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今日から東京電力管内は、“15%以上の節電”が求められています。
僕の作業所も、いつもはキンキンに効かせているクーラーをほとんど止めて、
扇風機で“やや暑め”の涼をとっています。
ということで、有害な物質を出さない・再生可能という“クリーンエネルギー”が、とても注目を集めています。
けれども僕は、“なんかこのままで良いのかな?”と、一抹不安なことがあります。
それは、クリーンエネルギーが、太陽光発電にしろ、燃料電池にしろ、地下熱発電にしろ、どう見ても“一戸建て”の住宅にのみ有利で、マンションとか団地などの“集合住宅”では、あまり恩恵にあずかることができなさそうであることです。
特にこれから、高齢化や長引く景気低迷の余波で、“収入が少ない”世帯が増えてくることが懸念されますが、ハウジングメーカーが打ち出す“エコ住宅”というものは、どう見ても数千万円以上の価格帯のものばかりで、僕みたいに親子で年金を分け合い、室温35℃でもクーラーレスの生活をしている人間の目から見ると、“こんなの絶対普及しない!"“社会から取り残されて…ぼろくなったアパートの部屋で、寂しく孤独死かなぁ”“ガス・水道を含めて、ライフラインコストを支払えるのかなぁ”という、悲しい発想しか浮かんできません。
なんか“クリーンエネルギー=貧乏人は参加するな!”という暗黙の了解というのが、ブームの裏で渦巻いているようで辛いです。
クリーンエネルギーを、本腰を入れて日本中へと普及させたいのであれば、今までの世の中で、“日陰者”とされてきた“生活弱者”が、自分の人生をそれに参加することで“幸せです(^_^)!”といえる方向へ転換していくのを助ける方向に動かさなければならないのであると、僕は強く思います。
“福祉”と“クリーンエネルギー”のタイアップをどうしていくのか?
僕たち“アスペルガー症候群者”の明るい未来を、大きく左右していく課題のような気がします。
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