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下の子が確定診断を受けた4年前、市内の簡易療育センターに紹介されて行ったときのこと。
重い知的障害や自閉のこどもたちの身なりや持ち物がブランド品ばかりで、しがない勤め人の私の子よりはるかに立派でした。
将来あの子達は作業所で一月に一万円の賃金で働く子供たちです。親御さんがお金持ちなのはわかるけど、将来のことを考えると、贅沢させるのも考えもんだよな、と思ってしまいました。
今考えると、それは、親御さんに対するやきもちだったのかなと思えるのです。無料の療育センターに通って、特別児童手当をお役所から頂いてるから、しがない勤め人のように血の小便を流して働かなくても収入があるんだよな、なんてさ。
これも、自分さえよければと言う考えのひとつなのかもしれない。
うちの子は、夫が小さいながらも会社の役職づとめで不自由のない生活を送らせてもらっていますが、必要以上の贅沢はさせていないつもりです。ポケモンカードひとつだってお手伝いのご褒美をこつこつと貯めて買った代物です。
このコンピュータだって、設計技師の夫のお下がりですし。
御正月。親戚にお年玉頂く機会がありますが、この1万円で新潟やタイの津波の被災者の人たちがどんなに助かるかと思うとファミコンやゲームボーイに湯水のごとくお金を使うばかどもに天誅を食わしてやりたい気分です。
ともすれば自分の子供に贅沢させてやりたいという自分自身への自戒を込めて。
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