アスペルガーの館の掲示板

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[#16789] 牽制 フリッツ藤井 06/12/20(水) 16:31 [未読]
[#16790] Re:牽制 Chiquitita 06/12/20(水) 17:35 [未読]
[#16801] Re:牽制 フリッツ藤井 06/12/21(木) 0:11 [未読]
[#16802] Re:牽制 Chiquitita 06/12/21(木) 0:36 [未読]
[#16811] Chiquititaさんへ Lao Tzu 06/12/21(木) 14:26 [未読]
[#16815] Re:Chiquititaさんへ Chiquitita 06/12/21(木) 18:29 [未読]
[#16831] Re:Chiquititaさんへ Lao Tzu 06/12/23(土) 11:19 [未読]
[#16832] Re:Chiquititaさんへ Chiquitita 06/12/23(土) 14:23 [未読]
[#16843] Re:Chiquititaさんへ Lao Tzu 06/12/24(日) 15:14 [未読]
[#16844] Re:Chiquititaさんへ Chiquitita 06/12/25(月) 0:12 [未読]
[#16845] Re:Chiquititaへ(補足) Chiquitita 06/12/25(月) 0:39 [未読]
[#16851] どうなんでしょう? Lao Tzu 06/12/25(月) 16:02 [未読]
[#16853] Re:どうなんでしょう? ミノカサゴ 06/12/26(火) 9:52 [未読]
[#16855] ありがとうございます Lao Tzu 06/12/27(水) 2:06 [未読]
[#16809] Re:牽制 Cyperus 06/12/21(木) 13:20 [未読]
[#16810] Re:牽制(Cyperusさんへ) Chiquitita 06/12/21(木) 14:26 [未読]

[#16789] 牽制
 フリッツ藤井 メールホームページ  - 06/12/20(水) 16:31 -

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   アスペについていろいろと考えている者です。http://blog.goo.ne.jp/f_fuzii/

「ASであることなんて、そんな大したことではありません。
いろいろある人の個性のひとつにすぎないのです。」

これがアスペルガーの館の冒頭に書いてあるにも関わらず、どうも、これらの人たちの誤解、偏見が過ぎるのではと思う書き込みが多いので牽制しておきます。

特にアスペな人で結婚しているのは意外というのはひどいと思いました。別に、アスペな人だって結婚しますよね。普通に。

一つ気をつけてほしいのは、アスペの特性は先天的なものであって、診断を受けた人だけがアスペではないということです。本来なら。

確かに実際に診断を受けるような人は、親子関係をはじめとして、分けあり、問題ありの人生を歩んでいる人が多いかもしれません。
しかし、アスペの特性を生かせるようにと適切な教育に恵まれ、アスペの特性をフル活用できる職業について、活躍している人もたくさんいて、そういった人はアスペの診断を受ける必要がないということを忘れないでください。

アスペの5歳児診断が流行っているらしいのですが、子育ての参考にとアスペの館で情報を得る保護者の方もたくさんいると思います。そんなに広い世界ではないですし。

ASであることなんて本当に大したことではないと思います。管理人さんも、アスペの偏見に関してなどは牽制する必要があると思いました。

[#16790] Re:牽制
 Chiquitita  - 06/12/20(水) 17:35 -

引用なし
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   ▼フリッツ藤井さん:
ご無沙汰してます。直接レスを差し上げるのは今回が初めてです。

確かに、ASであることによる不利益を感じなければ、ASはたいしたことではありません。
また、[#15871]でも、ASやADHDを障害として捉えることの問題を指摘しています。
芸能人やスポーツ選手など、有名人の事例を取り上げるに当たっても、発達障害をあくまでも障害として視点を定めると名誉毀損に該当することが危惧されるために、[#4400]などで問題になったことがありました。私も[#4400]を他山の石として、存命中の有名人については(「館」を閲覧している可能性があるので)イニシャル表示に留めています。

しかし、参加者の(私が把握している限りでは)90%以上が、本人もしくは身近にいる人が何らかの形で不利益を受けて悩んでいます。
私も(旧ハン・旧BBSで)「発達障害のデパート」と自ら名乗り、今は「2次障害のオンパレード」に悩まされています。

しかし、不利益をぼやく機会を誰一人剥奪されていないのは、トップページのメッセージが事実よりもむしろ「目標」だからではないのでしょうか?

