アスペルガーの館の掲示板

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[#40317] 僕は当たっていた! Cyperus−A 13/2/1(金) 14:05 [未読]
[#40320] Re:僕は当たっていた! とりあたまオバサン 13/2/1(金) 17:48 [未読]
[#40349] Re:僕は当たっていた! Cyperus-A 13/2/4(月) 13:01 [未読]
[#40343] Re:僕は当たっていた! ちゃっぴ〜 13/2/3(日) 13:33 [未読]

[#40317] 僕は当たっていた!
 Cyperus−A  - 13/2/1(金) 14:05 -

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    昨日地元の駅に隣接するデパートの本屋で、雑誌コーナの一角に置いてあった、“日経サイエンス”の最新号の“自閉症と理系思考”という見出しに目が留まりました…

 読んでみると…バロン・コーエンさんの論文で、次のようなことが書いてありました…


 #自閉症やASの人の家系を調べてみると、その方のお父さんや父方・母方をとわずおじいちゃんは、エンジニアなど理系の分野で活躍している(していた)人が多い。父親がエンジニアだと…その子供は12.5%と有意に高い率で、自閉症およびその周辺の障がいに罹患していた…#

 僕は…図星で当たっています!

 10年前他界した父は、“汚水処理プラント”の設計をやっていた生粋のエンジニアでした…

 夜家に帰ってきても、徹夜で図面だの微分方程式だのと格闘していて、なんか話したくても話しづらい感じでした。
 僕はどちらかというと計算や図面を描くことが苦手だったので、そのことできつく叱られたので、父の前で勉強ををすることが恐ろしくなり、宿題がまだ済んでなくても父が帰ってくる足音が聞こえると、急いでノート教科書をしまって、声を出さずに布団の中で息を殺していました…

 酒を飲んで帰ってくると、決まって僕のしつけについて、母を厳しく責めてていたので、立つ瀬がなかったです。

 それでも…得意先が“お菓子工場”だったりすると、そこの巨大な“業務用チョコレート”を買ってきてくれたり、遠方へ出張したときには、そこの銘菓をお土産に買ってきたり、電気のスイッチが壊れたのや洗面所の配水管の詰りの修理などは“まかせろ!”的にやってくれたり、何とか家族と親和しようと、勤めてくれました。

 亡くなる日…父はどうしても“お前、俺と暮らして幸せだったのか!”と確かめるべく、苦悶の表情で僕の顔を見ていたので、“お父さんと小学生の頃、海で釣りをしたとき…本当に楽しかったよ!”といってやると…心電図の波形が“ありがとうよ!”という感じで6回うねり、その後、すうーっと真っ平らになって、息を引き取りました…

 でも、今でも、フラッシュバック的に激しくののしられたことを思い出すので、未だに父の仏壇には、自らすすんでお茶や水を供えないことが多いです。


 

[#40320] Re:僕は当たっていた!
 とりあたまオバサン  - 13/2/1(金) 17:48 -

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   ▼Cyperus−Aさん:
はじめまして。はじめてレスさせていただくと思います。
キュプレスAさんとお読みするのですか?
発達障害に対してまだまだ私の勉強が足りず、今まで、つかみどころがわからなかった方なので、レスはつい延ばしていてしまいました。
でも、非常に面白いテーマのお話を読ませていただいたので、一筆あいさつさせていただきます。
この組み合わせはIQと感受性の高い方にしか書けない、珍しいと言ってもいいお話しなのではないでしょうか。

> でも、今でも、フラッシュバック的に激しくののしられたことを思い出すので、未だに父の仏壇には、自らすすんでお茶や水を供えないことが多いです。

たぶんCyperus−Aさんは、前向きに積極的に医療支援を受けて来られたと思うので、この件に関してもご自分の中の整理はかなり進んでいらっしゃると思います。

自ら進んで供養の行動を取れない心のやましさ、居心地悪さの存在を認識できていることは、自分の精神状態を理解するのが大変な面があるASにとっては、努力の結晶であり、そこまでたどりついたことがとても健全であるのではないでしょうか。

原因がなんだかわかんないけど不適応なんだ、なんだかわかんないけど鬱に振り回されるんだ、そんな曖昧な症状よりはずっと良いと思います。

しかし、全国の皆さんやこれからの世代が同じであっては、もちろんいけません。

そのために私達当事者が、こうして自分の内面をさらしつつ、あんな方法、こんな方法、人体実験しつつ、ASの存在を“恥ずかしくない”ところにまで引き上げられるまでに一般化しようと努力している、私を含めた皆さんがそれを忘れないようにして、道から外れないように努めれば、間違いは無いんじゃないかと感じました。 
もっと欲を言えば、それらを総括することを引き受けてくれるところがどこにも無いことは不満ですが。

私の親はまだ生きて自立生活を送れていますが、将来老衰して介護が必要になっても私は何もできませんし、それをことあるごとに予告しています。
そういう後ろめたさは持ち歩いているので、せめて親の最後のひとときには、人生を振り返った時に“達成感”を感じてもらえるのだろうか?という、宿題のような?課題のような?謎は感じることがあります。

