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「他人の気持ちを理解しない」という表現、それと似ている表現は、
世の中で頻繁に使用されているのではないかと思います。
多くの場合、「自分の利益しか考えていない」「自分の行為のせい
で、他人が傷ついているのを見ても良心が痛まない」「他者の存在を
尊重しようとする意思を持ち合わせていない」というニュアンスを
含んでいると思います。
確かに世の中には、他人を傷つけていることに明確に意識しながら、
自己の利益を図る、自己中心的な人間も少なくないでしょう。
僕は他人の気持ちを読み取ることが苦手です。大きな感情は明確に
読み取れますが、細かい微妙な感情の動きまでは分かりません。
小説を読んでいると、他人の気持ちを敏感に感じ取っている描写が
あったりしますが、僕にはそこまではできません・・・。
よって、結果的に他人に対して配慮ができなくて、失敗してしまう
ことがあります。別に他人の気持ちを軽視してもいいや、と思って
いるわけではないのですが、そのときは本当に想像が及ばなかったん
だもの。失敗してしまった本人の本音としては、気分的に辛いものが
あったりします。
最近になって、自閉スペクトラム関連の本を読むようになりました。
それで「心の理論」を知ったのですが、僕が「心の理論」を習得した
のは年齢的にかなり遅くなってからだったなあ・・・。
ここから別の話題になりますが、ときどき思っていることから。
ある女性アイドルグループの十数人いるメンバーの、名前と顔の
対応関係を覚えるのに、やたらに時間がかかりました。
定型発達者でも「人数が多すぎて、入れ替わりが多くて覚えられ
ない」と言う人が多そうですが、僕の場合、彼女たちの写真をテレビ
&音楽雑誌でよく見ているし、レギュラーで出演しているテレビ番組
を毎回見ているほどの人間なのに・・・と、つくづく思います。
この女性アイドルグループは同じ事務所の他のグループ等と一緒に、
大きなグループというかファミリーを形成しているのですが、確か
全員で40名余りだったかな。ファンサイトの掲示板で、その全員の
顔と名前の対応関係を全部記憶しているというファンの書き込みを
読んだときは「うわあ〜〜〜!」と思いました。
聴覚障害も持っているので、このような健常者というか多数派の
人との相違はつくづく感じてしまいます・・・。
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