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アスペルガーの彼氏を持つ恭子です。
彼と暮らし始めて1年経ちます。Yeah!
この文章長くなりますよー。準備はいい?
初めて「アスペルガー」という怪獣みたいな名前を彼から聞いたのは、一緒に住み始めて1週間くらいの頃でした。
以来、「会社を休む理由として」「パーティーを途中で抜ける理由として」「休日に何もしない理由として」 何度となくこの言葉を聞き,「そっか」って思ったり、「でもっ」って思ったり。
ここの掲示板に来る時って、大抵何か愚痴りたいときでした。
でも、彼も私も大人同士なのだから,これって人に相談することではなく、自分らで解決しなくてはって思って,トピ立てようとしては、文章にしていくうちになんか落ち着いてしまったり。
これでもね。
一番大変だった時期は、彼が前の仕事クビになって,その後1ヶ月以上ほとんど家に引きこもってた時です。
求人情報も見ず,昼過ぎまで寝てて,起きたらビール飲みながらコンピューターの前に座って、私が仕事から帰る頃には、バスローブ姿のままで酔っ払ってる…。
こんなこと、トピ立てたって何もならない,きっと一番もどかしくあせってるのは彼だろうって。
でも、だからって,ハレものに触るように接してばかりでは、何も変わらなくて時間ばかりが経って。
私たちは、離れようと思ったらいつでも離れられる他人だから,お互いを思いやらなくては。
彼が言う‘愛’ってのは‘必要’では?
弱ってる彼にいろんなことをぶつけてしまいました…。
私は怒ってないように見えて,怒りを溜めて,後でぶつけてしまうらしいです。
私から言わせれば,「察しろよ!」ってところですが…。
いつもね、根っこの部分ではわかってるんです。
今の状態がずっと続くって思って将来を想像するから,すごく不安になるけど、「自分は変わっていける」っていう彼を信じてもっと大らかに、今を楽しもうっていう。
こんなんで将来どうなるの?って一方的に怒ってたんですね。いつも。
今こうしてくれたら,私はハッピー、ではなく。
「いつか慣れるから。」それが今の呪文です。
彼は、私との生活,新しい仕事に慣れ,私も彼に慣れていった。
今振り返ってみて,それでも毎日二人で笑ってたな、楽しかったって心から思います。
去年、私がここに初めて来た時に咲いてた桜みたいな花。
珍しがってる私に、彼が高い枝から採ってくれた花が、もうすぐ満開です。
また一年間楽しく過ごせますように!
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