管理人さんだって、ASであるがための不利益は感じていらっしゃるでしょうし、秋桜さんは実際に打ち明けられています。
むしろ、不利益で悩んでいる人達のためにあるのが「館」であると、私は捉えています。悩みが解決してこそ、トップページのメッセージを実感できるでしょう。
だからこそ、発達障害を個性として捉えられない悩みのコメントを多数受け入れて下さるありがたいサイトであると感じています。

藤井さんは、どのような形で不利益を感じたことがありますか? (もちろん、この質問はパスして構いません)

[#16801] Re:牽制
 フリッツ藤井 メールホームページ  - 06/12/21(木) 0:11 -

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   私の場合、別にアスペかどうか定かではありませんし、診断を受けるつもりもないし、それに特に不利益はないですよ。確信犯的に診断を受けるのは不利益を感じている当事者の方にに失礼だと思いますし。

遠まわしに言っていますが、特に診断を受けずに有意義なアスペが日本に何人もいるにもかかわらず、不利益を受けているアスペが何人集まったところで、ただの負け組みの人間としか見てもらえませんよ。世間一般では。

研究職の人間や芸術家にアスペが多いのは一般常識なのだから、もし不利益を受けているアスペの方の先天的な特性が障害と認定されたら、適職について有意義に生きているアスペも障害者として認定されるのでしょうか??

いつも、ここらへんがひっかかります。

先天的に同じものを持って生まれて、成功したら健常者で失敗したら障害者ではおかしいですし、危険ですよね。

不利益を受けて大変なのはわかっていますが、彼らがこれからいくらでも可能性のある少年アスペの教育の妨げになってしまっているのが現実です。

まず、不利益を受けている当事者の方は、有意義に生きているアスペがいるにもかかわらず、なぜ自分が不利益を受けるアスペになってしまったか考えた方がよいと思います。

いろいろなケースが考えられますが、不利益な人生を歩むアスペと、有意義な人生を歩むアスペの違いは、受けた教育の差ではないでしょうか。

このあたりを認めることがが目標を達成するための、原点かと思います。

[#16802] Re:牽制
 Chiquitita  - 06/12/21(木) 0:36 -

引用なし
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   ▼フリッツ藤井さん:
コメントありがとうございます。
しかし、お言葉ですが、貴方は発達障害に対する周囲の偏見に泣いている参加者の心境をおもんぱかってコメントを下さっているとは到底思えません。(>_<)

>いろいろなケースが考えられますが、不利益な人生を歩むアスペと、有意義な人生を歩むアスペの違いは、受けた教育の差ではないでしょうか。

貴方は、偏見によっていじめや幼児虐待の被害を受けたことが(おそらく)ないから、こんなことが言えるとしか、私には考えられません。はっきり言わせていただきますが、私は暴論だと受け取りました。

これ以上エキサイトすると、「館」の雰囲気が悪くなるので、今はこの程度にしておきますが、もし私のコメントを信用できないとおっしゃるなら、「名前=Chiquitita」でヒットしたコメントを一件残らず(「ひとりごと板」も含めて)読んで下さい。両方合わせると1500件を超えるので大変でしょうが、宜しくお願いします。
そして、その御感想も是非お寄せ下さい。(メールアドレスは、藤井さんのサイトからお知らせいたします)

[#16809] Re:牽制
 Cyperus  - 06/12/21(木) 13:20 -

引用なし
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   ▼フリッツ藤井さん:
>遠まわしに言っていますが、特に診断を受けずに有意義なアスペが日本に何人もいるにもかかわらず、不利益を受けているアスペが何人集まったところで、ただの負け組みの人間としか見てもらえませんよ。世間一般では。
これはきわめて心外ですね。著しい差別だと言わざるをえません!

>研究職の人間や芸術家にアスペが多いのは一般常識なのだから、もし不利益を受けているアスペの方の先天的な特性が障害と認定されたら、適職について有意義に生きているアスペも障害者として認定されるのでしょうか??
>いつも、ここらへんがひっかかります。
確かに有意義に生きているやつもいるにはいますよ。
 でもそれは氷山の一角を見ているに過ぎないです。

 そうであろうとなかろうと、みんなそれこそ血がにじむような努力をして、今日まで生きてきたはずです。

 有意義に生きているかなんて、ほんの紙一重の差にしか過ぎないですし、今日は勝ち組でも、ひょんなことで、一ヶ月後にはボロボロの負け組に転落するかもわかりません。

人生はそんなものです。それが、今日で12,577日を歩いてきた僕の心境です。

[#16810] Re:牽制(Cyperusさんへ)
 Chiquitita  - 06/12/21(木) 14:26 -

引用なし
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   ▼Cyperusさん:
横からすみません。

