アスペルガーの館の掲示板

[ ホーム | 趣味の掲示板 | 旧掲示板 ]

※この掲示板は終了しました。閲覧のみ可能です。
※医療や福祉の支援を必要とするときは、発達障害者支援センターに問い合わせください。

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定  
1883 / 5056 ツリー ←次へ | 前へ→

[#30293] 告知について ふゆり 09/4/5(日) 1:47 [未読]
[#30295] Re:告知について フリージア* 09/4/5(日) 8:33 [未読]
[#30297] Re:告知について ふゆり 09/4/6(月) 1:08 [未読]
[#30298] Re:告知について めえめえ 09/4/6(月) 11:51 [未読]
[#30301] Re:告知について 明子 09/4/6(月) 15:27 [未読]

[#30293] 告知について
 ふゆり メール  - 09/4/5(日) 1:47 -

引用なし
パスワード
   小学6年生のアスペルガーの女の子の母です。
5年生の秋ごろから「何で通級(指導教室)に行かなくちゃいけないの?」
と言い出し、通級に行き渋るようになりました。
「大人になって困らないためだよ」なんていう曖昧な答えでは納得できない様子で、お母さんは何か隠している、嘘をついているみたいな事も言ってきました。
そして「(通級に行っているのは)障害だから?」という言葉が出てきた時は
私の方がショックを受けました。この子は「障害」を否定的に捉えているんだなぁと感じ切ない気持ちになりました。
その旨相談機関の臨床心理士の先生に伝えると「告知」をしてもいい時期だと
言われました。
さて、いざ「伝える」となるとどう言ったらいいのかわからず、いろいろ話を聞いたり調べたりしているうちに何だか頭がぐちゃぐちゃになってしまいました。
それでも一番よい方法で娘に伝えることができたら、彼女にとっても私にとっても
幸せなことなので、ぜひお知恵を拝借したいと思います。
体験談とか、どんな言葉を使ったかとか何でも結構です。
よろしくお願いします。

[#30295] Re:告知について
 フリージア*  - 09/4/5(日) 8:33 -

引用なし
パスワード
   ▼ふゆりさん:
>小学6年生のアスペルガーの女の子の母です。
はじめまして。 青年期のアスペルガー周辺者の親です。

告知について考えをまとめるうえで参考になるサイトをご紹介させて頂きます。

・吉田 友子(児童精神科医師)が 主宰されている
 ペック研究所 http://www.i-pec.jp/
 を開き、サイト左側のボタンから 自閉症スペクトラムを選んで下さい。
 告知に用いた例文なども紹介されています。
 同じ医師の書かれた「あなたがあなたであるために」という本も 
 小学生高学年であれば、お一人で(あるいはお母様とご一緒に)読む事ができる平易な言葉遣いがなされているもので、自己を肯定的に受けとめるための一助となると感じています。

・ゆずりは 〜 栃木県のLD等発達障がい児者親の会〜
 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/1307/index.html
 本人やまわりにどう伝えるか(カミングアウト)
 と言うボタンが用意されています。

告知については ひとりひとり 適切な時期・方法が異なります。
仮に、本人がショックを一時的に受ける事があっても、それを支える事のできる支援者がいるときには、結果として親子の間での「不自然さ」が無くなるので、親にとっては気持ちのうえで楽になるケースが多いようです。

ただ、親が「肯定的に」受け入れる事をしているのかどうか?を試される側面もあります。
親自身が、否定的な気持ちを強く持ったままでは、口先だけで「肯定的に」と言ったところで「嘘くさく」なってしまい、当人は親の「感情」を察知するからです。

>それでも一番よい方法で娘に伝えることができたら、彼女にとっても私にとっても
>幸せなことなので、
本当にそうですね。

>体験談とか、どんな言葉を使ったかとか何でも結構です。
「少数派」の脳に生まれついていると、私は伝えています。
血液型で「RHマイナス」の方は少数派ですね。 もし輸血などが必要な時にはとても「不利」です。 「悪い」わけでも、「障害」でも無いのですが、「少数」だと言うだけで生じてしまうデメリットが存在するという事実は受け入れるしか無いのだと。
しかも、多くの社会生活の仕組みは、「多数派の論理」で作られているから、相互に譲り合い・理解しあう事が大切なのだと。
多数の方に変わって頂くこと・理解して頂くことを求めるには「時間も手間も」かかってしまうし、個人ではできないことも多いから、「自分にできること」として、「多数派の論理」の理解を意識して学ぶことが必要だ。

上記のような内容を、例示を変えて 繰り返し 何度も ゆっくりと その時に生じた事柄(意味を誤解したときなどに)に合わせて、説明を繰り返しながら伝えてきています。
また、「異なったものの見方・新しい発見ができる能力を持っていることは、社会の発展に必要な人材でもある。」とも伝えてきています。 多様性は発展の為に必要な事柄であると。

