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もうそろそろ、「Chiquititaの事例研究」はネタが尽きてくる頃なのかなと思いきや、まだまだネタは続きそうです。
ここから先、「AS当事者」という表現はグレーゾーンの方も含みます。
私には、(おそらく他のAS当事者の方も同じかと思いますが)他人の言動で「ちょっとからかっただけ」というのが悪意丸出しに感じることが非常に多いので、親子や兄弟、友達同士でじゃれあったという経験が42年間一度もありません。
ひところのいじめにしても、最初は「ちょっとからかっただけ」というのがきっかけだったかもしれないのに、その中には悪意があったとしても全面的な悪意ではないにもかかわらず、私は自分が負い目に感じている身体障害に触れていたこともあってその悪意ばかりを針小棒大に解釈してしまいました。
そして、いじめっ子たちは最初は自分たちから暴力を振るってきたのですが、それを先生や彼らの親から咎められたために、もっと陰湿な手段を考えたのでした。
それは、私が他人の言動を字義通りにしか解釈できなかったり、雑談で話題が続かなかったりするといったAS当事者の弱点を利用して、言葉で揺さぶりを掛けてくる、といったものでした。
彼らは親や先生方から、「どんな状況でも最初に暴力を振るったほうが悪い」と説得されているので、私が先に手を上げるように仕向けたのです。実際以上に周囲からバカだと見られているかもしれない、と感じていた私には、実に耐え難い手段でした。おまけに家が貧乏だとかといった家庭内の問題とか身体障害の問題までネタにされるので、我慢ができなくなりました。
そして、私は彼らの目論見どおり、いつも先に手を上げてしまっていたのでした。
しかし実際には、それでもお咎めを受けていたのはいじめっ子の連中です。言葉で揺さぶりを掛けるのに、Chiquititaが負い目に感じているものを並べまくる、という陰湿さが先生方やいじめっ子連中の両親を怒らせたのでしょう。
こういった状況は、せっかくありがたい忠告であっても微妙な悪意を私が感じ取ってしまうと受け入れることができない、という流れを作る原因になってしまい、このBBSでも管理人さんから何度となく「イエローカード」を発行されています。
また「ちょっとからかっただけ」という言動の見極めができないということは、今後にも悪影響が心配されます。とりわけ、これから恋愛に臨む以上、相手は私と人生をともにし続ける可能性があると解釈したほうが良いかと思いますが、そうなると相手が「ちょっとからかっただけ」の言動はなおのこと私の心理状態に揺さぶりを掛けることになるかもしれません。だから「じゃれ合う」という感覚も未だかつてないためにこれから恋人とどうやって「じゃれ合ったら」いいのか、皆目見当がつきません。
今までの女性との人間関係でのPTSDが解決しても、今度はこちらのほうがPTSDにならないことを祈るばかりです。
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