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注:独り言のようなものです。忙しい方は跳ばしてください。
いぬかいさん、わるなすびに気づいていただけてうれしいです。
「雑草辞典」なんかに載って、厄介者扱いされているわるなすび。仰々しいトゲもたくさん生えてて、繁殖力が旺盛で農家やゴルフ場の管理者泣かせです。
でも、古人から一目置かれた存在の(一富士、弐鷹・・)なすびにそっくりな指先ほどのかわいいなすびをつけるところに私は愛しさを感じます。
「好きな花は?」と尋ねられても何を尋ねられてて、どう答えて良いかわからなかった小学生時代。イメージが湧かず、とりあえず仏壇に供えてありよく目にしていた「菊」と答えて婆くさいと笑われ癇癪を起こした中学生時代。みんなに優れたところを見せようと園芸書から知識を流し込んで「ラークスパーかしら・・」なんてぶってた高校生時代。本当は好きな花なんてなかったんです。
でも花の知識をつけたことによって園芸の道に進むことになりました。
有名進学校から園芸専門学校へ・・学校始まって以来の進路だったそうです。
クラスメートには東大、京大、早稲田・・。新入生向けのパンフレットに位置づけられた私は、国公立、私立、進学、浪人という枠外。いわゆる「その他」でした。
人生ずっと「その他」だった気がします。
専門学校で隣の席になった女の子(初めての親友)に出会えてそれ以降の人生が過ごしやすくなりました。
「ワシ思うんじゃけど、世の中普通の奴ばっかりでおもろーねーよなー。(楽しくないね)アンタ普通じゃないからええわー。」
見た目と口調のギャップと、普通でいることにまったく価値を感じてない人がいることにびっくりしました!私ってなんで普通にこだわって生きてたんだろうかと目からうろこが落ちました。
その後「趣味は?」と尋ねられても、「私の趣味は鼻息で飛びそうな小さな種でも一粒一粒蒔くことです」と胸を張って言えるようになりました。自然と友達ができました。知らない人に声もかけれるようになりました。一期一会を楽しめるようになりました。(長くお付き合いするのはまだ苦手ですが・・)苦手意識とプライドで壁を造ってたのかなーと思います。(他人の気持ちもわからなかったし、自分の考えが全世界共通だと思ってたし。)
今では「普通」なんて魅力を感じません。一癖二癖ある人が好きです。
やっぱり出会いって大切ですね。みなさんにもこんな出会いなかったですか?
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