アスペルガーの館の掲示板

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[#4908] 前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性 ジョン 05/3/17(木) 14:11 [未読]
[#4964] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... りず 05/3/20(日) 19:04 [未読]
[#4965] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... ジョン 05/3/20(日) 23:01 [未読]
[#4971] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... りず 05/3/21(月) 7:57 [未読]
[#5000] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... ジョン 05/3/22(火) 18:58 [未読]
[#5350] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... アルタクス 05/4/1(金) 0:12 [未読]
[#5367] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... ジョン 05/4/1(金) 7:38 [未読]
[#5004] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... nobody knows 05/3/22(火) 20:15 [未読]
[#5057] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... ジョン 05/3/24(木) 8:00 [未読]
[#5080] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... nobody knows 05/3/24(木) 19:44 [未読]
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[#5033] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... りず 05/3/23(水) 8:27 [未読]
[#5165] 相内相(スモハン)さんへのご返事 ジョン 05/3/28(月) 12:26 [未読]
[#5021] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... みーぽん 05/3/22(火) 23:21 [未読]
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[#5039] Re:凄い横レスすみません みーぽん 05/3/23(水) 13:09 [未読]
[#5167] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... ジョン 05/3/28(月) 12:42 [未読]
[#5068] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... 秋桜 05/3/24(木) 16:56 [未読]
[#5081] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... nobody knows 05/3/24(木) 20:13 [未読]
[#5168] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーシ... ジョン 05/3/28(月) 12:47 [未読]

[#4908] 前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/17(木) 14:11 -

引用なし
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   脳の前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性、
および、ADHDが改善する可能性

ジョンです。下記の関係ページをご参考になさってください。

http://www.geocities.jp/johnhealing/brainpage.html

脳の前頭前野は感情と記憶をコントロールする機能を持っていると言われていますが、東北大学未来科学技術共同研究センター教授の川島隆太先生は、最近の研究の結果として、前頭前野がコミュニケーションに重要な役割を果たしており、しかも、それは、活性化可能であるという報告をしています。

前回私が、人の感情は古い脳と呼ばれる大脳で包まれた部分にある偏桃体が司っているという話をしたと思います。図を参照してください。
ところが、この偏桃体の持っている感情をコントロールし、ストップをかけるのが、前頭前野です。また、後で出てきますが、衝動的な行動にストップをかけるのも前頭前野です。前頭前野は脳のどの部分かと言いますと、おでこのところにあり、左脳の前面および右脳の前面にあります。

先生は、その講演の中で、前頭前野は(健常者の場合)活性化することができ、その方法は、単純な計算、音読などがある、と研究の成果を紹介しています。先生の成果は痴呆症のお年よりの役に立っており、NHKでもクローズアップ現代(3月14日放送)で紹介されました。一般に、前頭前野は、簡単な計算や音読で活性化され、複雑な思考やテレビゲームなどの場合には使用されませんので、活性化されない状態になります。現代社会では、コンピューター時代を向かえたため、簡単な計算や音読の機会はなくなり、計算も文章作成もパソコンで行うという状況が続いています。お年よりの場合、会話の機会もなくなり、前頭前野が使用されない場合が増えたと言えるでしょう。子供の場合に、学習が必要なコミュニケーション能力も、前頭前野が昔ほど使われなくなってから、低下の一方だといっても過言ではないと思います。そのための、先生の考案された計算グッズ、音読グッズが多数発売されており、皆さんも書店の店頭で見かけた方がいるのではないでしょうか。以下に、先生の講演の中から、コミュニケーションに関する部分を抜粋しましたので紹介します。

なお、私の場合も、計算は電卓を使い、文章作成はワードプロセッサであり漢字変換を使用している関係上、前頭前野が活性化される機会はなく、機能低下した恐れはあると思っています。

