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nobodyknowsさんへ
「誰も知らない」を本日ビデオにて観ました。
佳い映画でした。
明るい映画ではないな。そう思っておりましたが
やはりそうでした。ASが絡んでくる映画と思っていました。
それは違いました。
「誰も知らない」の知らないは何を知らないのかと考えてました。
自分たちのこと、自分の気持ち、、、
映画を観て、それは分かりました。
プロローグの階段がある坂道での4人兄弟と女学生を含めた画像
痛ましいほどさみしく、それでいて無邪気で純粋なみんなの様子
なにからくるのかな。不思議な、それでいて懐かしい光景でした。
観終わって、やはりいい画像はじめにもってくるな。そう思いました。
nobodyknowsさんの人生体験と重なるところどこかしらと
考えてみました。しかし、今の自分には耐え切れそうにありません。
いずれ自然にお話いただけるまで待ちます。
強く、逞しく、そして美しく生きてこられたから今の強い
nobodyknowsさんがあるのでしょうね。
アスファルトに囲まれた排水溝からはえた雑草
象徴的でした。
兄弟愛、友情、人生、さまざま語られているのですが
すがすがしく、おもぐるしさのない映画でした。
全編、幾分、緊張しながら、かたずを飲んで見入りましたが
生きることの大変さがあっても
精一杯生きている美しさを特に感じました。
美しいの意味が簡単ではない。
「馬鹿」の意味が違う、幸福の意味が違う
喜びのまことを知る。
楽なのが、ただいいのでない。
精一杯生きる喜び、この映画の中で学びました。
「誰も知らない」はもしかしたら、
誰も知らなくていい そういうことかと思いました。
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