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一昨年、去年と絶対的な強さを誇っていた横綱朝青龍が、今年に入ってからは少しその影を潜め、今場所に至っては休場となってしまいました。
そんな中、今年に入って急激に頭角を現したのが、一昨年辺りから「大器」と期待されていたモンゴル出身・宮城野部屋の白鵬です。
昨年は怪我で低迷し、大関昇進も、後から入門してきたブルガリア出身の琴欧州に先を越されてしまいました。
琴欧州にライバル意識を持っていたのか、琴欧州の大関昇進後、白鵬は目の色を変えて猛稽古し、自分の型を完成させました。立ち合いで鋭く踏み込み、左の廻しを素早く引き、右四つの体勢から腰を落として相手を寄り切る、そう、あの平成の大横綱・貴乃花が全盛期に見せた磐石の相撲です!!
しかも、白鵬には貴乃花を上回る柔らかさと体格があります。
今年の初場所は1つの星差で大関栃東(14勝1敗)に優勝をさらわれ、先場所は千秋楽、13勝2敗の同点で朝青龍に並び、優勝決定戦に持ち込みましたが、経験豊富な横綱に根負けして、またもや優勝を逃してしまいました。
今場所はその朝青龍も栃東(綱取りを期待していたんですが、怪我で休場となってしまいました…)もいません。初優勝のチャンスです!!是が非でも千秋楽まで星を落とさず、賜杯を手にしてほしいです!そして、来場所を綱取りの場所としてもらいたいところです。
今(この平成18年5月現在)、相撲界で一番強いのは間違いなく白鵬だと、僕は思います。頑張れ、白鵬!!偉大なモンゴルの大横綱の父のように…。
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