アスペルガーの館の掲示板

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[#38899] 本音と建て前 hanataあかな 12/8/17(金) 15:19 [未読]
[#38900] Re:本音と建て前 そろばん 12/8/17(金) 19:48 [未読]
[#38902] なるほど! たける 12/8/18(土) 20:02 [未読]
[#38917] Re:本音と建て前 TWENTY 12/8/28(火) 12:36 [未読]
[#38934] “許容度の問題” Cyperus-A 12/8/30(木) 16:36 [未読]

[#38899] 本音と建て前
 hanataあかな  - 12/8/17(金) 15:19 -

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   事件を起こした被告人の詳しい経緯は、記事だけでは分からないので「再犯の恐れ」というワードについては言及しませんが、この判決は人間扱いをしていないということではありません。

「受け皿」に問題点があるとおもわれます。

被告人と同じ40代当事者の私も、日々実感しているのは、
児童、青年期のASD当事者向けの支援は充実してきましたが、我々のような壮年期、特に再就職が極めて難しい40過ぎのサポート体制は、まだまだアンマッチ状態。

おまけに、被告人は小学生のころから、引きこもり状態だったため、社会適応能力の低さは、酷いものであろうと想像できます。
こんな伸びシロのない中年男に『受け皿がない』というのは、ウソではありません。

判決文には、本音とたてまえが、見え隠れしているようにおもえます。

彼にとって、理解して寄り添ってもらうサポーターがいなければ、刑務所のように衣食住が揃っている場所でないと、生きていく場所がありません。
残念ながら、いまの日本は、それが現実です。
裁判官の良心だと、私はおもいます。

しかし、世間に納得してもらえる判決文にならなかった。
「再犯の恐れ」というワードは、さすがに問題でした。

[#38900] Re:本音と建て前
 そろばん メールホームページ  - 12/8/17(金) 19:48 -

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   hanataあかなさん、こんにちは。

hanataあかなさんへの返答ではなく、私が以前から持っていた考えを述べます。

世の中には、一生を刑務所に出たり入ったりを繰返して過ごす人達がいます。
そう聞くと、大抵の人はそんな人達はよっぽど凶悪な人間なんだろうと思いがちですが、実際にはそんな人はほんの一部で、そのほとんどは医療制度の網に引っ掛からない程度の軽度な知的障害を持つ人や、何らかの発達障害を持つ人達だそうです。
つまり、見た目は普通の人間に見えるので医療的なサポートを受ける事は出来ないし、かといって社会に適応しようにも障害が壁になってどうしても出来ない。
だから、生きていける場所は刑務所ぐらしかなく、万引きや無銭飲食といった軽微な犯罪を繰返す事によって自からが望んで刑務所に入ろうとする人達です。
(詳しくは「累犯障害者」というキーワードで検索してみて下さい。)

ここから先は私の個人的な意見なのですが、刑務所と一般社会との間の中間的な場(施設)みたいな物ををそろそろ国が作ってもいいのではないかと思います。
その施設では知的能力の低い人でもこなせるような単純労働を用意し入所者に課します。
そして、原則的に給料は支払われません。
その代わり、衣食住は保証され、健康保険や厚生年金といった社会保障の掛け金も国や自治体が肩代わりします。
つまり、蓄財は出来ないけど、路頭に迷う心配はなくなるという事です。
そして、その施設には基本的には希望者は誰でも入れるようにする。
ホームレスや引き篭りやニートの人が入ってもいいし、仕事がどうして見つからない人が一時的に入るのもいい。
給料が出ない事から希望者が殺到するという事は考えられませんので、本当に追い詰められた人だけが入る事になります。
これくらいの事をやらないと累犯障害者の問題は解決しないと思います。

[#38902] なるほど!
 たける メールホームページ  - 12/8/18(土) 20:02 -

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   私も良い考えだと思います^^

社会の荒波で生きていける人には関係ないでしょうが
翻弄され続けるような人には
いっそある程度の自由を手放してでも
安心して暮らせる環境があるとありがたいと思います

[#38917] Re:本音と建て前
 TWENTY  - 12/8/28(火) 12:36 -

引用なし
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   発達障害で仕事に関しても大きい問題を抱えているTWENTYです。私もこの事件に関しては微妙なものを感じます。とにかく求刑通りに刑期が終わってもだいぶ先の話だし、そのころには少なくとももう少し支援は進んでいるでしょうし、障害の判定のされ方もたぶん自分と事件の被告とは違うから、自分の問題とは区別して考えなきゃまずいかもしれないけど、でも社会の厳しい目、理解が本当の意味で進むか、とか考えると、たぶん被告が社会に出たときもそれはかなりつらい思いもすると思います。だからきちっと運動をしなければまずいし、声明とか出している団体の方にはその部分まで責任を感じて、声明を出してほしいです。裁判員裁判の問題点を指摘される方もいますし、私も発達障害の問題以外でもいつ裁判員になるかわからないから、その問題は真面目に社会人として考えなきゃいけないし、自分が興味のない分野でも責任を持つのは大変だけど、逃げちゃいけないんだなと思います。でもやっぱり私は頭が悪いから、法律の専門家とか頭のいい人しか分からない「真実」なんて分かりません。インテリの人しか分からない「真実」なんて私には「真実」ではありません。そういう意味では裁判員裁判の結果は一つの「真実」だし、それは無視できない。被告が控訴しているので、私はその気持ちを尊重したいですが、(きっと誰かが支援してくださったのでしょう)そのもう一つの「真実」も大事です。

[#38934] “許容度の問題”
 Cyperus-A  - 12/8/30(木) 16:36 -

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   ▼hanataあかなさん:
>判決文には、本音とたてまえが、見え隠れしているようにおもえます。
>彼にとって、理解して寄り添ってもらうサポーターがいなければ、刑務所のように衣食住が揃っている場所でないと、生きていく場所がありません。
>残念ながら、いまの日本は、それが現実です。
>裁判官の良心だと、私はおもいます。
>しかし、世間に納得してもらえる判決文にならなかった。
>「再犯の恐れ」というワードは、さすがに問題でした。

 
 “人をあやめた”ということ以外にも、“興味が卑猥なことに偏りすぎ”“矢継ぎ早に人に話しかけようとする”“自分のそのグループでの役割を意識した行動ができない”という人は、わりに仲間から孤立しやすいし・ケアを提供していくスタッフさんからも鼻つまみ者になります。

 その中から、周りの人に役立つ“芽生え”を見つけるには、かなりの心の許容度が要求されます。とにかく忍耐と受け流しが上手くないと、まとめていくのは難しいでしょう。

 一兆一足でできることではなく、単に福祉の学科を学習しただけではなく、社会の陰日向両面を垣間見るような実務経験を積んでいかないと無理なのですが、その割には報酬が少ないので、意外と福祉現場は離職が多く、培ったノーウハウが若手に伝わっていかないのが現状です。

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