フリッツ藤井さんに対してお伝えしたいことがございましたら、BBS上で対応するよりもメールで意見を伝えるほうがベターでしょう。前回と同じような展開は誰も望んでいないので、「火に油」になることのない様にお願いします。

[#16811] Chiquititaさんへ
 Lao Tzu  - 06/12/21(木) 14:26 -

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   こんにちは、Lao Tzuです。
横から失礼します。

いつもChiquititaさんのコメントは拝見させてもらってます。ただ、読書障害なので全ての投稿は読めないですし、読むのと文章を考えるのに時間がかかっていつも出遅れてしまい、なかなかコメントできませんでした。

僕はこの掲示板ではおそらく少数派の意見の持ち主で、Chiquititaさんとフリッツさんほか数少ない人からしか相手にしてもらえない(これって仲間外れ?)ようなので、コメントさせてもらいます。

初めに言っておきますが僕の考えは、この掲示板の全体的な雰囲気よりも、むしろフリッツさんの意見に近いと思っています。ただし、勝ち組や負け組という表現は僕も好きではないので、使ってほしくありませんでしたが。

ご存知のように僕は最近診断されたAS当事者で、最近まで6年以上うつで通院、服薬もしていました。それ以外の不利益を被った経験なども、幼稚園で折り紙が折れないために先生に手をつねられて、一人寒い冬の外廊下に1時間以上立たされていた事など、子供の時からあげていたらキリがありません。

でもASと診断される少し前からうつは回復し、今はなんとかおかげさまで心身ともに健康を取り戻しました。今は服薬もしていないですが、特に問題は感じません。
以前と同じような会社勤めの生活に戻れば、確かに不利益を感じてしまうことになるのでしょうが、以前とは違う自分の生かし方を模索し始めた今では、ASによる不利益よりも普通の人には無いASであることの利点の方が大きく、不利益をカバーして余りあるものだと思っています。

こういう風に思えるようになる人はもしかしたら少数派なのかもしれませんが、悩み苦しんでいた頃には分からなかったようなことが、そこから抜け出せると分かるようになるのです。

具体的にどんなことが分かるようになったかというと、例えばASの特性とそれ以外の二次障害による症状、周囲の無理解により引き起こされる症状の区別がハッキリつくようになります。

ですから、無理なことは最初からしない、できることに集中して自分を生かすという生き方が実践できるようになるのです。

ところがこの掲示板を見ていると、ある程度仕方の無いことだとは思いますが、その区別がされないまま全ての不都合な症状がASの特性であるかのような言い方をされているのが目に付きます。それが僕は見ていて不快に感じますし、悲しくも思います。

本当ならば防げる不利益を特性だから仕方ないとされ、改善しようの無い特性を「療育をしなかったからだ。」と言わんばかりの無理強いをされているように聞こえるからです。

つまり、ASの特性とそれ以外の二次障害による症状、周囲の無理解により引き起こされる症状の区別が曖昧な現状で、このような掲示板で誰かに意見を求めて、それに対して勘違いによる不適切なアドバイスがされてしまう状況が、更なる二次障害を生み出したり、それを見たパソコンの前の保護者達が自分の子供に対して間違った"療育”を押し付けて虐待してしまう危険を招く結果に結びついてしまうのです。

この区別についてですが、今の専門家といわれるような人達が言っている区別についても、更なる熟考の余地があると思います。

例えばよく言われる社会性の無さですが、いったい社会性の無さという定義は何ですか? これについて僕の意見は↓のフリッツさんのブログ記事にコメントしました。

http://blog.goo.ne.jp/f_fuzii/e/0e779c7287e7cf23f2f9c1dffafc7edb

一度悩みから抜け出せると、普通の人との違いがハッキリ分かるようになるので、それをベースに対人関係を見直していけば、社会性が障害になることも無いのです。むしろ普通の人にはできない社会との関わり方ができるようになり、それを生かせるようになります。

ですから、これらの何ら科学的根拠の無い言伝えを信じて、一方的に僕達当事者が社会性が無いから療育を受けて改善しなければならないという説が一般的になってしまったら、これほど怖いものはありません。
ただでさえ少数派で大変なのに、更なる努力を強いられて余計な負担を担わなければならなくなるので、自己肯定感を失い二次障害を招くばかりです。

また、悩みから抜け出して自分の人生を取り戻すために道を歩んでいる僕のような人間からすると、AS=脳の障害で社会性が無い、などという偏見をこのようなメジャーな掲示板で、しかも当事者による運営のサイトでばら撒かれると、それこそその偏見が障害になります。何も知らない人達に差別感情を植えつける原因になりますし、ハッキリ言って迷惑なのです。

だからといってChiquititaさんのように自分の辛い気持ちを表現する場所が無くて辛いという気持ちが分からないわけではありません。
僕もうつのどん底にいた頃は、AC(アダルトチルドレン)系の自助グループなどに毎週通って自分の気持ちを話していましたし、心理系のワークショップなども頻繁に参加していました。

でもインターネットの掲示板のような不特定多数の人間に見られる場所で自分の悩みを打ち明けるのはどうでしょうか? 前述したような根拠の無いアドバイスが果たして意味がありますか?