親の目から私を見てですが、職場で決して評価される日の来ないまま、あれこれ想像だけさせて、「充実して働いてる」とも「遊んでる」とも私の情報発信が無いまま私がオバサン化していっている。
堂々巡りになるから私の不満はつついちゃいけなくて、一時期、不満の解決のために頑張っていたことといったら「診断」とか「病院でウィスクの検査」とか「当事者の集まり」とか、微妙で難しくて見通しの見えないことばかりをボソボソ言うだけ。おまけにそういう動きでも(期待のコントロールができないので)不満を溜めてきて、病んで、実家の帰省そのものをしなくなったり。
心配しても報われない。私が親だったらそれこそフラッシュバック的に時々怒るかもしれません。
私の親にとっては、不完全燃焼感はなはだしい娘なのです。
それで“育てて良かった”なんて思える日がくるのか?私にはわかりません。
高齢者相手に白黒決着がつくまで話し合うと大変なことになるので自重していますが、今でも私の発達障害へのこだわりは、あやしい洗脳か何かに取りつかれている状態であるかのような、やる気になれば取り去れる物みたいに思われているようです。思いたいっていう希望なのかな…。

違うんですけどね。
私が取りつかれているのは発達障害を起因とした社会不適応であり、原因が発達障害だとわかる日が来たから、原因に対して攻撃しようとしたり、共存しようとしたり、あがいているだけなんですけどね。
発達障害のことを調べたり、自己理解に努めたりすることそのものが病的行動ではないはずなんですけど。
発達障害への認識や自覚から逃げたら、他者攻撃になるのは多くの事例が示しているんですけどねー。それは人としていけない。

もし認識や自覚から逃げて、他に依存する共同体にはまったら……。
私に、解りやすく大袈裟に過干渉してかかわってくれる共同体にはまったら……。
恋愛とか宗教とか、外国でいえば反体制組織みたいなものとか……。
そしたら、それで頭を一杯にして、インターネットを開く時間も作れないまま、外に出掛けていったり、人と会ったり、人から与えられた目標に向かって、指示されたとおりの行動を忠実にこなしたり、するかもしれません。
外で食べる食事も増えて、外の世界を見る範囲も広がるかもしれません。
一見、安定した生活で、帰省しても親でもわかる話題を、次々に提供できるのかもしれません。
依存先にアイディンティティをまるまる明け渡した上でですけど。

依存先に依存することで、発達障害であることが、悩むに値せず、社会へ出てもみんなに可愛がられるものだったという、ユートピアなお花畑のような自己実現ができた結末なら、親に一時的に見せられるかもしれません。
でもそれでいいのか!?というと、ここの掲示板では書くまでもありませんよね。


むかしの親でも、今の親でも、自分の価値観だけとか知識だけとかで、一人で考えをこねくりまわしながら発達障害の子を育てることは不可能です。
外からかかわって助ける人がいて、本を教えてあげる人がいて、親類縁者などからも、非難中傷は取り除いて、それではじめて子どもが育つところにピンポイントで手が掛けられるんですよね。
それが世間体として恥ずかしくなくなることで、やっと親の名誉みたいなものが保証される。
発達障害の親として、距離を置かれたり放置されるのではなく、世間一般からも良く思われて、社会的地位を上げて、プライドも健康もケアされるようになって、子離れするゴールもちゃんと設定されて、区切りが付けられるところまで保証されたら、そこでやっと、親の達成感は、形になって提供されるのかもしれないと思います。

何を言っているかわからないところがあったら、ごめんなさい。私はいつもそうなんです。読み飛ばしてくださいね。

[#40343] Re:僕は当たっていた!
 ちゃっぴ〜  - 13/2/3(日) 13:33 -

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   こんにちは。私の父親は税理士なので、最近のアメリカの銃乱射事件の犯人の
アスぺと境遇が近いと恐れおののいています。どうすることもできませんよね・・・

[#40349] Re:僕は当たっていた!
 Cyperus-A  - 13/2/4(月) 13:01 -

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   ▼とりあたまオバサンさん:
>▼Cyperus−Aさん:
HNは“シペラス”と読みます。“カヤツリグサ”という雑草の学名からとりました。
>自ら進んで供養の行動を取れない心のやましさ、居心地悪さの存在を認識できていることは、自分の精神状態を理解するのが大変な面があるASにとっては、努力の結晶であり、そこまでたどりついたことがとても健全であるのではないでしょうか。
痛み入ります。

>しかし、全国の皆さんやこれからの世代が同じであっては、もちろんいけません。
全くそのとおりです。

>そのために私達当事者が、こうして自分の内面をさらしつつ、あんな方法、こんな方法、人体実験しつつ、ASの存在を“恥ずかしくない”ところにまで引き上げられるまでに一般化しようと努力している、私を含めた皆さんがそれを忘れないようにして、道から外れないように努めれば、間違いは無いんじゃないかと感じました。 
>もっと欲を言えば、それらを総括することを引き受けてくれるところがどこにも無いことは不満ですが。
>私の親はまだ生きて自立生活を送れていますが、将来老衰して介護が必要になっても私は何もできませんし、それをことあるごとに予告しています。
>そういう後ろめたさは持ち歩いているので、せめて親の最後のひとときには、人生を振り返った時に“達成感”を感じてもらえるのだろうか?という、宿題のような?課題のような?謎は感じることがあります。
 AS周辺のハンディを持った方々一人一人に、一つでも”笑顔(^_〜)”が増えるように、微力でも何かできそうなことをやってみる…それが私たち先輩たちの務めのような気がします。

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