっているお仕事が終わるまでほかのことは出来ません。お弁当も食べられません。夕方の5時にお弁当を食べた子も居ます。
やっているお仕事が終わり、身支度等すべて出来なければかえれません。帰りの時間は2時半なのですが、7時に帰ってきた子供も居るらしいです。(息子の最長記録は6時半です)それまでお母さんは園の外で待っています。
食べ物は残さず食べなくてはなりません。うちの息子はお弁当を4時間かけて食べたことがあります。そのときは具合が悪くて、いつも食べられるものが食べられなかったようで、お弁当中に2回も吐いて、それでも食べなくてはならなかったみたいです。息子はムラがあるため、ぐずぐずするときはものすごくぐずぐずするから、具合が悪いとは思わなかったのだと思いますが、帰ってきたときの息子は真っ青で、ふらふらで、幼稚園を出た後すべて吐き戻し他ほどでした。月に一回子供たちでお誕生会にお料理するときがありますが、それが嫌いなメニューだと大変で、なにがあっても全部食べなくてはなりません。
自分身の回りのことは自分でするので、息子は最近までお漏らしをしてしまっていましたが、着替えはもちろん、床をふいたりも子ども自身がします。先天的な病気で一日に何度もお通じで下着を汚してしまう子が居ますが、その子も着替えはもちろん、下着の洗濯まで日に何度もしなくてはならないそうです。
年少の頃から宿題があります。年少のうちにひらがなの読み書きをすべてやります。(息子は遅れているので最近やっとひらがなをやり始めました)字は綺麗に書かなくてはならず、綺麗にかけるまで、何度でもやり直しです。
年中からは週に一回国語と算数のノートをやります。終わるまでほかのことは出来ません。
この幼児教室には2歳の頃から通っており、(2歳の頃は週に一回親子で)そのまま年少になって、幼稚園と同じように毎日通わせました。
『うちの園の子供は、字なんか教えないし、算数もやらないけど、結果的に卒業するときには読み書きも出来るし、算数もできるようになります』
『好き嫌いはあっても、卒園するときには何でも食べられるようになります』
と、年少の入園前に言われました。
そのときは、モンテッソーリのいろんな教具に触れることで、しぜんと字や数に親しんで、身につけることが出来るのだな、畑で育てて、収穫して、自分でお料理して、その中で、食べ物に親しみ、食べられるようになるのだな、と思っていました。
が、ふたを開けたら全然違いました。
お漏らしをして、着替えの部屋に向かおうとした息子に、『もらしたの?恥ずかしい!!早く着替えていらっしゃい!』と、ぞっとするような冷たい口調で、みんなの前で言われているのを偶然見てしまって、ショックを受けたこともあります。
母親にもとても厳しくて、親がかわれば子供が変わる、とかなり指導も厳しいです。私も、
『この子は、人を信用していません。それは、お母さんとの信頼関係が出来ていないからです。自分の言動を見直してください。』
(これは、2歳のときのまだ発達障害などまったく予想できなかった頃に言われました。のりを触るのを嫌がり、かんしゃくを起こし、一回やったらもう良いよと先生が言ったのに、それが終わったあとも泣き続ける息子を見て先生が言いました。他のこと何かが違うと感じていただけに、それが私のせいなのかもしれないとちょっとノイローゼっぽくなり、カウンセリングに通いました。)
『お母さんがきっぱりした態度を取らないから、ふらふらしているから、子供がお母さんを舐めている』
『お母さんが自信満々に育てていれば、こんなに自信が無くて、初めてのことを嫌がる子供にはならないはずです』
・・・などなど、結構きついことを言われてきました。
回りのお母さん方もみんなきついことを言われ、それでもそれを真摯に受け止め、乗り越えて、皆さん、素晴らしいお母さんになっていらっしゃいます。
でも私はつぶれそうで・・・
息子は、去年一年、行くのを嫌がって、それこそ引きずって連れて行っていましたが、今年は嫌がらなくなり、元気に通っています。
週に一回あるピクニックと、月に一回ある山登りが大好きで、園で過ごすのはあまり好きではないらしいけど、(幼稚園好き?楽しい?笑ってる?と聞くと、あんまり好きじゃない、楽しくない、泣いてるか困ってると答えます)でも、ピクニックと山登りをしたいから、通いたいといっていました。
回りの子が優秀すぎて、うちの子が遅れているように感じて、私はかなり焦るけど、息子は何も感じていないようなので、息子のためにはいいのかな、私が自分の心を保っていられたらそれでいいのかな、と思っていました。私は辛いけど、息子のためにがんばろう、と。
が、ある事件(?)をきっかけに考えががらりと変わりました。
押さえ込んでいた気持ちが吹きだしたのかもしれません。
夏休みのキャンプ、一泊旅行を前に、お泊り保育がありました。
荷物の出し入れや、着替えなど、きちんとできないと参加できないので、息子はたくさんたくさん家で練習しました。でも結局ダメでした。
『年少レベルです』『今回参加は出来ません』と、言われました。
自動的にキャンプも一泊旅行もだめになりました。
息子は楽しみにしていただけにとてもひどくショックを受けました。
息子はもともとみんながやることにあまり興味がないというか、執着しないところがあり、いろんなことを『僕はやらないっ』というほうなので、そういわないように、一生懸命楽しみになるようにしむけていったのが、あだになりました。
わたしもショックでした。
年少レベルと先生に言われたこと。
先生は子供たちをレベルわけなどせず、一人一人を見ていてくれると信じていました。だから、きついことを言われて辛くても、息子が嫌がって泣いても、先生にお任せしようと思ってきたんです。が、年少レベルという言葉を聴いたときに、私の中で何かがこわれた感じがしました。
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