「だますということに使っていますので非常に悪いことに聞こえるかもしれませんが、相手の性格を考えて、自分がどういうヒントを出す、どういう行動を出せば相手が何を返しているかということを考えているときの脳活動になっています。私たちは左右の前頭前野を使いながら、他者の気持ちをおもんばかりながら行動するということがわかってきました。そして、この前頭前野の領域をよく見てください。右も左も読み書き計算で活性化されている場所とぴったりと一致をします。すなわち読み書き計算のトレーニングで鍛え上げられた脳を使って、相手の気持ちのことをわかるやさしい子どもに育てることができるということがわかるわけです。」

一方で、アスペルガー症候群のコミュニケーション障害の原因はなかなか特定されていません。現在、いろいろ調べていますが、見当たる説明としては、前頭葉内側面や辺縁系の異常、偏桃体の関与、帯状回の前方、側頭葉の先端、上側頭回が関与して神経系統に異常が出現とありますが、明らかにはされていません。その点、川島隆太教授ははっきり、コミュニケーションは前頭前野の能力である、と言っています。そこで、前頭前野をトレーニングすれば、アスペルガー症候群のコミュニケーション障害の改善につながるのではないか、と考えました。

ADHDの場合はもっとつながりがはっきりしています。ADHDは一般に、前頭前野の行動の抑制に関する部分の機能不全であって、薬物の投与が効果がある、といわれています。この場合は、アスペルガー症候群の場合に比べて、前頭前野の活性化の効果が現れやすいのではないかと思っています。

http://www.geocities.jp/johnhealing/brainpage.html

[#4964] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 りず  - 05/3/20(日) 19:04 -

引用なし
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   私も同じことを考えて,去年,百マス計算などをやってます.
普段は頭の中にノイズというか,もやもやがあるような感じなのが,
やった後は少しもやもやが無くなって,すっきりします.
長期的な効果は分かりませんが・・・.

[#4965] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/20(日) 23:01 -

引用なし
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   ▼りずさん:
>私も同じことを考えて,去年,百マス計算などをやってます.
>普段は頭の中にノイズというか,もやもやがあるような感じなのが,
>やった後は少しもやもやが無くなって,すっきりします.
>長期的な効果は分かりませんが・・・.

ジョンです。返信ありがとうございます。

音読が良いらしいので、私は音読をやっています。
いろいろなサイトがありますが、ページによっては、自閉症にも
効果がある、と紹介されているところもあります。
多少「自閉症児」と差別的な表現も見られますが、
一応紹介します。

http://www.idac.tohoku.ac.jp/dep/fm/

http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi17/mm17-45.html

http://www.kyobun.co.jp/topics/2003/t_01.html

http://puh.web.infoseek.co.jp/aboutliteracy.htm

http://www.nhk.or.jp/kenko/hatsuratsu/2004/20040302/main.html

http://www.nhk.or.jp/kenko/hatsuratsu/2004/20040303/main.html

その他にも関連ページはあります。ご参考になれば、幸いです。
 

[#4971] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 りず  - 05/3/21(月) 7:57 -

引用なし
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   >音読が良いらしいので、私は音読をやっています。

>一応紹介します。

ありがとうございます.試してみます.

前頭前野というと心理学の認知行動療法や,理学療法の
認知運動療法も関係するようですね.でも適用方法を
思いつきませんが.

[#5000] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/22(火) 18:58 -

引用なし
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   ▼りずさん:
>前頭前野というと心理学の認知行動療法や,理学療法の
>認知運動療法も関係するようですね.でも適用方法を
>思いつきませんが.

