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▼おっぺさん:
>はじめまして。AS児の母でおっぺといいます。あなたの書き込みには共感する思いも、真似は出来ませんが尊敬すべきあなたの姿勢も、ひしひしと感じます。心あたたかく人に誠実なあなたに知り合えたその28歳の女性は本当に幸運であったと思います。
私は尊敬されるような立派な人間じゃないんですが、ここの掲示板に最初の書き込みをするのも結構勇気出してのことだったので、おっぺさんからのお言葉で「ああ、ここにきて良かった」って安心しました。
>最後まで、何をおいてもこの子の幸福最優先に、この子に添ってゆくという覚悟を決めている親でも、慎重に取り組んでいる問題です。
私と、周りの協力者が彼女に対してとても心配していることがもう一つあるのです。
それは、兄弟のいない彼女が、「ご両親に万が一のことがあった時に彼女はどうやって生きていくのだろう?自立していけるんだろうか?」ということなんです。
ご両親はご両親なりに彼女が生涯暮らしていくための経済的なこと等色々考えてらっしゃるとは思うのですが、彼女から聞く話によると、相当過保護に育ててらっしゃるようなので、「自立しなきゃ」という意識は非常に薄いようです。
私は自分が25歳の時に母を病気で亡くしたので、余計にそういう風に悲観的に感じてしまうのかもしれませんが、年齢的な順番でいったら「親が先に」となってしまいますよね。
彼女のような子は、福祉的な援助や生活保護を受けるの難しいと思うのですが・・・
>この掲示板で以前私が衝撃を受けた書き込みがあります。
>それは次のような内容でした。
>“自分のコミュニケーション上の欠点は知りつつも、人間は成長するものなので、いつかはコツを掴んで克服出来るものと、漠然と人生に希望を持って生きてきたのに、直らない傷害が原因だと知って生きる希望を失った。自分は今、自分がASであることを教えた親を恨んでいる。”と。
その方がその書き込みをされたのは、告知を受けてからどれぐらい経ってからのことなのでしょう?
今でもそういう風に感じてらっしゃるのかしら?
告知を受けてしばらくは、誰だってそんな(親を恨むような)気持ちになるのはどうしても避けられないことなのかもしれませんね。
その方が今は前向きに気持ちを方向転換できているといいですね。
>ASだって成長もし、コミュニケーションのスキルを自然な感覚の代わりに理論的分析といった違う方法で身に着けてゆく事が出来、実際社会で才能を発揮して活躍されてる方も多くいるので、障害だから生きる希望を見失うというのはもちろん変えてゆくべき考えです。でも、そういうイメージを一度刻み付けてしまったら、他人ではそう簡単には、その心は救えません。
本当にそうですね。
気をつけたいと思っております。
>ずっと、見放さずフォローしていってあげられるのでなければ、「障害に気づかせてあげる」以外のサポートをしてあげて頂けたらと思います。
そうですね。
>あなたの書き込みから読み取れる範囲では、彼女がASだったと仮定しても、その素直さや二児障害的な歪みの少なさから、比較的良好な養育環境だったのではと推測します。あなたの想像通り、ご両親の愛情や接し方に恵まれた環境なのかもしれませんね。それなら、悲惨な状態とは思えません。むしろいい状態なのではないでしょうか。障害を考えるという仕事は、ご本人やご両親がその必要を感じたときに、自ら道を求められて選ぶ仕事と思います。
う〜ん・・・
「彼女から聞くお母さんの話」からの推測でしかないのですが、お母さんの接し方が、あまり上手な接し方ではないような感じがしてたりもするんです。
その「上手な接し方」っていうのは、ジョンさんやおっぺさんが私にくださったアドバイスのような接し方のことなんですがね。
「お前は肝心なことを言えないくせにいつも余計なことばかり言うと母にもよく言われます」って話す彼女からそう感じたのです。
彼女には攻撃性はなく、とても大人しいけど、「あれはダメ」「これしちゃダメ」って言われているうちに、「萎縮して何もしゃべれなくなっちゃった」んじゃないかな?って感じることがとても多いんです。
友達に誘われて、都会に遊びに行こうと電話で話す彼女に対して「○○の地下街はややこしくて迷子になるから行くのをやめなさい」とお母さんに言われた為に行けなかった・・・なんて話も。
ずっとお母さんから大事に大事に囲われ過ぎている・・・そんな彼女を周りの人間は「他人が口出すことではない」でも「このままで大丈夫なんだろうか?」って心配したり、とてもはがゆく思ってたりします。
AS児に限らず、障害を持った方のご両親や家族の方は、毎日・一生、色々な問題と向き合っていかなければならない。
本当に並大抵じゃないご苦労があると思うので、周りは偉そうな事は言えないのですけどね。
私がこれから子供を授かったとしても「高齢出産」になるので、障害児が生まれる確率って若い人よりずっと高いと思うんです。
だからこそ、今は「他人事」だけど、「自分の身にも起こることかもしれない」って意識は強いのかもしれません。
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