別に掲示板での発言を止めろと言っているわけでもないですし、僕にはそのようなことを言う権利はありません。ただ、同じような悩みを抱えていた当事者として僕の経験を言わせてもらえば、ぼやきは言いっぱなし聞きっぱなしの方がいいこともあるということです。

そして文字の並ぶディスプレイではなく生身の人間の耳に自分の声が伝わったことが確認できれば、相手からの言葉が何も無くても、何か感じられることがあるはずです。その何かの感じの方が、ディスプレイの描画する文字なんかよりもずっと心に響いて、自分に対する気付きに繋がると思いますよ。

長くなりましたのでここまでにします。失礼しました。

[#16815] Re:Chiquititaさんへ
 Chiquitita  - 06/12/21(木) 18:29 -

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   ▼Lao Tzuさん:
コメントありがとうございます。\(^o^)/

私のコメントにも藤井さんのコメントにもご理解がいただけて、頭の下がる思いです。

未明に藤井さんとケンカして雰囲気を悪くしてしまったことを反省し、今は個人的なメールのやり取りで藤井さんとの歩み寄りを図っています。
結論は藤井さんもLaoさんも私も同じで「同床異夢」だけの状態なので、仲直りも時間の問題でしょう。

齟齬が発生しているのは、トップページのメッセージの捉え方が一人一人違うことが原因でしょうし、私自身も旧ハン(Lulu_2440)で参加していた頃と現在とでは全く違う解釈です。
そんな中で、異質のものを受け入れることが困難と言われているASを訴え、ディスレクシア(読字障害)を自覚されながらも、歩み寄りに骨折られるLaoさんの努力は尊敬に値します。

もちろん、藤井さんのコメントに他の参加者に対して無配慮があったことは否めませんが、藤井さんも皆さんに自信を持って欲しいという思いが人一倍強いのでしょう。

ただ、私は藤井さんと違って、諸々の2次障害やパーソナリティ障害を感じています。その点も齟齬の原因だったので、結論が同じなら歩み寄りも難しくない、と感じています。

だから、私自身も感情的になったことを反省しております。

藤井さんが提起されたテーマは、発達障害を取り巻く問題のうちで最も重要なものであると捉えています。参加者一人一人が晴れやかな気分になれるように、私も手助けできればいいな、と考えています。

[#16831] Re:Chiquititaさんへ
 Lao Tzu  - 06/12/23(土) 11:19 -

引用なし
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   ▼Chiquititaさん:
返信ありがとうございます。ちょっと忙しかったので遅れてしまいました。

>結論は藤井さんもLaoさんも私も同じで「同床異夢」だけの状態なので、仲直りも時間の問題でしょう。

Chiquititaさんも、意見の食い違いに対して歩み寄ろうとする努力が人一倍ですね。みんなChiquititaさんのように自分の言動を冷静に省みることができる人ならば平和になるでしょうね。

>ただ、私は藤井さんと違って、諸々の2次障害やパーソナリティ障害を感じています。その点も齟齬の原因だったので、結論が同じなら歩み寄りも難しくない、と感じています。
>だから、私自身も感情的になったことを反省しております。

確かにフリッツさんの言い方は、トラウマを抱えている当事者に対して無神経な言葉遣いだと思います。おそらく精神疾患を患ったことがない人の、平均的感覚なのでしょう。僕も自分がうつなどで追い詰められていた時に言われたら、反撃していただろうと思います。

でも、感情的に反発するだけで、本当に考えなければならないことに目を向けられなくなってしまうのだとしたら、それはもっと不幸なことだと思います。

だから冷静になって話しを続けようと思えただけで、Chiquititaさんはすごいと思います。これが普通の人はなかなかできないのですから。

例えば昨年の衆議院選挙だって、郵政民営化なんて大部分の国民にとってはプライオリティーの低い問題を争点に据えられて、コイズミ劇場と揶揄されるトリックに多くの人が騙されて感情を動かされ投票行動に結びついてしまったわけです。

911からアフガニスタン攻撃へ進んでしまったり、でっち上げの大量破壊兵器保有情報からイラク戦争に突入してしまったアメリカだって、みんなが感情的になって真実を見失ったから誤った方向に進んでしまったのです。

>藤井さんが提起されたテーマは、発達障害を取り巻く問題のうちで最も重要なものであると捉えています。参加者一人一人が晴れやかな気分になれるように、私も手助けできればいいな、と考えています。

そう考えてくれる人が一人でも増えてくれて良かったと思っています。

重要な問題と認識していただけたようなので、ついでにもうひとつ冷静に考えてみて欲しいのですが、アスペルガーや自閉症が脳の機能障害であるなどという説には、なんら科学的根拠は無いとは思いませんか?