ジョンです。
返信ありがとうございます。
前頭前野は川島教授の研究によれば、コミュニケーションを
コントロールしている部位であることが分かっています。
これまで、アスペルガー症候群のコミュニケーション障害は
いろいろ原因が考えられて来ましたが、前頭前野が
コミュニケーションをコントロールしているのであれば、
アスペルガー症候群であっても、前頭前野を
トレーニングすることによって、改善する可能性が
あると思って、私はトレーニングしています。
[#4965]に紹介したサイトにもあるように、トレーニングによって、
カナータイプと思われる自閉症にも若干の変化があるようなので、
自分にも効果があるかと思って、音読ドリルをやっています。
きっと続けると、時間が経てば、効果が出るのではないでしょうか。

[#5004] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 nobody knows  - 05/3/22(火) 20:15 -

引用なし
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   ▼ジョンさん:
こんにちわ
nobody knowsです

前頭前野については、ついこの前、書き込んだばかりでした。
扁桃体を中心とした「古い脳」と大脳皮質の「新しい脳」の関係、
古い脳は喜怒哀楽という感情に限りなく近く、より人間の本能に近い感情と、
前頭前野の、より人間的な感情のコントロール。
それは理解しているつもりでしたが…

>先生は、その講演の中で、前頭前野は(健常者の場合)活性化することができ、その方法は、単純な計算、音読などがある、と研究の成果を紹介しています。

これがちょいと驚きで(^_^;)
この頃、「百マス計算」、「脳の活性化」等、いろいろ脳に関する本は出てきていますが…
疑問1.
前頭前野は、人間の人間たる最も高度な部分であるはずなのですが、「単純計算」と前頭前野の関係性は?
疑問2.
音読と前頭前野の関係性。恐らく音読のよる「文章理解」と関係あるのでしょうが、
音読すれば「活性化」するの?
という思いを持ちました。

ジョンさんにいろいろ言うことではないと思いますが、もし、なにかありましたら
教えてください(*^_^*)

[#5005] [投稿者削除]
   - -

引用なし
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   この書き込みは投稿者によって削除されました。(05/3/27(日) 1:23)

[#5007] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 nobody knows  - 05/3/22(火) 21:02 -

引用なし
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>ただ、科学の名を語った商売は、差別・偏見を助長しやすいのではないかと、私的には思います。そこは、気をつけるべきかと。

商売は、相互に利害のある関係で、しかも貨幣がからむ状態ですよね。(^_-)
この掲示板で「商売」をしている人はいないかと思います。
ジョンさんは、ひとつの「情報」を提供しているのであって、「商売」はしていません。

あるいは、「自分が正しい」から「こうすべきである」という「押しつけではないかと思った」ことに対する反応として
「商売」
ということばを相内相さんが用いられたのなら、そのようなつもりではないように思いますよ。(^_-)

[#5008] [投稿者削除]
   - -

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   この書き込みは投稿者によって削除されました。(05/3/27(日) 1:22)

[#5009] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 nobody knows  - 05/3/22(火) 21:18 -

引用なし
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   ▼相内相(スモハン)さん:
>「商売」は川島教授や企業のことですよ。
>(言葉足らなかったかな、すみません。)

川島教授が、「科学の名を語った商売」ならば、私の言いたいことはさっきと同じなのですが。

[#5010] [投稿者削除]
   - -

引用なし
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   この書き込みは投稿者によって削除されました。(05/3/27(日) 1:22)

[#5013] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/22(火) 22:03 -

引用なし
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   ▼相内相(スモハン)さん:
>ごめんなさい。よくわかりません。
>川島教授は、客観的な研究成果の情報を出しているだけ、ということですか?
>いくらなんでも、人が良すぎますよ。
>……そして私は疑いが強い。

ジョンです。返信ありがとうございます。

nobody knowsさんには改めて返信いたしますが、
手短にご説明します。川島教授の所属している
東北大学未来科学技術共同研究センターは
http://www.niche.tohoku.ac.jp/
東北大学の技術を民間に有償で実施許諾する機関です。
言わば、大学が「商売」をしているところです。
国立大学が法人化されたことを契機に、各国立大学に
特許移転機構(TLO)と呼ばれる機関が作られ、「商売」を
はじめました。東北大学も例に漏れません。
しかし、川島教授が未来科学技術共同研究センターに
異動したのは、2001年であって、先生の痴呆のお年よりの
トレーニングはずっと前から始まっていました。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2005/0503-3.html
東北大学が「商売」はじめたのは、その後だと思います。
「くもん」から出版物が出されていますが、おそらく
くもんの技術代金は未来科学技術共同研究センターに
収められると思います。大学はそれを研究資金とするわけです。
大学は国税ではなく、技術料収入で賄おうとしているわけです。
  