告知に関して、慌ててもいけないとは思いますが、ベストを目指してお子さんの悩みがむやみに長引くよりも、 「悪くはなかった」というレベルでも、今よりも少しでも お子さんが楽になればそれで良い ぐらいに 肩の力を抜いて ふんわりと 伝える事ができたら良いなあとも感じました。

ふゆりさんと お子さんにとって より良い告知ができることを願っています。

[#30297] Re:告知について
 ふゆり メール  - 09/4/6(月) 1:08 -

引用なし
パスワード
   ▼フリージア*さんありがとうございます。
とても参考になりました。

私が一番気にしていたのは「告知」しても私の言いたいことが
わかってもらえなかったらどうしようということでした。
今よりもひどいことになってしまったらどうしようとかとても
ネガティブな考え方でした。
だからどうやって伝えたらいいのかすごく悩んでしまったのです。

いろいろな人に話を聞いたり、本を読んだり、ネットで調べたり
したけど、自分の中でそれらの情報がまとまらなくなってしまい
初めて掲示板に投稿したんです。
そしたら、こんなにも私の頭の中をすっきりまとめてくださるような返信を
くださって!フリージア*さん本当にありがとうございます。
やっと告知する勇気がわいてきました。
一歩前に出て一生懸命伝えていこうと思います。

肩の力を抜いて ふんわりと・・・ですよね。

[#30298] Re:告知について
 めえめえ  - 09/4/6(月) 11:51 -

引用なし
パスワード
   はじめまして。アスペルガー当事者でPDD児(小6)の母です。
同い年ですね。やはり週に一度通級しております。
うちも、先日検査(WISK-III)をもう一度受けようね、と告げたときに
「ボク、頭悪いから…」とネガティブなとらえ方をしてたのがわかり、
ちょっとビックリしました。こういうとき、親はショックですね…
もちろん、「頭が悪いわけじゃないんだよ」「あなたは得意と不得意の
ばらつきがあるからなかなかできないこともあるでしょ。でも何が得意か
検査でわかったら、どうすればいいかもわかるでしょ?」等、
必死で説明しました。
WISK-IIIの結果が出たら、家族ともよく相談して、もう一度本人によく
説明する必要があるな、とドキドキしています。

あと気になったのは、娘さんが通級を渋る理由として、誰かから
からかわれたなどの要因はなかったかでしょうか?ということです。
ご本人があまり通級が役に立つという実感がないとか、時間が減るので
教科学習の妨げになってるとか、それだけならまだいいのですが…

ちょうど昨日、本人への告知とカミングアウトについてのフォーラムに
参加しました。(そのため返信が遅くなりました、ごめんなさい)
その中でドクターの話として
「本人に告知するときは、どんな特性、障害があっても、あなたは
かけがえのない大切なわが子、ということを同時に伝えてください」
「本人を理解し、守り、ともに歩んでいこうという、親としての
自信と覚悟を誇りにしてください」<要約>
というメッセージがありました。

ふゆりさんのように娘さんを大切にしたいという愛情があれば、
たとえ告知して一時的に思うように伝わらなかったとしても、
いずれきっとふゆりさんの気持ちが伝わっていくと思います。
うちもこれからですが、お互い希望をもってボチボチまいりましょう。

[#30301] Re:告知について
 明子  - 09/4/6(月) 15:27 -

引用なし
パスワード
   めえめえさん、横レスですみません。

ウチ(小4)も最近同じようなことがありました。

ウチの場合、検査じゃなく、通院だったのですが。
「何で、病院行くの?行きたくない」と言われました。
やはり、同じように説明して連れて行きました。

告知というか、定型発達児との違いを少しづつ教えていく、いい機会ともいえますでしょうか。

発達障害という言葉を使わずに、小出しに少しずつ、当人がショックを受けないような、むしろ気持ちが楽になるような説明のしかたができるといいな、と考えています。
説明するときは、あまり構えないで、子どもが落ち着いているとき、丁寧に、と思っています。

それ以外は、発達障害の子に偏見を持たないように、とか、差別意識を育てないように、とか、人間性が一番大事であることなども、合わせて伝えて行きたいとも思っています。

中学生になると、いくら実年齢より少し幼い子どもたちとはいえ、少しづつ親離れしていきますよね。
親の話をあまり聞いてくれなくなるかもしれないので、それまでの間に、今後生きて行く上での価値観の基礎になるような土台を築けたらな、と思っています。

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定  
1883 / 5056 ツリー ←次へ | 前へ→
ページ:  ┃  記事番号:   
1877798
(SS)C-BOARD v3.8.1β4 is Free.