確かに、fMRIや光トポグラフィーなどで脳の活動状況などを調べれば、多数派の人達との違いは認められるでしょう。

でも、脳の活動状況が違うからといって、短絡的にそれが少数派の人達の持つ障害とは言えないのです。

なぜならそれは、少数派の僕達自閉圏の人間が健常で、多数派の人達が障害である可能性も同時に含むからです。
だって、この世界に完璧な手本となる人間など存在しないわけですし、もし存在したとしてもそれが誰でどこにいるのかは、神にしか分からないのですよ。(注:神というのは例えで、特定の宗教の神を表すわけではありません。)

それに、脳のある部分の活動が低いからといって、それがその部分を使うことができない障害なのか、それとも違う思考方法をしているから使う必要が無く使わないだけなのかは、客観的には分からないのです。

つまり、どちらが正しくてどちらが間違っているとは言えないのです。どんなに科学が進歩しようとも、解明されるはずが無いのです。

それなのに、なぜ少数派が少数派だからといって一方的に矯正を受けたり副作用のリスクを負って薬を飲んだりしなければいけないのですか? 遺伝子治療などが出来たとしても、それを強制されて治療しなければいけない理由は何ですか?
それは少し昔に行なわれていた、他の精神疾患患者に対するロボトミーによる脳の破壊手術と同じではないですか?

そんなことをしないでお互いに歩み寄って共存できる道を見つけることはできないのでしょうか?

多数派の普通の人は、もし自分達が障害だから薬を飲んででも手術を受けてでも治せと言われたらどう思いますか? いい気分はしないですよね?
でも、分かりもしないのに自閉圏の人達を障害と決め付けて、”治”や”療”を迫るのは、同じことですよ。

こういうこと、一般の人が気付かないのならば仕方の無いことなのかもしれませんが、専門家といわれるような人達が気付かない訳が無いと思うのです。
それなのに何故、脳の機能障害などというレッテル貼りがまかり通る現状を、誰も声を上げて改善しようとしないのか不思議です。

このことをより多くの人にも考え直してみて欲しいのです。

いつもChiquititaさんに絡んでしまって申し訳ありません。僕は、相手が二人以上の会話に上手く入れないという特徴と原因は同じで、自分で項目を立てて不特定多数の人達に向けて文章を書くのが苦手なのです。
だからいつもコメントを返してくれるChiquititaさんには感謝しています。

[#16832] Re:Chiquititaさんへ
 Chiquitita  - 06/12/23(土) 14:23 -

引用なし
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   ▼Lao Tzuさん:
コメントありがとうございます。(^o^)/

>でも、感情的に反発するだけで、本当に考えなければならないことに目を向けられなくなってしまうのだとしたら、それはもっと不幸なことだと思います。

そうですね。
私もWeb上で感情的な対応をして場を乱した経験が多いので、この時もやはり2次障害のために自分自身を見失っていたことを今は戒めています。(必ずしも徹底されていませんが)

私も、人間の脳をコンピュータに例えるなら、ASやADHDはメモリーの配分の違い、サヴァンは外部記憶装置(ディスク容量やメディアのタイプ)の違い、LDは周辺機器(ディスプレイやキーボード、マウスなど)やオペレーティングシステムの違いだと認識しています。
基本的には故障ではないのに、満足の行かないスペックに文句を言っているだけかも知れないでしょう。
車だって、F−1のレーシングカーは公の道路を走れません。パリダカールラリーで優勝しても、一般道路では自慢できません。

参加者の皆さんが、「スペックの違いだけで実は故障のない」脳であることに気付けるようになるといいですね。知的障害のある自閉症でも、潜在能力はきっとあると思います。
それこそが、トップページのメッセージが標榜していることでしょう。