[#5020] [投稿者削除]
   - -

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   この書き込みは投稿者によって削除されました。(05/3/27(日) 1:22)

[#5021] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 みーぽん  - 05/3/22(火) 23:21 -

引用なし
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   ▼ジョンさん:
>一方で、アスペルガー症候群のコミュニケーション障害の原因はなかなか特定されていません。現在、いろいろ調べていますが、見当たる説明としては、前頭葉内側面や辺縁系の異常、偏桃体の関与、帯状回の前方、側頭葉の先端、上側頭回が関与して神経系統に異常が出現とありますが、明らかにはされていません。その点、川島隆太教授ははっきり、コミュニケーションは前頭前野の能力である、と言っています。そこで、前頭前野をトレーニングすれば、アスペルガー症候群のコミュニケーション障害の改善につながるのではないか、と考えました。
>
非常に興味深い内容のお話、ありがとうございます。
私の頭では、なかなかわからない部分が多いのが 情けないですが…

あくまでも個人的な情報として、ひとつお話を。
私の娘がアスペルガーとの診断を受けたとき、脳のMRIを撮っています。
MRIを撮ったのは すでに診断後で 状況をさらに良く確認するために撮ったという感じです。

娘の主治医は、某有名大学の児童精神科 助教授をされている方です。
この主治医が、MRI画像を見て 説明してくれました。
やはり 幼児の場合 正常とは極めて判別しにくいけれど 脳の萎縮がみられるようです。(成人だとどうなのでしょう…??)
また、だいたいは 萎縮部位が決まってるらしいようで。
う〜ん…私はそこらへんに詳しくないので、主治医に図で説明してもらったのですが、そこが脳のなんていう部位なのかがわからず、すみませんm(__)m
ただ、脳の前の部分というよりは、側頭のほうだった気?も(もしくは、前頭葉の側部?)します。

また、うちの娘の場合は、出産時に起きたのか原因ははっきりしませんが 脳に低酸素の痕跡が白く点々とMRI画像に残っていました。
こうしたものも なんらかの形で症状と関与しているかもしれません。(主治医は、影響があるとははっきりは仰いませんでしたが)

また、主治医が学会での話をたまにしてくれることがあるのですが、その中に「サルで実験をしたとき、社会性の乏しいサルに対し指先を使う、もしくは指先を応用するような作業を続けると社会性に回復が見られる」というものがありました。
主治医はたぶん、脳の手の指先を司どる部位とアスペルガーとの関連性を考えているようです。
アスペルガーの子供は、握力はあっても極端に指の力が無いのが 体の特徴としてあるらしいです。(例外もあるとは思います)
成人の場合でも、不器用なこととなんらかの関連性があるのかもしれませんね。

いずれにしても、コミュニケーション能力がUPする方法が解明されるといいなぁと思います…

[#5023] [投稿者削除]
   - -

引用なし
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   この書き込みは投稿者によって削除されました。(05/6/11(土) 11:12)

[#5033] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 りず  - 05/3/23(水) 8:27 -

引用なし
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   りずです.

ツリーが長くなると,誰がどの発言をしたのか,
どういう論旨なのかわからなくなってくるので,
ちょっと教えてください.
(頭悪くてすみません)

相内相(スモハン)さんのいいたいことは,
1.実験データが疑わしい
2.実験データの考察が疑わしい
3.商売しているから疑わしい
4.その他の要因で疑わしい

のどれ(もしくは複数)なんでしょうか?

