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ダチどもと情報収集に明け暮れていたので、
少しだけ情報を出しておこう。
▼ネフェルさん:
>この法律が今提出された背景が知りたいです インターネットで検索した限りでは> 自分が賛成・反対 どちらの立場にたつべきなのかまだ判断できません
1番単純な説明はこうだ。
AS,HFA,ADHD,LD等の発達障害者は診断されても、
障害福祉サービスの対象にはならない。
要するに医療やカウンセリングや適応訓練を受けることはできても、
公的支援は受けられないということだ。
これらの発達障害者が公的支援を受けられるようにすることを目指すのが、
今回の法案の狙いと言っていいだろう。
ただ、今回の法案はところによっては癖があってな、
それがDPIなどの障害当事者団体から見直しを求められる理由になっている。
批判の内容は大きく分けると以下の通りだ。
1.早期発見,早期対応という療育目的が前面に出されており、
これが発達障害者への圧制になるという批判。
(古い障害者基本法ほどこの傾向は強いとされる)
2.発達障害者を支援するための法案なのに、
当事者の権利に関する規定が十分になされていない。
3.国連などの障害者問題への取り組みと逆行しているという批判。
(障害種別を取り除いた障害者問題への取り組み,
障害者の人権重視など)
4.「障害者を取り巻く環境の改善」という視点が不十分という批判
5.「警察との協力」という条項は発達障害者の犯罪予備軍視
監視化につながるのではないかという批判
中には聞くに耐えない批判もあるが、
以上に挙げた批判については、傾聴に値する内容だと思うぞ。
質問された内容全てに答えたものではないが、
俺が知っているのはこんなことだ。
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