「病は気から」という台詞ほど、当事者(グレーゾーンも含む)や2次障害に悩んでいる人にとってショッキングに感じる台詞はありません。
しかし、私も発達障害そのものよりも2次障害のほうが問題であるということは割と早くから感じており、心療内科でもASこそ疑われています(茨城ではグレーゾーンと言われていました)が、2次障害についてだけ治療を受けています。もちろん今は、2次障害を完治させることができれば、私自身はそれで満足です。

ですので、同じように感情的に対応された参加者も、齟齬の原因は何れ理解できるでしょう。

結局、感情的になって一番損をするのは自分自身です。私は人一倍感情的な対応で損をした経験が多いのに、まだまだ懲りていないので、相互理解の姿勢を示して努力をアピールしています。

[#16843] Re:Chiquititaさんへ
 Lao Tzu  - 06/12/24(日) 15:14 -

引用なし
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   ▼Chiquititaさん:
返信ありがとうございます。

>私も、人間の脳をコンピュータに例えるなら、ASやADHDはメモリーの配分の違い、サヴァンは外部記憶装置(ディスク容量やメディアのタイプ)の違い、LDは周辺機器(ディスプレイやキーボード、マウスなど)やオペレーティングシステムの違いだと認識しています。

面白いですね。でも僕なら、普通の人達をWindowsのパソコン、自閉圏の人達をMacに例えます。
でもこの世の中は、ほとんど全てがWindows用にシステムが構築されているので、Macユーザーにはそれが障害になるのです。

ソフトウェアもWindows用しかお店に並んでいない状態では、Macユーザーはソフトウェアをインストールすることさえできない。つまり、学校や家庭で僕達自閉圏の人達向けの教育が受けられないから、自分らしい能力を発揮することができない。

もちろん周辺機器のデバイスドライバだってWindows用にしか開発されていなければ、周辺機器を使いこなすこともできない。つまり、僕達なりの勉強のやり方や体の動かし方で学問や運動を習得することができないから、学習障害や運動音痴、不器用さなどとされてしまう。

アインシュタインも視覚教育に力を入れるスイスのアーラウという町のギムナジウム(中等教育)で学べたから、言語の障害があっても学問を深めることができたと、ウィキペディアの「アルベルト・アインシュタイン」の項目にも書いてあります。

しかし現代の教育制度では、みな一様に教科書を使って文字や言葉による教育しか受けられないですし、数学なども公式を使って解ければ、公式を思いつくことができなくても点が取れてしまいます。

でも考えてみてください。最初に自然界から物理学の法則を発見したり、数学の公式を思いつく人は、文字や言葉で誰かから教わって思いつくわけではないのです。
アインシュタインだってその能力を生かして数々の発見をしたのです。

でも、そういう能力のある人も、公式を使って短時間で問題が解ける普通の人達と同じ方法で能力が測られる今の教育では、埋もれていってしまうのです。
ではいったい誰がこれから新しい公式を思いついたり自然界の発見をするのか?

それから社会性やコミュニケーションについても、Mac単体でスタンドアローンの環境ならば問題ないにも拘らず、Windowsマシンが大多数のネットワークに接続するから問題が発生するのと同じです。ブラウザが違うだけでなくプロトコルも違う。
だからその問題を解決するには、Windowsで構築されたネットワークを、Macに対してもオープンな環境にするしかないのです。

アスペルガーと言われる僕みたいな人間は、たまたまWindowsのプログラムをMac上で仮想化して動かすことのできるエミュレータを、試行錯誤で独自に開発できただけです。だから。

一応Windowsのプログラムを走らせることはできますが、Microsoft(普通の人のための発達心理学)の保証対象外なので動かせるソフトウェアとそうでないもののバラツキが出て、多種多様な症状が生み出されます。それに所詮エミュレータを介しているので、CPUやメモリに負担がかかります。それがうつや神経症、その他の二次障害として現れるのです。

だから今でも僕は、Word(読み書き)やExcel(計算)は苦手ですよ。(笑)

>参加者の皆さんが、「スペックの違いだけで実は故障のない」脳であることに気付けるようになるといいですね。知的障害のある自閉症でも、潜在能力はきっとあると思います。

僕はカナータイプの人達と幼小中を同じクラスで過ごしたのですが、彼らは僕みたいなアスペルガーよりももっと才能があると思いますよ。ただそれを上手く引き出すことができないだけです。
例えていうなら、GUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)が付いていないワークステーションやスーパーコンピュータ見たいなものだと思います。

だから僕は、
>>少数派の僕達自閉圏の人間が健常で、多数派の人達が障害である可能性も同時に含むからです。
こう言ったのです。これについてどう思いますか?