1.2.だったら非常に興味があるので,
ソースや相内相(スモハン)の考察を
お聞きしたいのですが.

よろしくお願いします.

[#5039] Re:凄い横レスすみません
 みーぽん  - 05/3/23(水) 13:09 -

引用なし
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   ▼相内相(スモハン)さん:
>>ただ、脳の前の部分というよりは、側頭のほうだった気?も(もしくは、前頭葉の側部?)します。
>>また、うちの娘の場合は、出産時に起きたのか原因ははっきりしませんが 脳に低酸素の痕跡が白く点々とMRI画像に残っていました。
>
>ここなのですが、低酸素の痕跡が側頭葉にある、ということではなかったですか?

相内相さん、こんにちは。
…う〜ん… 一生懸命思い出そうとはしたのですが、すみません。何しろ1年以上も前に見たものなので…

たしか、低酸素の痕跡は娘の場合 けっこう数がありました。(ひとつひとつは小さめなのですが…)広範囲にわたってあった気がします。
前頭葉、側頭葉にもあったように記憶しています。
それでも、知的に遅れがないのが脳の不思議って気がしてます…

[#5057] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/24(木) 8:00 -

引用なし
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   ▼nobody knowsさん:
>▼ジョンさん:
>こんにちわ
>nobody knowsです
>
>前頭前野については、ついこの前、書き込んだばかりでした。
>扁桃体を中心とした「古い脳」と大脳皮質の「新しい脳」の関係、
>古い脳は喜怒哀楽という感情に限りなく近く、より人間の本能に近い感情と、
>前頭前野の、より人間的な感情のコントロール。
>それは理解しているつもりでしたが…
>
>>先生は、その講演の中で、前頭前野は(健常者の場合)活性化することができ、その方法は、単純な計算、音読などがある、と研究の成果を紹介しています。
>
>これがちょいと驚きで(^_^;)
>この頃、「百マス計算」、「脳の活性化」等、いろいろ脳に関する本は出てきていますが…
>疑問1.
>前頭前野は、人間の人間たる最も高度な部分であるはずなのですが、「単純計算」と前頭前野の関係性は?
>疑問2.
>音読と前頭前野の関係性。恐らく音読のよる「文章理解」と関係あるのでしょうが、
>音読すれば「活性化」するの?
>という思いを持ちました。
>
>ジョンさんにいろいろ言うことではないと思いますが、もし、なにかありましたら
>教えてください(*^_^*)

ジョンです。返信が遅くなり、済みませんでした。
[#4965]に紹介したページです。
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi17/mm17-45.html
に紹介されていますが、音読によって、右の前頭前野が赤く表示され、
血流が多くなり、活性化されていることが分かると思います。
MRIで測定したら音読の場合、活性化されることが分かった、
ということで、その理由が分かっていないところが、まだ
未知の分野なのだと思います。先生の説明によりますと、
文字を発音に変え、発音を耳で聞き、聞いた音を理解する、
というサイクルが活性化させる、と説明しています。

[#5068] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 秋桜 メールホームページ  - 05/3/24(木) 16:56 -

引用なし
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   ▼ジョンさん:

こんにちは、秋桜です。最近体調が悪かったのと仕事の引継ぎ業務などがあり、こちらはしばらくお休みしていました。

川島隆太先生の研究は最近の脳科学の研究でもかなりホットな話題となっていますね。昨年私も学会の講演会で川島先生のお話を聞き、なかなか目の付け所が面白いと思いました。

しかしそれと同時に「これだけで前頭前野の全ての機能を説明できる訳ではないし、発達障害や頭部外傷の場合はもう一手間かける必要があるのではないか」とも感じました。

私も前の勤務先で交通事故などで頭部外傷になったケースについて評価・指導をしていましたが、そのようなケースの場合音読や計算などの課題はあまり問題がないこともありました。むしろ柔軟な対応を求められる検査やあることばを適切に説明するといった課題が難しくなり、プランニング課題などに支障が出ていると感じたケースの方が多かったと記憶しています。

発達障害児の場合も単純計算は私がかなわない位のスピードで計算できるお子さんもいましたし、文章の音読ができるお子さんもいましたが、必ずしもコミュニケーションは良好とは言えませんし、実際のお金の計算などはかなり易しい問題でも解くことが不可能でした。

確かに私も経験上反復学習は必要だと思いますし、感覚でルールやパターンを覚えてササッとできることの重要性は感じています。しかし日常生活でのコミュニケーションはもっと複雑ですし、柔軟な対応が求められます。最近思うのですが、私は発達障害児者にとって日常生活を送る上で一番必要なのは「適切に言い換える能力」だと感じています。

例えば198円の物を2つ買うにはいくらいりますか?という問題を前にしてあなたはどのように解きますか?真面目に198×2=396だから396円と答えを出すのが一般的でしょう。でも私は2(200−2)=400−4=396だから396円と考えます。つまりいかに物事を自分がやりやすい形に直して考えられるかが世の中を渡っていく上で大切なのだと思うのです。

コミュニケーションする際も私は相手にいかに分かるように物事を説明するかを考えます。私は一時期自閉症を自閉症ということばを一切使わないで説明するということに凝っていた時期があるのですが、これができるようになったらお母さん方から「秋桜先生の説明はとても具体的で分かりやすい」と言われるようになりました。

指導の際でも私は子どもたちにある文章を音読させた後に「これは何について書いてあったの?」「こう書いてあるということはここから何が分かるの?」といった話の要約を一緒に考える課題を出します。すると音読するのが精一杯のケースだと文字を追っているだけなので意味が分からないのです。だからことばの区切りをマーカーなどで色分けする(難しい場合はお母さんにやってもらいます)、話の区切りを意識するといった指導をしていく中で子どもは次第に意味を理解していけます。

また頭部外傷や発達障害の場合、興味の偏りが大きいため古典などをただ読ませても呪文のように覚えているだけということになりかねないと感じています(確か川島先生の研究だと古典の方が前頭前野が活性化されるんですよね)。同じ脳の障害でも失語症の方だと失語症のタイプにもよりますが発症後2,3ヶ月もすると自分の状況が分かってきてリハビリの必要性を感じているためかわりと自発的に音読や計算の宿題をやってきます(中にはサボる人もいますが少数派です)。訓練に対しても積極的ですし、こちらに対してもコミュニケーションを取る努力をしてくれます。しかし頭部外傷や発達障害のケースだと自分の状態をなかなか正確に把握できないし、そもそも訓練に対してモチベーションがないのでまず訓練に乗せる体制にするのが一仕事です(もちろん中には自分の状況を理解している人もいます)。

臨床経験から考えた結論としてはトライしてみるのもいいと思いますが、脳というのは非常に複雑なネットワークから成り立っている物なので必ずしも実験データのような結果が出る訳ではないという気持ちでいるのが一番かな、と感じています。そして簡単に結論が出ないからこそ人間は面白いのだと思いますし、自然の摂理に対して謙虚な気持ちになれるのだと私は考えています。

ちなみに最近こんな本も出ているのでご紹介します。これを読んでみるとまた違った視点で心についてアプローチされているので興味深いですよ。
「進化しすぎた脳」〜中高生と語る【大脳生理学】の最前線〜 池谷裕二著

[#5080] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 nobody knows  - 05/3/24(木) 19:44 -

引用なし
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   ▼ジョンさん:
お返事ありがとうございました。m(_ _)m
早速読んでみました。
「基礎的学習」が「前頭前野」を活性化する、なるほど…。

脳の局在的な機能を同定することから始まった脳科学が、一度それを否定して可塑性というものに入り、かえって混迷を深めたようで、さらにそこから脱却しようとしている、そんな感じがしてきました。