僕はこれから、もうWindows用(普通の人用)の無駄なソフトウェア(ルールやマナー)をインストールすることをやめて、Mac用(自閉圏の人用)のiLifeやiWork(?)を使いこなしていきたいと思っています。

Chiquititaさんはプログラマでしたよね? 僕はChiquititaさんみたいにパソコンに詳しくないので例えがちょっと不適切だったかもしれませんが、分かっていただけましたか?

[#16844] Re:Chiquititaさんへ
 Chiquitita  - 06/12/25(月) 0:12 -

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   ▼Lao Tzuさん:
メリークリスマス\(^o^)/
コメントありがとうございます。(^o^)/

確かに、WindowsとMacOSとの比較でも納得ができますね。
マックだとグラフィックスが得意なので、なおさら当を得た比喩かも知れない。(^^)

MacOSもインターネットを介してWindowsとデータのやりとりが可能になった今だからこそ、より少数派の悲哀を感じているのでしょう。
最近はマックにインテルのチップ(CPU)を積んだものまで出て来ているので、なおさらマック包囲網が狭まって来ているようです。
しかし、Linuxはむしろシェアを増やしています。

昔から、中国語でもパソコンのことを「電脳」と呼んでいるくらいですから、人間の脳に近づいていることは確かです。
でも、人間の脳はパソコン以上にデリケートな精密機器です。だからささいなことがストレスに感じて、それに耐えられなければ2次障害が起こるし、エスカレートすれば自殺に至ることもあります。
しかし、人間の脳にはパソコンと違って2次障害からの回復能力があります。人間の感情は世界最高スペックのスパコンでも今以て完全に再現できません。
この点はWindowsもMacOSもLinuxも変わりません。

しかし、やはり設計の段階から違うものだから、少数派の悲哀は悲哀でしかなくなるのでしょう。マックがDTPで今でも活躍しているように、当事者(グレーゾーンも含む)も適材適所で仕事ができれば、誰も2次障害で悩むことはないでしょう。MacOSでWindowsのエミュレータを使ってWordが使えればそれでいい、という人もいれば、エミュレータでは何があるか解らないから使えない、という人も当然います。それぞれの満足度も問題でしょう。

発達障害に対する視点を変える必要は、やはりあるでしょう。
同時に、視点を変えるには時期尚早なケースも多いので、見極めが難しいです。
いくら当事者の脳が欠陥品じゃないと言い張っても、「南極で火鉢が暖房に使えるのか」という反論に納得できる反駁ができるようになるまでには、まだまだ気の遠くなるほどの長い時間が必要です。

[#16845] Re:Chiquititaへ(補足)
 Chiquitita  - 06/12/25(月) 0:39 -

引用なし
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   ▼Lao Tzuさん:
補足です。

>>>少数派の僕達自閉圏の人間が健常で、多数派の人達が障害である可能性も同時に含むからです。

十分有り得る話でしょう。
私もそうですが、参加者の多くはデリケートな感性を持っています。

あくまで私見ですが、例えば、定型だと当事者ほどストレスには敏感ではないケースがあるので、気が付いたら健康が著しく蝕まれていたり、仮面鬱病になっていた、ということは考えられるでしょう。「病は気から」と言って鬱病に偏見を抱いていれば、自分がいざ鬱病になると「これは何かの間違い」と考えて症状を押さえ込み、かえって蟻地獄にはまりますが、当事者は鬱病を自覚した時点でストレスに気付いているケースがむしろ多いでしょう。症状がもたらされる出所が解らなくても、ふだんからストレスを感じている場合が多いので、早目に精神科や心療内科の門を叩くケースがあると思われ、むしろ鬱病の早期発見の機会は多いでしょう。

[#16851] どうなんでしょう?
 Lao Tzu  - 06/12/25(月) 16:02 -

引用なし
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   ▼Chiquititaさん:
返信ありがとうございます。

>>>>少数派の僕達自閉圏の人間が健常で、多数派の人達が障害である可能性も同時に含むからです。
>
>十分有り得る話でしょう。
>私もそうですが、参加者の多くはデリケートな感性を持っています。

そのデリケートさが、変化を敏感に感じ取って新しい発見や発明をする能力なのです。動物が人間に知覚できないような情報をいち早く察知できるのと同じです。

鈍感な普通の人間は環境の変化に気付くことができないので、地球環境をこれだけ破壊しても笑って毎日を過ごせているわけですが、地球上に居る他の動物や植物は、自らの種の繁栄のために環境を壊して住めなくしてしまうほどの馬鹿なことはしません。