脳の話自体、具体的な検証がこれからのことなので、傍証的な解釈しかできないのですが。

たしかにLDのお子さん達と他の発達障害の関係性は臨床的に指摘されているわけで。

先の話を逆に言えば、
「基礎的学習」が入りにくいLDの子たちは、「前頭前野」が活性化されにくく、そのため他の発達障害とクロスしている
ということになりますね。

これを臨床的に生かすならば、

発達障害のお子さんにおける認知特性のばらつきを、未診断ゆえにLDという仮説のもとで指導を始めることが多い私たちの「学級適応」や「教科補充」という観点の指導が、発達障害にとっても大切な社会性に結びつく事になる

ということかなと思います。

ある意味、LDのみかなと思われるお子さんと、他の発達障害のお子さんとでは、個別指導計画における長期・短期の方針を「転換」させていたのですが、そこにもまさに「連続(スペクトラム)」を考えてもいい結果になる。

これは、新たな視点かもしれない。(*^_^*)

脳科学と実際の臨床とのリンクが本当に大切ですね。
臨床に携わる者は、たえず最新の研究を知っておかないと…。
やっぱり、この領域は深いものがありますねえ。

ちなみに、「読書」の有効性もご紹介頂いたページにありました。
私は、子どもの頃、「読書オタク」でした。
「読書」によって、友人との関わりを避けていたのかも、
「読書」は、空想癖の助長だったのかも
「読書」を勧めた両親の、「字」に親しむことは「頭がよくなる」というという思いこみに自分がのっかったのかも
なんていうネガティブなイメージが、
もしかしたら、ポジティブになれるかもしれないというおまけつき。(*^_^*)

ありがとうございました。

[#5081] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 nobody knows  - 05/3/24(木) 20:13 -

引用なし
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   ▼秋桜さん:
こんにちわ(^o^)

とりあえず、ジョンさんに対する自分の考えを書き込んで、ふと、気がつくと、秋桜さんの書き込みに気がついた次第で。

秋桜さんのとらえ方と、私のとらえ方とを比べると、
「そうかあ」って感じで、参考になります。
だから「臨床がおもしろい」と再認識。(*^_^*)
対象としている方々は違うのですけど。

[#5165] 相内相(スモハン)さんへのご返事
 ジョン メールホームページ  - 05/3/28(月) 12:26 -

引用なし
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   相内相(スモハン)さんへのご返事

ジョンです。
相内相(スモハン)さんが3月23日13:04に投稿された内容に
ご返事するのが大変遅くなりまして、済みませんでした。
投稿は削除されていますが、相内相(スモハン)さんの疑問も
ごもっともと思い、ご返事したいと思い、投稿は記録していました。

川島教授の
http://www.idac.tohoku.ac.jp/dep/fm/
を引用されて研究の成果を説明する根拠が示されていないとご指摘でした。
NHKのクローズアップ現代においても、同様にお感じになったと思いました。
私は、川島教授の回し者でも、くもんの営業担当でも何でもないので、
川島先生の肩を持つわけではありません。ただ、
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi17/mm17-45.html
に音読による特に右脳の前頭前野の血流量が増加し、活性化
されていることが分かります。
確かに、「音読」−「前頭前野活性化」−「コミュニケーション能力の向上」
の現象は、臨床的に結果が出ているだけで、何ら理論的根拠は
ありません。臨床心理学会、医学会から、一部疑問の声が出ていることも
事実だと思います。

私が科学の分野で仕事をしていて、理論的に説明ができない現象に
出会うことは、しばしばあります。
例えば、島津製作所の田中耕一さんは、コバルトとグリセリンの組み合わせに
レーザーを照射して、ソフトレーザーを開発しましたが、これは、論理的に
説明できる現象ではなかったと思います。後付けで、こうではないか、という
説明はあるにしても、理論が確立されているとは思えません。
また、ベドノルツが高温超電導を発見した時も、それまでは、電導体は
金属でしたが、酸化物で発見された訳です。発見した本人達も論理的根拠
を探すのに相当苦労していると思っています。
なお、お二人ともノーベル賞を受賞していることは、ご存知と思います。