多くの人間は、自分達が無知で愚かだということを分かっていないのです。
そして大事なことをすぐに忘れてしまいます。

その点僕達自閉圏の人間は、命や精神的尊厳に関わる重要なことはフラッシュバックや強迫性障害の症状としていつも気に留めていることができるので、いつかはバレてしまう嘘はつきませんし、自らの身を滅ぼしてしまうほどの欲を抑えることができます。

こう考えると、地球上の命の数で計算すると、僕達自閉圏の人間は他の動植物と合わせれば圧倒的な多数派になり、逆に自らの欲のために資源をむさぼり環境を汚染して地球を破壊してしまう愚かな人間は、少数派のウイルスみたいな存在です。(注:普通の人達全てと言っているわけではありません、あくまで愚かな人間だけです。)

>あくまで私見ですが、例えば、定型だと当事者ほどストレスには敏感ではないケースがあるので、気が付いたら健康が著しく蝕まれていたり、仮面鬱病になっていた、ということは考えられるでしょう。

その通りです。自分の体の健康という、人間にとって一番身近な自然である精神や肉体でさえも、その危機を認識できずに無理をして状態を悪化させてしまう愚かさが、そのまま地球環境問題などにも反映されてしまっているのです。

こういう話しについてきてくれるChiquititaさんは、かなり理解力がありますね。コンピュータの専門用語などは普通の人が分からないのも無理はないと思うのですが、この掲示板を見ている人達の中でいったいどれくらいの人がこういう話題を理解できるのでしょう? 僕の話はやっぱり浮いてしまっているのでしょうか? 

本当はメールとかで議論できればいいのかもしれないですが、アドレスを載せるにもスパムメールが増えるのが怖いですし、防ぐ方法も分からないくらい初心者なので、載せられません。

いつも他の人からは相手にされていないような気がして、こういうことをこのような場所に書かない方がいいのかとも思っています。どうなんでしょう? 横レス結構ですので他の方もご意見聞かせていただければ幸いです。

[#16853] Re:どうなんでしょう?
 ミノカサゴ  - 06/12/26(火) 9:52 -

引用なし
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   14歳、アスペルガー、ディスレクシアの男子の母親です。お二人のお話の進展を毎日楽しみに読んでおります。目のつけどころ、発想の大転換、アスペならではと感じ入ってます。理解できているかどうかはわかりませんが、個人メールでは読めなくなるので、ぜひ掲示版でお続けください。掲示版に慣れていないので、今回は短文で失礼いたします。

[#16855] ありがとうございます
 Lao Tzu  - 06/12/27(水) 2:06 -

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   ▼ミノカサゴさん:
はじめまして、Lao Tzuです。コメントありがとうございます。
当事者の親御さんから理解あるコメントがいただけて、うれしい限りです。

>14歳、アスペルガー、ディスレクシアの男子の母親です。お二人のお話の進展を毎日楽しみに読んでおります。

お子さんは僕と同じ特徴ですね。僕もディスレクシアですが、この掲示板では少数派の特徴みたいです。
でも心配ありませんよ、[#15403]で書いたとおり、文章を読むことなんて人間が最初から備えていなければいけない能力ではないのですから。
また、いくら遺伝子に普通の人との”違い”が見つかったとしても、それを短絡的に異常と結びつけることもできないのです。

それに僕は、教科書を読み続けることができなかったので中学もまともに行っていないし高校も行っていないですが、ちゃんと難しいことも理解できるし、視覚的思考が必要な分野では普通の人より優れた結果を残すことができました。

例えば、小学生の時に買い与えてもらったラジコンを自分で組み立てながら車の構造を理解したので、後に自動車の整備専門学校を首席で卒業して自動車メーカーの開発部に入りました。

教科書でいくら勉強しても苦手だった英語も、英語圏に2ヶ月程滞在して生活しながら覚えただけで、現地の会社の入社面接をパスできるレベルになりました。

全てが上手くいくわけではないですが、反骨心が強かったので色々なことに挑戦しました。

>目のつけどころ、発想の大転換、アスペならではと感じ入ってます。

アスペの一番の特性は、この常識に捉われない自由な発想が出来ることだと思います。天動説を覆すコペルニクス的転回は、アスペだからできるのだと思います。

そしていつの時代も、世の中に大きな変化をもたらすのは、少数派です。
固定観念や既存の権威の言うことに捉われていたのでは、社会全体がいつまでも閉塞感に包まれたままなのです。

>理解できているかどうかはわかりませんが、個人メールでは読めなくなるので、ぜひ掲示版でお続けください。

ありがとうございます。と言っても、議論は相手があって成り立つものですから、Chiquititaさんからの返信があった場合には続けさせていただきます。

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