このように、論理的根拠は無いまま、あるいは発見後にしばらく
してから、論理的に説明されて実用化される技術は、実はかなりの数が
あります。これらは学術の世界では、経験則と呼ばれています。
くり返し実験を行っても、同じ結果が得られますが、論理的根拠は
発見されていません。薬の世界も同じではないでしょうか。
構造が効果を説明できる場合もありますが、2万種類合成して、
毒性がなく、生理活性があるものが、1つ見つかればいい方だと
思います。

私は、治療に研究成果を応用するに当たっては、臨床が大切だと思って
います。効果が示されることが実証できれば、理論は、後々に考えて
いただければいいのではないかと思っています。
それで、この方法はアスペルガーに適用できないか、と可能性を
考えました。


[#5167] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/28(月) 12:42 -

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   みーぽんさん、コメントありがとうございました。

ジョンです。

ただ、さると人間の違いは、人間の前頭前野が非常に発達している
ことです。前頭前野は、脳の司令塔で、感情、記憶、情報収集、情報処理、
判断の全てを統括して、思考を行うのは、人間が最も優れている
そうです(当たり前か!)。
そういう意味から、ここ(前頭前野)をトレーニングすることは、
不活性化した脳を再活性化できるのではないか、と希望をもっています。

[#5168] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/3/28(月) 12:47 -

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   秋桜様、コメントありがとうございました。

ジョンです。
返信がおそくなり済みませんでした。
また、これからもよろしくお願い致します。

[#5350] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 アルタクス  - 05/4/1(金) 0:12 -

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   ▼ジョンさん:
>
>前頭前野は川島教授の研究によれば、コミュニケーションを
>コントロールしている部位であることが分かっています。
>これまで、アスペルガー症候群のコミュニケーション障害は
>いろいろ原因が考えられて来ましたが、前頭前野が
>コミュニケーションをコントロールしているのであれば、
>アスペルガー症候群であっても、前頭前野を
>トレーニングすることによって、改善する可能性が
>あると思って、私はトレーニングしています。

初めまして。
ASの当事者のアルタクスと言います。

早速,川島教授の『脳を鍛える大人の音読ドリル』を
買ってきて夜な夜な試しています。
まだ4日目なのですが少し記録が伸びました。
子供の時以来,音読するという事は殆どありませんでした。
声に出してみると言う事は,思っていたより大事だったのですね。
脳に良い事なら今からでも続けてみようと思います。

[#5367] Re:前頭前野のトレーニングでコミュニケーション障害が改善する可能性
 ジョン メールホームページ  - 05/4/1(金) 7:38 -

引用なし
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   ▼アルタクスさん:
>
>初めまして。
>ASの当事者のアルタクスと言います。
>
>早速,川島教授の『脳を鍛える大人の音読ドリル』を
>買ってきて夜な夜な試しています。
>まだ4日目なのですが少し記録が伸びました。
>子供の時以来,音読するという事は殆どありませんでした。
>声に出してみると言う事は,思っていたより大事だったのですね。
>脳に良い事なら今からでも続けてみようと思います。

はじめまして、ジョンです。

私も、音読ドリルを実行中です。アスペルガー全般に効果が
あれば良いと思って試しています。
ただ、ASのコミュニケーション障害をはじめとする障害に
ついては、前頭前野以外の部位、例えば、右脳、などの
発達が大切と考えられますので、右脳に良い刺激も重要だと
思っています。
音読については、確か、斎藤孝先生も奨励していたのでは、
と思いますので、お調べになってはいかがでしょうか。

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